1.ロックンロール 8歳のとき、ブルーハーツを聴いてた。悩んでたし、ベタに「私のために存在してるバンドだあ!」と素朴な感慨に耽って力をもらっていた。8歳という若さもあって、初期の「やさしさパンク」に打ち震えてた。 「終わらない歌」をよく聴いてた。「キチガイ扱いされた日々!」というフレーズが、キメの前に入る。当時は大好きで、暴力や偏見やからかいから私を放ってくれるように感じてた。でも、このフレーズは、彼自身の歌詞を用いれば「弱いものが夕暮れさらに弱い者を叩」いてる歌詞であり、なんて狡猾なんだろうと思う。人から除け者にされたり軽んじられたりしてきた/いる「僕や君や彼ら」「全てのクズども」が、「まる…