ランキング参加中日本の歴史藤本正行氏は『信長公記』には「信長は迂回奇襲などせず、今川軍に対し正面から攻撃をしたと書いてある。」として『正面攻撃説』を提唱しました。 「桶狭間の戦い」から422年目にして初めて「迂回奇襲」以外の説が提唱されたのです。 藤本氏がこの説を提唱したことを契機にして歴史学者や在野の歴史研究家の間で『信長公記』が読み直され、現在では活発な議論が行われています。 では、太田牛一が書いた『信長公記』とはどんな書物なのでしょうか?そして何故今まで注目されなかったのでしょうか? 信長公記首巻(陽明文庫所蔵)『信長公記』は信長が足利義昭を伴って入京した1568年(永禄11年)から本能…