生物学用語で「捕食者」を意味する言葉。
航空機をさす場合は、「RQ-1 プレデター」の事。
UAV、つまり撃墜されても人的被害の出ない無人機の先駆けであり代表格。
主に偵察に導入され、コソボ、アフガニスタン、イラク、イエメン等様々な所で飛んでいる。
衛星中継によりアメリカ本土からも操作が可能で、最高高度約9000m以下、30時間飛ぶ能力を持つ。
通常は600〜6000mを20時間程度飛んでいるようである。巡航速度は時速130Km、最高速度は時速210Km程度。
飛行中の音は割と大きいらしい。
全長8,24m、幅約15mとかなり横長であり、形状はグライダーに似るが、
人が乗るスペース等はないために、不自然に見えたり寸詰まりに見えない事もない。
現在では武装バリエーションも運用されていて、それは「MQ-1 プレデター」と呼ばれ区別されている。
偵察機から攻撃機へと転用されたため、偵察能力は非武装型には劣るが、
AGM-114ヘルファイア対戦車ミサイルを2発積める。
AGM-114ヘルファイアはアメリカの代表的で対戦車ミサイルで、かつ最も高性能な対戦車ミサイルのひとつ。
武装バリエーションの発展型として、大型、最新化された「MQ-9A/B プレデターB」が2006年現在開発中で、
こちらには8発の対地ミサイルを積める。LOCAAS等の新しいミサイルにも対応する予定。
より本格的に(無人機を)攻撃に使いたいという運用思想に対応するためなのか、技術の進歩や大型化の恩恵なのか、
プレデターBは最高高度13700mで、最高速度、巡航速度、特に飛行可能時間が伸びている。
ちなみにMig-25に自衛用ミサイルを発射後撃墜されるなどの遍歴もあり、MQ-1は有人機対無人機の戦闘も行っている。
Predator
南米ジャングルに降り立った特殊部隊の任務は、重要人物奪還だった。ゲリラのアジトを急襲し、掃討した彼らだったが、1人また1人と、何者かに殺害されていく。その正体は宇宙から飛来した異星人で、人間狩りを楽しんでいたのだ。
正式邦題は『シュワルツェネッガー/プレデター』。前半は戦争アクション、中盤以降はSFホラーという構成のヒット作。宇宙人プレデターが人気を呼び、以後シリーズ化されることとなる。