任天堂より1994年11月26日に発売されたスーパーファミコン用横スクロールアクションゲーム。開発はレア社。
ドンキーコングシリーズの一つで、本作からキャラクターや舞台設定が一新された。主人公のドンキーコングは2代目となっている。初代ドンキーコングは、2代目の祖父クランキーコングとして登場する。
キングクルール率いるクレムリン軍団に大量のバナナを盗まれ、ドンキーコングは相棒のディディーコングととともに、バナナを取り返す冒険に出かける。ジャングルや雪山など多種多様なコースに挑んでいく。
プレイヤーはドンキーコングとディディーコングのどちらか一方を操作するが、もう一方のコングは何もしないで付いて来る。ドンキーコングは力持ちで、大きな敵もジャンプで倒すことができ、ハンドスラップという地面を叩くアクションも行える。ディディーコングは素早い動きとジャンプ力が特徴だが、体が軽くジャンプでは敵を倒せないこともある。操作キャラクターは状況に応じて切り替えることが出来る。ダメージを受けると、コングが2匹いる場合は、操作しているコングが逃げ出して、もう片方のコングに自動的に交代する。穴に落ちたり、コングが1匹しかいない時にダメージを受けた場合はミスとなり、ライフ(残機)が減る。コングが1匹の時、ステージ中にある「DKバレル」を壊せば、もう一方のコングが現れて、交代して操作できるようになる。
3DCGレンダリングで描かれたキャラクターと美麗な背景が特徴。キャラクターのアクションも多彩で、タル大砲に入って飛ばされたり、トロッコに乗って進んでいくなど、バラエティに富んだステージが多数用意されている。マリオシリーズにおけるヨッシーのような、ドンキーたちをサポートしてくれるアニマルフレンドも登場する。難度は比較的高めで、洋ゲーくさい面もあるが、全体的に丁寧に作られている。音楽の評価も非常に高い。
海外でのタイトルは「DONKEY KONG COUNTRY」。
WiiとWii Uのバーチャルコンソールで配信されている。
1の主人公(プレイアブルキャラクター)はドンキーコングとディディーコングだが、続編の『スーパードンキーコング2』はディディーコングとディクシーコング、『スーパードンキーコング3』ではディクシーコングとディンキーコングというように、1作ごとに1匹ずつ主役が入れ替わっている。
1995年7月27日、ゲームボーイで外伝的作品の『スーパードンキーコングGB』が発売。
2001年1月21日、ゲームボーイカラー専用ソフトとして移植した『ドンキーコング2001』が発売された。
2003年12月12日には、ゲームボーイアドバンス移植版の『スーパードンキーコング』が発売された。SFC版とほぼ同内容の移植で、新ゲームモードやミニゲームが追加されている。
タイトル | 対応機種 | 発売日 | |
---|---|---|---|
スーパードンキーコング | スーパーファミコン | 1994年11月26日 | |
スーパードンキーコングGB | ゲームボーイ | 1995年7月27日 | |
スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー | スーパーファミコン | 1995年11月21日 | |
スーパードンキーコング3 謎のクレミス島 | スーパーファミコン | 1996年11月23日 | |
ドンキーコングランド | ゲームボーイ | 1996年11月23日 | |
ドンキーコング64 | NINTENDO64 | 1999年12月10日 | |
ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング | ゲームボーイカラー | 2000年1月28日 | |
ドンキーコング2001 | ゲームボーイカラー | 2001年1月21日 | |
スーパードンキーコング | ゲームボーイアドバンス | 2003年12月12日 | |
スーパードンキーコング2 | ゲームボーイアドバンス | 2004年7月1日 | |
スーパードンキーコング3 | ゲームボーイアドバンス | 2005年12月1日 | |
ドンキーコング リターンズ | Wii | 2010年12月9日 | |
ドンキーコング リターンズ 3D | ニンテンドー3DS | 2013年6月13日 | |
ドンキーコング トロピカルフリーズ | Wii U | 2014年2月13日 |