関矢孫左衛門は幕末〜明治の越後の名士で、かつ北海道開拓者であった。 越後については、今回は他に譲るとして、北海道開拓特に江別市野幌についてまとめた。 明治天皇や大橋一蔵の北海道開拓の志に影響された孫左衛門は、1886(明治19)年1月に北越殖民社の創立者の1人となり出資者になった。 大橋一蔵は孫左衛門より先発し、江別太(現在の江別市)に拠点を設けて越後村とした。 7月に孫左衛門はここに入り、大いに開拓の可能性を感じた。移住する気もあったが、北魚沼郡長などを辞めるわけにも行かず、新潟に引き上げた。 大橋一蔵は、伊達家家臣が拓いた伊達屋敷周辺の伊達屋敷通りも開拓を進めていたが、東京で馬車に轢かれて…