昨日からの続きとなります。 〈 江戸時代 〉僧侶から次第に検校や別当、座頭といった職業音楽家を中心に、市井の演奏家の手へと移っていく。 江戸時代初期… 室町・江戸両幕府のもと保護されてきた盲人の自治団体「当道」。当時、筝は「当道制度」により盲人音楽家の専売特許であり、一般人が演奏することが禁止されていた。武家社会においては婦女子の嗜み ( お稽古事 ) でもあった。 「筝曲とは演奏することによって徳性を涵養しようとするものであり、決して娯楽の具とするものではない」とされていた筑紫流筝曲の流れをくむ八橋検校が現在の日本の筝の基礎を作り上げる。 ( 箏曲の開祖八橋検校を偲び、箏の形を模した干菓子「…