去年「さんかく」という小説を読んだのを皮切りに千早茜さんの小説にハマって最近よく読んでいます。この方の文章、艶っぽくて切なくてすごく好きなんですよね。 最近読んだのは40歳を前に離婚した女性の冬から秋にかけてのお話「マリエ」。 美しい砂糖菓子を食べてうっとりしていたら中にガラスの欠片が入っていたようにグサッと刺さる、そんな小説でした。 歳の離れた飲み友達のマキさんのセリフ 「知っている関係におきかえなくてもいいのよ。どんな人との関係も初めてのものなんだから。かたちなんてないの。」p186 っていうのにすごく共感しました。 そうそう。全ての関係がユニークでオリジナルなのに関係に名前を付けるから苦…