彼の名は「吉法師」 そんな彼は幼少期から奇行が目立った。 「俺はこの服が好きなんだ」と 派手で奇抜な服で町を歩く。 軍事力や経済力を持っている寺院。 「これからは新しい時代だ」と破却する。 ある時は、家臣の前で突然踊りだした。 ある時は、食事中に奇声を発した。 ある時は、意味不明な言葉を口にした。 そんな彼の愛読書は兵法書。 夜な夜な熱心に読みながらは 新しい戦術、新しい武器を考える。 そして自ら剣術、弓術、馬術など、 様々な武芸に精通した。 そしてついた呼び名は・・・「うつけ者」 彼の初陣は待ちに待った14歳の時だった。 正直この戦いは、彼には似合わず 劇的なものではなかった。 しかし周りを…