作家。私小説を主に執筆。太宰治に師事。小沼丹、井伏鱒二らによる回想がある。
明治44年浅草生まれ。昭和40年没。著書に『落穂拾ひ』(昭和30年)、『小さな町』(昭和29年)、『幸福論』(昭和30年)、『犬の生活』(昭和30年)、『日日の麺麭』(昭和33年)などがあり、遺稿集として『二人の友』(審美社、昭和40年)がある。
昭和44年に筑摩書房より『小山清全集』が刊行、1999年に増補新装版(ISBN:4480703918)刊。
比企交響楽団 アンサンブル・スペシャル・コンサート -比企交響楽団公園20周年記念- 期日:2024年3月10日(日) 会場:東松山市民文化センター 指揮:久保田 洋独奏:小山 清 バソン(越生町出身) 独奏:松本聖菜 ヴァイオリン(東松山市出身) 当日配布のパンフレットによれば、この演奏会は「バソンのスーパーソリスト小山清氏を迎え、また東松山市出身の若手ヴァイオリニスト松本聖菜さん、そして管楽器の魅力を紹介したいと欲張った企画」であるそうです。<曲目>1.フンパーディンク:ヘンデルとグレーテルより「夕べの祈り」2.久保田 洋 編曲:「春のうた」3.リヒャルト・シュトラウス:13管楽器のための…
世界を駆け抜けたバソン奏者 小山清氏を迎えて(越生町出身) 比企交響楽団公演20周年記念 アンサンブル・スペシャル・コンサート の紹介です 知り合いの比企交響楽団の団員の方から、上記コンサートの案内がありましたので、ここに紹介します。わたしも、このコンサートを楽しみにしています。この記事をご覧のみなさまも、クラシック音楽のひと時を楽しみませんか。3月10日です。 隣町の越生町出身のバソン奏者 小山清氏を迎えての演奏会でもあります。小山氏はパンフレットにあるように、世界的なバソン奏者でもあるそうです。同じく東松山市出身のヴァイオリニスト松本聖菜氏の演奏もあります。是非どうぞ。期日:2024年3月…
一昨日、昨日、今日と3連休だった。 私の仕事は何人かの同僚とローテーションが組まれているタイプのもので、休日も一般のカレンダー通りではなく普通に平日が休みになったりするのだが、連休というのはそんなに多くない。 しかし今は比較的に仕事が暇な時期なので、今のうちに年休を消化しておけとばかりに休みが増えている。 まあ、3連休といっても特に何をするわけでもなく、無為な休日を3回繰り返すだけなのだけれど、それでもやっぱりちょっと嬉しい。 でもそのちょっと嬉しい分、連休明けで仕事に行く時は単発の休日の時よりちょっとつらい。 3連休だから3倍つらいということはないけれど、1.5倍ぐらいはつらいかな。 そんな…
図書館の書棚で小説を物色するとき、何をたよりに本を選ぶか。ふつうは著者や作品の知名度ではないでせうか。特に著者についてはほとんどが「知ってる名前」を優先して手に取るのではと思います。 前回に図書館を訪れたときは何故か「全然知らない作家の小説を読んでみよう」というアイデアが閃き、この本を借りました。小山清・・知らない名前です。 で、なにげに開いたページに記された短編のタイトルが「をぢさんの話」。 「おじさん」と「をぢさん」のニュアンスの違いがわかる最後の世代と勝手に思ってる自分の好みにぴったりのタイトルです。読んでみれば、下町の貧乏暮らしの日々を描いた、なんということもない作品でした。 作品を読…
帰宅したら公式ファンブックが届いていて、虹色カルテの最終回を見てから、『ポルノグラファー 春的生活』『続・春的生活』を見ました。目がハートの春彦可愛いよ。会話もどんどん対等になっていって、むしろリードしていたラスト! 3週間の映画上映が終わり 木島理生・竹財輝之助さんのTweet https://twitter.com/terutakezai/status/1372560997588738054?s=21 「短い間でしたが、たくさんたくさん愛してくれて有り難うございました。ほんとにシアワセでした。 劇場の雰囲気、最高だったなぁ。 とりあえず、一区切り。かな。 また会おうねー✌️ con car…
第一章 ビブリア古書堂 穏やかな春の陽射しが差し込む、鎌倉のある静かな路地。その一角に、ひっそりと佇む古書店があった。店の名前は「ビブリア古書堂」。店先には、古書を詰め込んだ木製の本箱が並び、ガラス戸越しに覗く店内は、天井まで届く本棚が所狭しと並んでいる。 今日もビブリア古書堂の店主、五浦栞子(おうら しおりこ)は、店のカウンターの中で、古書を整理していた。栞子は23歳の若き店主。肩にかかる黒髪は、古書を愛おしむように優しく揺れる。人見知りで、客が来てもなかなか声をかけられない。しかし、古書の話になると、その瞳は生き生きと輝き出すのだった。 そんな古書堂に一人の男性が訪れた。彼の名は五浦大輔(…
