商品を製造するメーカーや輸入する代理店など、小売業者以外の者が、自己の供給する商品についての希望の値を設定した販売参考小売価格のこと。
元々は「定価」(ていか)または「正価」(せいか)といわれていたが、書籍などの再販価格制商品の「定価」と混同する恐れがあることから「希望小売価格」「参考価格」の表現に置き換えられた(「定価」の場合、値上げは無論、地方における発売日の遅延にもかかわらず値引きは一切認められず、必ずこの値段で販売しなければならない)。2000年(平成12年)頃からパソコンなど電気製品を中心に、希望小売価格の設定を止めてオープン価格に移行する商品が増加している。