19世紀前半に活躍した詩人たちの総称。ゲーテ、シラー、ブレイクなど。
19世紀のクラッシック音楽の潮流。古典派音楽を発展させてた音楽。特徴は以下の通り。
3までは、ベートーヴェン、ウェーバー、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ショパン、ベルリオーズらの前期ロマン派の特徴であり、4以降はリスト、ブルックナー、ワーグナー、マーラー、R.シュトラウスらの後期ロマン派の時代に顕れる。
西洋音楽史
-------講義録始め------- では、パロディーについて考えてみましょう。パロディーの歴史的な起源は、古典やルネサンスの模倣(モゴ)にあります。これは、パロディーが元のテキストや約束事の差異や距離を強調すると同時に、自己言及の技巧の一つであるとされています。パロディーは、日本で一般的に見られる風刺や文字とは異なり、芸術として認知されています。例えば、ジョイスの『ユリシーズ』はホメロスの『オデュッセイア』のパロディーであり、『ウエストサイドストーリー』はシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』のパロディー、『スターウォーズ』は『オズの魔法使い』のパロディーであり、手塚治虫の『ジャングル大…
19世紀は百花繚乱であったと言える。ベートーベンの影響は大きかったかもしれない。 西洋音楽史第11回。 - F-nameのブログ -----講義録始め----- 第11回の講義では、19世紀のクラシック音楽について論じられています。19世紀はクラシック音楽の黄金時代とも言え、魅力的な作曲家を数多く輩出しました。しかし、それが仇となり、「木を見て森を見ず」のような状況に陥ることもありました。作曲家それぞれが個性を追求した結果、一見すると共通性がないかのように見えたのです。 バッハやモーツアルトのように、一定の型を踏襲して作曲する時代から、19世紀は「決定的な個性」を求める時代へと移行しました。そ…
この感想をいただいてから随分時間が経ってしまいました。ごめん。以下Mさんの感想です。 Rothko 私は、クレイやロスコなど、何かわからないけど、前から好きでした。 カンディンスキーとモンドリアンは、有名なコンポジションのイメージが強くて そこまで興味を持っていなかったのですが、今回、紹介のあった「Far Away」や「Broadway boogie woogie」などはとても好きです。色の響き合いと線の美しさに惹かれていたのだと改めて納得しました。時代背景との関連の話もとても興味深く、特に皆さんも言っていたようにCIAのくだりは驚きですが、アメリカらしい気もします。今回もワクワクする授業、あ…
目の前の講座の準備と読書他にかかりきりで更新せずすみません。とか言ってゲーマーなのでその時間はあるのですが、ゲームは一人じゃなくてギルドの仲間に迷惑かかるので休むわけにいかない、とかなんとか言い訳する・・・😂 今日紹介する私の西洋美術史の講座参加者は、一番若い層に属する人で期待の星です。リアルタイムで参加できないにも関わらず、アーカイブで必ず見てくれて、興味を広げてくれるのを本当に嬉しく思います。 B-MAD 「世界の美術館」の講座では、毎回内容の濃い授業をありがとうございました。 アーカイブ配信ですべての回を視聴しました。 出てくる美術館がおもしろく(特にポルトガルのアール・デコ美術館とクロ…
これまでにも何度か書いたように、1784年、モーツァルトは自身の作品を目録に記録し始めるとともに、自らの企画・主催による予約演奏会を開始しました。 これら一見ごく些細な出来事は、しかしモーツァルトの生涯、延いては音楽の歴史において一つの画期をなす、決して見過ごしてはならないものと言うこともできるように思います。 なぜなら、一人の人間が音楽家としての意識に目覚め、矜持と権利の表明を行った最初の一例とも見做せるからです。 この年、モーツァルトは実に6つものピアノ協奏曲に加え、自ら「これまでに書いた中での最高傑作」と述べている「ピアノと管楽器のための五重奏曲 K.452 変ホ長調」を作曲し、予約演奏…
みなさま冬はお好きでしょうか? わたしは東北の人間のわりには、寒い季節は苦手である。 来世があるのならば南国に生まれてみたい。 毎年、冬というと「しばれる〜」と涙目になって過ごすスーパーMタイムであった。 ところが今年は少々様子がちがう。 日々の暮らしが結構、楽しいのである。 理由としては、ゲーテをきっかけにドイツ文学に興味が目覚めたことが挙げられる。 「よし、起きたぞ! 今日もゲーテ読もう」 みたいな感じ。 これまでのわたしはフランス文学一辺倒であった。 フランス文学からは人生において恋と冒険が大事であることを学んだ。 けれども、文学を愛好する身でドイツ文学をほとんど読まないのは、冬の夜空を…
