2009/08/20(木)『歎異抄をひらく』(高森顕徹著 1万年堂出版 ISBN978-4-925253-30-7)の読後感想です。まとめたいと思います。【これまでの記述のサマリー】1.「その1」では第1部の意訳についての感想を述べました。そこでは、「自力の心をひるがえして」の訳が「弥陀の徹見通りの自己に驚き」となっていることを誤りであると指摘しました。2.「その2」では第2部全体の中で、歎異抄第3章にさかれている量が少ないことを述べました。3.「その3」では、「テーマ」と「結論部分」がかみ合っていないことを述べました。4.「その4」では細かい表現について感想を述べました。 これについては、文…