1927年生、1992年没。翻訳家。曹洞宗の僧侶の資格も保有していた。 1952年東京大学理学部化学科卒。 岩波書店で辞書の編集にたずさわりながら、副業としてSF(特にハードSF)の翻訳を行った。
booksch.hatenablog.com [ Booksch本屋物語 | 2022年06月01日 | #楽園の日々 アーサー・C・クラーク自伝 著:#アーサーCクラーク 訳:山高昭 | #本好きな人と繋がりたい 他 | 楽園の日々 アーサー・C・クラーク自伝 著:アーサー・C.クラーク 訳:山高昭 View this post on Instagram A post shared by BooksChannel (@books_channel) www.instagram.com 楽園の日々 アーサー・C・クラーク自伝 著:アーサー・C.クラーク 訳:山高昭コンディション:コレクター 良い…
ハル・クレメント(Hal Clement)の短編は3本しか邦訳されていないのだが、そのひとつ。なお、この記事ではネタバレに全く配慮していないので注意。 初出:Astounding Science Fiction, September 1956 邦訳:山高 昭=訳, 『SFマガジン』1972年9月号(No. 163)イラスト=中島靖侃 原著収録先(現在入手が容易なもの):The Best of Hal Clement / Small Changes S-Fマガジン 1972年09月号 (通巻163号)早川書房Amazon あらすじ 月面探査中の宇宙飛行士リッジング(Ridging)とシャンダラ(…
堂場瞬一『風の値段』*1に出て来る小説で、軌道エレベーターを語るならまずこれを読まないと話にならないというようなノリでしたので、読みました。しかし、どの小説に出て来たのかをさっきまで忘れていて、津村記久子『この世にたやすい仕事はない』*2*3に出て来た小説と思い込んでました。ちがった。 で、軌道エレベーターの古典的名著ということなのですが、現在の電子版の表紙は、まったくそれを感じさせません。舞台は事実上のスリランカで、クラークサンが、軌道エレベーターの都合上から、自身の住む愛するスリランカを、北緯六度~十度から南方に六百キロズラして赤道直下においたのですが、何故かそれを前面に押し出した表紙にな…
町田が出て来るとか、座間入谷が出て来るとかいう話でしたので、読みました。 風の値段 作者:堂場瞬一 小学館 Amazon カバー写真 gettyimages 装丁 岡孝治 英題はまたまた自分でつけたのですが、風力発電で値段というとコストを意味するらしく、"Price of Wind"で検索しても、結果は"Wind costs"や"Wind turbin cost"や"cost of wind energy"など、言い換えられた結果が上位を占めました。 相模線の入谷駅の描写は頁158にあり、そのとおりなのですが、そもそも都内からこの辺に行くのに、わざわざ海老名でJR相模線に乗り換えて入谷駅で降り…
第五章「物語は「神なるもの」をどう描いて来たか」 ①「SF小説に見る宗教性と反宗教性」 ②「科学合理性の魅惑と限界」 ③「後期クイーン問題と神」 ④「酸鼻と陰惨のゴシック・ホラー」 ⑤「ナルニアへ続く箪笥」 第六章「性と聖」 ①「推し活は「性的消費」なのか」 ②「エロティシズムと聖なるもの」 ③「泣けるゲームやアニメの神聖な構造」 ④「愛という言葉すら忘れ去られて」 ⑤「詩人が見た夢」 ⑥「性と聖を統合し昇華する」 第七章「推し文化のスピリチュアルなかたち」 ①「ふたつの殺人事件」 ②「共食いの匣」 ③「悪の華、咲きそめる」 ④「尊くもグロテスク」 ⑤「その都市の名はオメラス」 ⑥「実存的空虚…
誰だってちょっと落ちこぼれ スヌーピーたちに学ぶ知恵 作者:河合隼雄 講談社 Amazon この本はタイトルからわかるように、スヌーピーの登場する漫画『ピーナッツ』を通じて人生の知恵を学ぼう、という趣旨です。 『ピーナッツ』は実に奥深い漫画で、そこで見られる悩みの深さはちょっとアメリカ人が書いているとは信じがたいくらい(偏見)。 アポロ10号が建造されたとき、司令船と月面着陸船が「チャーリー・ブラウン」および「スヌーピー」と名づけられたことをご存知の方も多いでしょう。アメリカ人にとってはそれくらいメジャーな作品なのです。 さて、この作品にはライナスという有名な少年が登場します。非常に頭がいい少…
kindle本日のお買い物 少年院ウシジマくん(1) (裏少年サンデーコミックス) 作者:真鍋昌平,山崎童々 小学館 Amazon めしばな刑事タチバナ(50)[きちんとチキンハンバーグ] (TOKUMA COMICS) 作者:坂戸佐兵衛,旅井とり 徳間書店 Amazon 宇宙島へ行く少年 作者:アーサー C クラーク,山高 昭 早川書房 Amazon 宇宙への序曲〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF) 作者:アーサー C クラーク 早川書房 Amazon 宇宙への序曲 作者:アーサー C クラーク,山高 昭 早川書房 Amazon 都市と星(新訳版) 作者:アーサー C クラーク,酒井 昭伸 早川…
kindle本日のお買い物 地球光 作者:アーサー C クラーク,中桐 雅夫 早川書房 Amazon グランド・バンクスの幻影 作者:アーサー・C・クラーク,山高 昭 早川書房 Amazon 火星の砂 作者:アーサー C クラーク,平井 イサク 早川書房 Amazon 神の鉄槌 作者:アーサー C クラーク,小隅 黎,岡田 靖史 早川書房 Amazon 宇宙のランデヴー 作者:アーサー C クラーク,南山 宏 早川書房 Amazon
自然なこととはいえ、少し恥ずかしい。また、自虐芸をする意図はありません。だから、フラットかつ淡々とお伝えします。 中年になると、物忘れが起きます。「あのあれが何だったっけ」となります。若者は、20年未来をイメージして下さると、伝わるかも。 でも、ChatGPT Plusがあります。 こう使いました。 UserSFの本質みたいな意味で、SFマインドを現す概念が思い出せない。候補を5つ教えて。 ChatGPTSF(科学小説)の本質を表現する概念や要素として、以下のようなものが挙げられます: 未来志向:SFは未来や高度な科学技術の可能性を探るためのフィールドとなります。これにより、未来社会のビジョン…
タイトルはふわふわしているけど内容はハードSF 2001年刊行作品。最初の文庫版はライトノベルレーベルのファミ通文庫から登場。2002年星雲賞の日本長編部門を受賞。ハヤカワのベストSF2001国内部門の6位にランクインしている。作者の野尻抱介(のじりほうすけ)は1961年生まれのエスエフ作家。 ふわふわの泉 (ファミ通文庫) 作者:野尻 抱介 エンターブレイン Amazon その後、入手困難な時期が続いたが、2012年に復刊を果たし、ハヤカワ文庫版が登場した。表紙のテイストがさすがに全然違う(笑)。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) タイトルとは真逆にガチのハ…