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Alice’s Adventures in Wonderland

(読書)
ありすずあどべんちゃーずいんわん

邦題は「不思議の国のアリス」が定着している感のある、Lewis Carroll(ルイス・キャロル:本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン/数学者)作の、児童文学小説の名作のひとつ。1865年。単にAlice in Wonderlandとしても知られる。
姉の読む本に退屈していたAliceが、時計を持って走っていく白ウサギの姿を見かけて、あとを追いかけてゆく。ウサギが飛び込んだ穴の先には・・・

オリジナルの本に描かれた挿絵は、当時の売れっ子挿絵画家であったJohn Tennielの筆によるもの。彼が描いたAliceはヴィクトリア朝時代の洋服を着ている。ディズニーで描かれているAliceも、これが原典なのは間違いないだろう。

一方、時が下って1945年、Mervyn Laurence Peakeがこの本のために描いた挿絵では、Aliceはずっとモダンな服に衣替えしている。髪形や体形にも変化が見られる。

もう一つ、ヴィクトリア朝時代を象徴するのが紅茶。この頃のイギリスでは一般庶民にも紅茶が広まり、物語にもA Mad Tea-Partyとして登場している。また、女王のタルトの裁判では、帽子屋がパンと紅茶を手にしたまま証言台に立っている。

また、この小説では英語での「だじゃれ」を多用しているため、翻訳者泣かせの小説としてもまた有名である。

書籍

ISBN:0747553688挿絵を載せている。また、Will Selfによる解説付。

冒頭

Alice was beginning to get very tired of sitting by her sister
on the bank, and of having nothing to do: once or twice she had
peeped into the book her sister was reading, but it had no
pictures or conversations in it, `and what is the use of a book,'
thought Alice `without pictures or conversation?'

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