2002年の法人設立から1つ2つと清掃の現場を受託していった。全くの「飛込み営業」だった。 小さいながらも事業者兼営業主任兼経理、総務主任兼現場作業主任と個人的な得手不得手にかかわらず何でもしなければならない。大変さを感じたが、全くの素人には新鮮な経験だった。 作業所ではなく、いわゆる一般の企業でもない小さな事業所で働くスタッフも「就労支援センタ-」などに相談に行って、紹介してもらった。毎日コンスタントに仕事があるわけでないのでニーズは限られていた。 2005年に小諸市内にある老健施設内にある喫茶店の運営業務を受託した。初めは市内の作業所に話がいったらしいが引き受け手がなく、法人の役員をお願い…
ビブリア古書堂の事件手帳 鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。 そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性でした。 初対面の人間とは口もきけないほど人見知り。 接客業を営む者として心配になる女性でした。 しかし、古書の知識は並大抵ではないのです。 人に対してと真逆に、本に対しては人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも多く・・ 古書にまつわる謎と秘密を、抜群の知識と洞察力で解き明かしていく様が心地よい。 これは栞子(しおりこ)と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語です。 ■あらすじ ■古書の魅力 ■様々な古書の紹介…
2024.3.23(土) ハッピーバースデーおかん。父と旅行に行っている母にLINEを送る。昔より仲良くなった気がするおかん、いつもありがとう。旅館で朝からケーキが出たそう。羨ましいの極み。 今日は父がいないので、いつも朝一は父にべったりな愛猫が渋々といった感じで私の部屋までくる。撫でろと要求するのでサワサワわしゃわしゃと撫でる。 朝一でひじき煮、しらたきの金平、キャロットラペ、かぼちゃ煮物をわさわさと作る。かぼちゃ煮物は母の好物。誕生日なので大量に炊いた。余計なサービス。 一段落ついて、朝ごはんに昨夜の鯖味噌汁を美味しくいただく。2日目の汁は味が染みてうまいうまい。愛猫が父を探してフニャフニ…
久しぶりに快晴になる 最低6℃最高8℃、 朝のうちは曇っていたのでそんなに冷え込みは厳しくないが上がりもしない 仕事が休みでも外に出なけれなならない気がどうしてもするので今日も出る、 出るまでは育成 靴流通センターで中敷きを2枚買う、ポイントを使ったので318円ですむ 今日も丸亀製麺で昼飯 肉ぶっかけうどん並とかしわ天で980円 得にして肉を多く食べればよかったと後悔する スタバでチャイティーラテのベンティと「生チョコinチョコレートパイ」を頼む 店員さんにチョコレートパイのおいしさを力説された結果である、1111円 とりあえず食べる、おいしいんだがなんとなく「パイの実」を思い出した 昨日から…
一日くもりで小雨が降ったりやんだり 最低6℃最高13℃まであがる とはいうものの暦上は大寒 東京靴流通センターでニューバランスを2足購入する、7千円台と8千円台 5千円位で買えた記憶があるがこれがインフレか 消臭殺菌のインナーと消臭剤を同時に購入する、足が臭いから仕方ない 合計19110円、アプリでポイント消費してこの値段、今回1700ポイントゲット 丸亀製麺で「神戸牛すき焼き釜玉」の並とごぼう天、雪国まいたけ天を食べる 肉がぺライ、普通の肉うどんでよい ごぼう天は資さんうどんのほうがうまい、今度大阪にできたお店に行こうと誓う、ただ混んでるらしいんだよねえ 本屋で樫木祐人「ハクメイとミコチ 1…
「古本食堂」 原田 ひ香 ハルキ文庫 2023年10月28日第4刷 「冬の明石川」 新年も、10日を過ぎると、テニス・坐禅・和太鼓・図書館など日常のルーチンが戻ってきました。 そのルーチンに、ニュータウンの西側の明石川の散策をプラスする予定です。そのわけは、平野の田園地帯に「flap flop」というちょっと雰囲気のいいカフェを見つけたからです。これが愉しみ。 能登半島では、地震の影響で、大変な避難生活を送っているのに、まことに、能天気な生活ですが、これに罪悪感を抱たとしても、詮無いことです。 それにしても、毎日のニュースや情報番組で、復旧の状況・・・いや、まだ、現状の把握すら正確ではないよう…