雨の火曜日。これが月曜日か土曜日だったらなんだか詩的な妙味が生まれてくるが、火曜日ではどうもいけない。英語ならMonday とWednesday にrainy day が似合う。中国語だとやっぱり星期天の雨天、だろう。 春雨や梅雨の時期には、ラヴェルのピアノ曲が似合う。 ラヴェル ピアノ・ソロ作品全集 アーティスト:アブデル=ラーマン・エル=バシャ(Pf) 発売日: 2008/07/23 メディア: CD ショパンだと降り方が呑気すぎていけない。東アジアに降る雨は——もちろん場所によりけりだけども——もっとファラファラファラと、風と共に絶え間ない流れのように降り注ぐものだ。ラヴェルやプロコフィ…
カール・ニールセン(1865~1931)はデンマーク生まれで、フィンランドのシベリウス、ノルウェーのグリーグと並ぶ北欧御三家?といえる作曲家といえます。作風は20世紀まで生きていましたが、19世紀のロマン派の音楽を指向してるので耳に入ってきやすいです。私は彼の作品はそんなに多くきいているわけではありませんが、今回ご紹介する1921年に完成された独唱、コーラスと管弦楽によるカンタータ「フューン島の春」作品42はこの季節にふさわしい清々しい気持ちになる作品です。ニールセンの出身地フューン島(ノーレ・リュンデルセという村で生まれたそうです)へのふるさと賛歌といえる作品で、1分から2分位の8曲がその地…
コンサート雑感、今回は令和6(2024)年4月14日に聴きに行きました、MAXフィルハーモニー管弦楽団のブルックナー生誕200年を記念する特別演奏会のレビューです。 MAXフィルハーモニー管弦楽団さんは、このブログでは毎年年末にエントリをアップしておりまして、それは毎年年末にベートーヴェンの第九を演奏しているからですが、実は演奏会は年末だけとは限りません。一昨年はメルパルクホールTOKYOの閉館に伴って夏に演奏会を開いています。 ykanchan.hatenablog.com しかも、この時はベートーヴェンの第九だけでなく、ブラームスの交響曲第4番も演奏しています。実は今年の2月には、モーツァ…
北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/ https://clatake837.amebaownd.com/ アサリ ドイツのオケによる演奏で、もうひとつのおすすめは、メンゲルベルク(Willem Mengelberg、1871~1951年)とベルリン・フィルのスタジオ録音(1940年、メンゲルベルクが69歳になる年)…
今回U-NEXT で観たのは「ジゼル」 制作:2009年 オランダ 視聴した日:2024年3月29日 ロマン派の古典バレエの中でも魅惑的な作品「ジゼル」の舞台化
昧爽起床。晴。黄砂飛ぶ。 NML で音楽を聴く。■ショパンのピアノ・ソナタ第二番 op.35 で、ピアノはベアトリーチェ・ラナ(NML)。昨日この曲をつまみぐいしたので、全曲聴きたくなって NML で適当に選んで聴いてみた。このピアニストについては何も知らない。強引で乱暴な、いわば荒削りな演奏だが、大きさと深みがあってじつにおもしろい。よい意味で野蛮な演奏。ベアトリーチェ・ラナ(1993-)はイタリア出身で、ヴァン・クライバーン・コンクールで銀賞その他の受賞歴があるが、これがコンクールで評価されたとはちょっと驚く。ま、大きなダイヤの原石といえ、それが評価されたのだろうな。すっくと直立する世界軸…
2024年4月14日(日)NHKホール マレク・ヤノフスキ/NHK交響楽団 シューベルト:交響曲第4番ハ短調D.417『悲劇的』 ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68 ヤノフスキ/N響は数年前の『ローエングリン』以来。 ヤノフスキさん、今年は『トリスタンとイゾルデ』や『指環ガラ』を上野で演奏していたので、疲れてないかが少し心配でしたし、この方のドイツ・オーストリア系の音楽はきっと巨匠風な演奏になるだろうと勝手な予測をしていて、展開がイメージできる反面、そんなに楽しみでもなく出かけたわけです。その電車の中で前日の公演評をSNSで見ていたら結構な好評価。いやいや、N響で老匠(って失礼な呼称でごめ…
私の音楽人生について私の手元には、若い頃から集めたクラッシクレコード盤が15枚、ポップス系が17枚あります。ターンテーブルに乗せた、レコード盤のスタート端に向かう針の付いたアームの動きが頭から離れず、ヤフオクで、ソニーのPS-V800を\210+送料で買ってしまった。アンプは、オンキョウのFR-7GXDVです。レコード盤は、夏の暑い日に、中性洗剤とスポンジで洗いました。雑音も音飛びもなくなり、何か柔らかい音の感じがしました。そして、2022年8月の新潟へのドライブ用に、クラシック音楽とポップス系をCDに焼いたのですが、出来が悪かったので、2022年12月、再度レコード盤録音からやり直しました。…
