最終回 「歩き旅のスケッチ[奥州道中]」は、今回が最終回。ようやく、陸奥(みちのく)への玄関口、白河の宿場町に辿り着くことができました。 この街道は、宇都宮の中心地近くにある、日光道中との分岐点(追分)が出発点。その先は、宇都宮の市街地を通過した後、鬼怒川を越えて氏家へ。そして、丘陵地帯を北上し、大田原、芦野の地を経由して、下野と奥州との国境に至ります。最後は、白坂の宿場から白河の中心地へと歩を進め、白河宿に入ることになるのです。この間、80数キロの道のりを6日間をついやして歩き通すことができました。 江戸時代に整備された五街道。私たちは、ここ、奥州道中を最後にして、すべての道を踏破することに…