二十歳の頃。 私は、市井の凡人にすぎない。 だから、こんな私事など、だれも関心はないだろう。 だが、思春期の少年は、はたと気づけば老年を迎えている。 そんな一例だと思っていただけばよいと思い、書くことにした。 個の物語は、普遍に通じるものだ。 今後、私には、多くの時間が与えられる。よって、こんな書きものが増えてくるだろう。 いつものごとく、ブログ版 DJ だから、内容にちなんだ曲は添える。 それは、新聞小説の挿画みたいなものだと、思ってもらえばよい。 いつのまにか少女は 井上陽水 いつのまにか少女は 井上陽水 J-Pop ¥255 provided courtesy of iTunes その頃…
皆様、ご機嫌いかがでしょうか。本日は【200】バットを振りました。 干支にちなんだ動物文学を読みながら、バットマン振ってます。 今日は11番目の「犬」で、『犬の生活』 青空文庫より。出だしだけ。 『犬の生活』小山清こやまきよし, 私はその犬を飼うことにした。「神様が私にあなたのもとへゆけと告げたのです。あなたに見放されたら、私は途方に暮れてしまいます。」とその眼が訴えているように思われたので。またその眼はこうも云いっているように思われた。「あなたはいつぞや石をぶつける子供達から、私を助けて下さったではないですか。」私には覚えのないことだが、しかし全然あり得ないことではない。 10行にして【言っ…
先日に 「ちくま」12月号が届いていました。ちょっとバタバタとしている時で ありましたので、巻末の新刊案内だけ読んで、落ち着いてから中を覗くことに なりました。 冒頭に置かれているのは金井美恵子さんの「重箱のすみから」です。今回の タイトルは「耳はいつ痛くなるのか、あるいは馬鹿という言い方」というものです。 相変わらずの金井姉御さん節でありまして、一読ではほとんど言いたいことが 頭に入ってきません。そのように書いているのだから、一度読んでわからなくても、 あなたの頭が悪いわけではないのよと言われそうでありますね。 今回の後半では、「10月26日、朝日新聞の小さな囲み風の記事のタイトルが 眼に入…
1991年8月、すみれ通信舎から刊行された川崎彰彦(1933~2010)とたなかよしゆき(1950~)の往復書簡エッセイ集。装幀装画は粟津謙太郎。 「トラック日本」編集部の宇多さんから、自然にまつわる往復書簡形式のエッセイ連載という企画がもちこまれたとき、ぼくがとっさに、おもいうかべた相手は年少の友たなかよしゆき君だった。たなか君はぼくなどよりはるかにフィールドでの経験を積んだ自然観察者だし、自然をうたっても、その背後に、たとえば中村草田男のような、人間界にたいする、したたかな批評が働いていることを知っていたからだ。 はたして連載が始まると、ぼくにとって、なによりも心たのしい仕事になった。シュ…
1992年11月、編集工房ノアから刊行された川崎彰彦(1933~2010)の第3詩集。装幀は粟津謙太郎。 これはぼくの第三詩集ということになる。一九八九年冬、二度目の脳卒中で倒れて以後の作品だけを集めた。 救急病院のベッドでぼくは精神的に打ちひしがれて横たわっていた。そんなとき心に浮かんできた詩のごときものを付き添ってくれていた友人に口述して書きとめてもらった。ぼくには詩が残されている、この思いが一筋の光明になって、ぼくを生かしてくれた。詩集名にもした「合図」を含むⅠの前半の詩である。「合図」の「お前も生きていけ」というのは小山清の読者なら先刻お気づきだろうが「落穂ひろい」という至純の短篇のな…
元禄16年11月24日。申(午後3時)頃、文左衛門は源太左へ頼母子に行く。少し前、小山清右衛門が死ぬ。妾はとても力が強く、僕の新六とかねて密通しており、清右衛門が死ぬとすぐに化粧などして少しも嘆かなかった。金子・家財を全て奪い、婿の石原弥藤次には少しも金を遣わさず。新六とは一緒に家を借りていた。あるいは、清右衛門の病気が重くなった時に妾が絞め殺したと。近頃聞いたところでは、小普請林太左衛門の妻は淫乱だと。近所の酒屋薮下婚礼の振舞の際にこの妻は琴を持って行って弾いた。どことも関係がないのにかくの如し。太左衛門は接脚(後継)夫のためどうすることもできなかった。