半紙判と並ぶ伝統ある紙の寸法で大体B4判と同じ。9寸(273mm)×1尺3寸(393mm)。
美濃半本とは美濃本、大本とも呼ばれ、美濃判紙二つ折りの本でB5判と同じくらい。
江戸時代に御三家の一つ尾張藩が美濃地方で作らせた紙が公用紙に採用され、障子紙の判形にもなり日本標準規格として定着した。
JIS規格のB判*1、四六判はこの判形を意識して明治時代に外国から輸入した判形を元に作られた。
なお、徳川御三家専用の御用紙だったとかこれより大きい紙は作らせなかったという話もあるが、江戸時代からこれより大きい紙も町人向けの美濃判本も存在するため後世の誇張と見られる。
*1:ISO規格化された元のB判と日本のB判は大きさが違う。