戦跡など、死や悲劇、暴虐にまつわるもの、あるいは自然災害などに関する体験など、人類の負の歴史などを対象にした史跡を訪問する観光。ツーリズム。【dark tourism】。
アメリカ・ニューヨークのグラウンド・ゼロ(9.11テロで崩壊した世界貿易センタービル跡地)やポーランドのアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所、日本・広島の原爆ドームなどが訪問先として該当する。
本来、観光は楽しいものという考えが一般的であるが、ダークツーリズムでは、観光を学びと反省の機会とみなす傾向が強い。また、ダークツーリズムを通して、被害を受けた場所や人々の復興を助ける力になるという考え方もある。
チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1