編集者、文筆家。
1972年、奄美生まれ。1999年から雑誌『STUDIO VOICE』にて音楽担当編集者として活動。2007年に『Tokion』編集長を、2009年4月号から休刊した2009年9月号まで『STUDIO VOICE』編集長を務めた。
2011年以降はDOMMUNE関連雑誌や復活版ele-kingの編集に携わる。
ゼロ年代の音楽---壊れた十年
“アヴァンギャルド”とはなんだったのか!?音楽の限界をめぐる20世紀の冒険その後ポップ・ミュージックに応用される“前衛”から“実験”へのクロニクル 前衛音楽入門 (ele-king books) 作者:松村 正人 Pヴァイン Amazon 所謂、前衛音楽、アヴァンギャルド、即興音楽についての歴史が綴られている内容。 自分はノイズ・ミュージックを好んで聴いているけれど、前衛音楽と言われるものについての知識は疎かったので、この本を読んで点と点が先で結ばれるような感じがあった。ノイズのディスクを扱っているようなレコード店に行くとフリージャズやクセナキス、シュトックハウゼンのような現代音楽が同じ店内に…
1. Burke, Kenneth(1982)『動機の文法』森,常治訳, 晶文社. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN00361831 2. Carroll, Noël(2017)『批評について : 芸術批評の哲学』森功次訳, 勁草書房. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB25006278 3. Easty, Edward Dwight(1978)『メソード演技』米村晣訳, 劇書房. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN02773090 4. Ivanov, Vi︠a︡cheslav Vsevolodovich(1984)『ロシア…
前回のふりかえり www.fendo181.me 数えてみたが4月は2冊、5月は3冊だった。
『青山真治アンフィニッシュドワークス』【2023.3.30. 樋口泰人+松村正人=編 河出書房新社 刊】を読んだ。 正直 青山真治の映画はあまり感心したことがない。肌が合わなかった。ただ、蓮實学校卒業生の中では早めの売れっ子だったことは承知している。後進への影響大だ。没後 矢継ぎ早に何冊も本が出ている。幾つか手にとってみた。中でこの本、青山影響下の弟子や教え子監督の取材インタビュー記事が面白かったので、備忘録的に採録。 (解り難いのは ご容赦) (シネフィル度 全開 青山先生理詰めの「演出論」授業を受けた)富田克也(空族)「映画というのはそこまで考えて見なきゃいけないものなのか、と学んでいった…