3月31日、函館で地味に独演会。入場料は取らず招待客だけで何を弾いても良い気楽な演奏会で今回が3度目。前回中学の同級生が、「ちょっとくらいはっちゃけたのも聴きたいなぁ!」と言ったのを受けてちょっと楽しめのプログラムにした。・モーツァルト:フランスの歌『ああ、お母さん聞いて』による12の変奏曲・ハンニカイネン:6つの印象・ルイ:翡翠の壇から見た情景・モンサルバーチェ:イヴェットのためのソナチネ モーツァルトは所謂きらきら星変奏曲。ハンニカイネンはロマン派と印象派が混ざったような性格的小品集で、ルイは弦のグリッサンドも登場する現代的な作品だし、モンサルバーチェの終楽章では再びきらきら星の旋律が再登…
ヴィヴァルディ: 四季ジョルディ・サヴァール 、 レ・ミュジシャン・デュ・コンセール・デ・ナシオン 、 アルフィア・バキエヴァ タワーレコード Amazon ヴィヴァルディは、1703-1717年頃、ヴェネツィアのピエタ慈善院(オスペダーレ=孤児院)で、音楽監督を務めていました。ここでは孤児の少女達が養育されており、修道院のような生活をしながら音楽の修行にはげみ、彼女たちによる演奏会はヴェネツィアで最も優れた音楽が聴ける場所、とされていました。21世紀の今、このヴィヴァルディが音楽監督を務めていたオスペダーレをモデルとしたプロジェクトが動き出します。ピリオド楽器を専門とする優秀な女性音楽家をヨ…
恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ川上弘美 講談社 2023年8月22日 第1刷発行 知り合いがSNSでコメントしていて、ちょっと興味をそそられた。川上弘美、読んだことないような気がする。図書館で予約してみた。ちょっと待った。そして、順番が回ってきたので、読んでみた。借りたその日のうちに、読み終わってしまった。 川上弘美は、1958年、 東京都生まれ。1994年『神様』でパスカル短編文学新人賞を受賞。1996年『蛇を踏む』で芥川賞。他にも数々の受賞作品あり。 でも、わたしは、読んだことが無かった。興味を持ったこともなかった。 本の紹介には、”小説家の私、 離婚と手術を経たアン、 そし…
あのコは加工肉が好き 数字遊び ③ 好きな(お目当ての)数字を言ってみて下さい。 …3? OK 3は、「小津安二郎の正面性」 次……なんでもいい。ただ浮かんだ数字でもいい。どうぞ。 …7?はいはい。 えー…7は「テープレコーダー録音の雑音の多さ。僕らは選んで`聴いている`。機械の客観的音が現実なのか、それとも必要な音だけ聴き分ける主観的音が現実なのか⁈」 …ランダムに行ってみましょうか…数字と内容を結び付けといて下さい。 …9 「キュビズムについて」 …5 「森有正の`現実嵌入(かんにゅう)` について。誰でも学べるパブリックな場と、プライベートな関係に入る師弟関係」 …6 「現実は最初プライ…
今回は最近読んだばかりの本のご紹介です。著者は椎名亮輔さん(同志社女子大学教授)、タイトルは『狂気の西洋音楽史〜シュレーバー症例から聞こえてくるもの』。ご本人曰く「あまり反響がなかった」そうですが、私は純粋に楽しめました。知的・音楽的好奇心を大いに刺激する一方で確かにやや難解な面は否めなかったですが。 この書籍が大胆にも試みているのが、西洋音楽史を「狂気」から読み解いていくというもので、ラモーの甥、シューマン、マーラーが取り上げられています。時代区分的にはバロック、ロマン派を経て近代に至る謂わば西洋音楽史の「表舞台」ですが、こうした時代区分というのは基本的には便宜的なものであると考える私には、…
基礎、バロック、古典、ロマン 全部を同時進行していきたいと思っていたが、次は基礎、バロック、ロマンだ ツェルニーを辞めてからベートーヴェンでやっていたが古典はなくなる もしかして先生がベートーヴェンの次にロマン派を勧めたのは私が古典にブーブー言うからだろうか 確かに古典よりロマン派とバロックの方が好きだがシューマンはイマイチだった やっぱり好みかな? シューマンの曲の意味がよく分からなかったのは私の勉強不足かもしれない 一番有名なトロイメライを弾かずに終わったけれど後悔もない 弾きたくなったら弾けばいいのだ 気分が乗らない時にやっても良い結果は出ないだろうね……特に私は 弾きたい曲がないからど…
日曜日に本を買った。岸政彦、柴崎由香『大阪』河出文庫、2024大阪 (河出文庫 き 16-1)作者:岸 政彦,柴崎 友香河出書房新社AmazonEdmund Burke『崇高と美の起源』(大河内昌訳)平凡社ライブラリー、2024崇高と美の起源 (965;965) (平凡社ライブラリー 965)作者:エドマンド・バーク平凡社Amazon名古屋生まれ大阪在住の岸政彦と、大阪生まれ東京在住の柴崎友香による大阪エッセイ。今昔の風景や、おもろ&哀しい自伝的エピソードが満載。岸はベース担当ジャズ奏者だけあり、変幻自在の文章がグルーブしている。岸の阪神・淡路大震災、柴崎の就活体験記が読ませる。兵庫生まれ大阪…
クラシック音楽は大きく分けて4期ありますが、そのお勉強を小学生の生徒さんとしたのですがあまりに面白すぎたのでこちらでも紹介します!作曲家の写真を見ながら、①バロックは「髪チリチリ」②古典は「チリチリが残ってる」③ロマン派は「少しだけチリチリ残ってる」④近現代は「カッコ良くなる」。新たな解釈、面白すぎでしょ😆😆こんなに笑わせてくれてありがとう👍🤭