(林百貨店)
山口県出身の経営者・林方一により1932年12月5日に日本統治時代の台湾台南州台南市末広町二丁目(現・台南市中西区忠義路二段63號)に創立した日本の百貨店。林デパートとも。当時は「ハヤシ百貨店」と表記していた。
1945年の日本の敗戦により、「林百貨」は廃業、前後して台湾製塩工場、空軍防砲部隊、塩務警察総隊の庁舎として利用された。1986年に台湾塩業がここから転出してから放置され、長年にわたり閉鎖されていたため、一度は「お化け屋敷」となっていた。台南市政府が2010年の1月から修復工事に着手し、2014年春より、展示施設や商業施設として再活用される。