皇族。1902年(明治35年)6月25日生まれ、1953年(昭和28年)1月4日薨去。称号は淳宮(あつのみや)。
父は大正天皇、母は貞明皇后、兄は昭和天皇、弟は高松宮宣仁親王、三笠宮崇仁親王。勢津子妃殿下(松平節子)と結婚。子はなかった。
スキー、ラグビーなどスポーツの振興に力を入れたことから「スポーツの宮様」として国民に親しまれた。秩父宮ラグビー場(東京都港区)、秩父宮記念スポーツ博物館(東京都新宿区)、秩父宮記念公園(静岡県御殿場市)、秩父宮記念体育館(神奈川県藤沢市)に宮号が遺されている。
秩父宮雍仁親王の薨去から42年後の1995年(平成7年)8月25日、勢津子妃の薨去で秩父宮家は絶家となっている。