裏目とは、良い結果が出ると期待してしたことが、逆の悪い結果になること。
「裏目に出る」という使い方をする。
裏目に出るの「裏目」は、サイコロを振って出た目の裏側の目のこと。
サイコロの面は、表が「1」であれば裏は「6」、表が「2」であれば裏は「5」というように、表裏が奇数と偶数になっており、サイコロ賭博で「丁(偶数)」に掛けて裏面の「半(奇数)」が出ると「裏目が出た」ということになる。そこから、期待して行ったことが反対の結果になることをいうようになった。
ただし、丁半博打では通常二個のサイコロを用い、丁半が逆転するのは一方のサイコロが裏の時だけで、両方のサイコロが裏を向いた場合は予想通りの結果となる。このように「裏目」と言っても必ず正反対の結果になる訳ではないため、「裏目に出る」という言葉は丁半博打から直接出た言葉ではなく、サイコロの丁半に喩えたところから生じた言葉と思われる。