昭和33年7月6日発行号(6月下旬発売)の 『週刊朝日』にある投稿が掲載された。 「 50年の思い出 」 このタイトルに続き、こんなことが書かれていた。 投稿の送り主は、かつてわずかな期間 「丸善大阪支店」に勤めていたこと。 とても気が弱かったこともあり 年下店員たちの心ない「いじめ」により 入社からわずか1ヶ月で 故郷へ帰ってしまったこと。 そうした中でも、先輩たちがとても 優しく親切にしてくれたことが いまでも強く心に残っていること。 当時の大坂支店の支配人は 「大塚金太郎」という人物だったこと。 豊橋出身の先輩がくれた、徳富蘆花の 『思い出の記』をいまでも 大切に大切に持っていること。 …