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フォークロア

(一般)
ふぉーくろあ

folk-loreすなわち〈民間‐知識〉の謂

この場合の〈知識〉とは、哲学用語でいう「知識」すなわち(主観的な思い込みなどではない)客観的で確実な認識(「学問知」=基本的には文字で明晰に表現される領域)に限定されない。このため「それはフォークロアだ」と言明した場合、それが指し示す対象は、学問知においては批判あるいは否定される可能性が極めて高いが、世間的には半ば真実として流通していることを意味することがしばしばである。

例文:××にダイエット効果があるなんて、フォークロアだよ。

訳語としては民間伝承、民俗(学)などがある。伝説・神話といった意味合いでも用いられる。

(ファッション用語)

エスニック(ファッション)とともに、(キリスト教圏からすれば異教的な)伝統的ファッションおよびそれに影響を受けたスタイル。民俗衣装(意匠)とでも表現しうる。
ただしエスニックと比較すると、より「洗練」されたニュアンスを含む。そのため、「エスニック」はアジア・アフリカの伝統的ファッション、「フォークロア」は北欧や南米のそれとする(漠然とした)区分がある。
あくまでファッション用語からみた場合であるが、キリスト教化を指標とすると、「エスニック」はキリスト教化が不十分な地域、「フォークロア」はキリスト教化が十分に展開した地域、との区分が可能である。

フォークロア

(一般)
ふぉーくろあ

folklore

フォークロアとは、「地域コミュニティや特定の民族によって創作され伝承されてきた有形無形の文化資産」であると考えられているが、原則は無形財(intangibles)であろう。たとえば、民話や民謡、民芸などである。民族衣装の独特の織り方や文様は、モノに化体されているが、より本質的には伝統的知識やスキルなどが保護対象であろう。

http://pcweb.mycom.co.jp/column/itshihonron/067/

フォークロア(民間伝承、伝承芸能)という言葉が欧米で使われはじめたのは、19世紀の中頃以降のことだった。
 それは民間に伝承されてきた芸能や習慣が産業革命の進展による社会構造の変化の大波に見舞われ、危機に直面したことから生まれた概念だ。と同時に、ヨーロッパがアジアやアフリカなどの文化を「異質」なものと区別し「遅れた」ものと差別するときに便利な言葉としても使われてきた。
 だが、21世紀のいま、フォークロアをめぐる状況は一変している。
 この言葉が生まれたころは、フォークロアといえば、主に口承の芸能や習慣を意味していた。しかしその後は、記録や情報伝達メディアの発達によって、フォークロアの伝承のあり方に大きな幅が出てきた。
 20世紀中期に植民地の大部分が独立してからは、アジアやアフリカの伝承文化を差別的に語ることは、少なくともたてまえでは、許されなくなった。
 都市の人には、フォークロアとは田舎など外の世界にあるものだと思われていたが、都市の内部にもそれが少なからず存在することが、都市伝説といった言葉で脚光を浴びるようになってきた。

http://www.net-flyer.tv/flyer/edit/2002/11/index.cfm

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