懐かしさと、温かさ。 エンリコ・ピエラヌンツィのチェットへの想いが 詰まったアルバムである。 大好きなアルバムである「Soft Journey」でのナンバーの多くを採用して、 今回はビックバンドを従え、何とも粋な仕上がりになっている。 エンリコ・ピエラヌンツィというアーティストは、 ハマる時はハマるのだが、過剰なプレイが耳についてハマらない時も数多くある 私にとって、微妙なピアニストである。 ただ、ハマる時のエンリコの「歌いぶり」には痛く触発される時もある。 特に、チェットと共演した「Soft Journey」の時のエンリコは、 軽妙洒脱で、レジェンドのチェットに寄り添うようにサポートしている…