white-collar exemption
「ホワイトカラーエグゼンプション」とも。
平たく言えば「サービス残業合法化」のことである。残業代をカットすると同時に過労死に対して企業が責任を負わずに済むようになる。
ホワイトカラー労働者に対する時間外賃金支払いについての法規制を適用除外(エグゼンプト)すること。もともとは,アメリカ公正労働基準法(Fair Labor Standards Act,通称FLSA)13条(a)(1)に由来する。*1
産業界から日本への導入を求める声が挙がったのをきっかけに,厚生労働省の労働条件分科会において検討が開始され,2006年12月27日に労働政策審議会が答申を行った。
*1:FLSA第7条では,週40時間を超えて労働させる場合は通常の賃金の1.5倍以上の時間外手当を支払わなければならないと定めている。この割増賃金支払いの義務を使用者が免れようとするものが米国のWEである。割増賃金さえ支払えば何時間でも労働させることができ,時間外協定の締結や行政官庁への届出・許可等は不要であるのが米国の制度である。