2003年3月にインテルから発表されたモバイル向けパソコンのためのCPUで,開発コードネームは「Banias」.
製造プロセスは130nmで,FSB400MHz,2次キャッシュ1MB,SSE2サポートなどの機能を備える.
Pentium4と同等もしくはそれ以上の性能といわれており、小型PCが人気な日本市場で激しくヒットした.
拡張版インテルSpeedStepテクノロジ(Enhanced Intel SpeedStep Technology:EIST)を備えるため,TDPはCeleron Mより低い.
対応チップセットはi855GM/PM/GME.
2004年には「Dothan」コアのPentium Mがリリースされた.
製造プロセスが90nmと微細化したため消費電力が下がったのと同時に,2次キャッシュが2MBに増量され性能が向上した.
また,これに伴いプロセッサーナンバーが導入された.
Dothan (FSB 400MHz)コアのPentium Mは7x5 (通常電圧版)、7x8 (低電圧版)、7x3 (超低電圧版)の番号を持つことになる.
対応チップセットはi855GME.
2005年1月にFSBを533MHzに上昇させた「Dothan」コアのPentium Mがリリースされた.
従来のDothanから,FSBを533MHzに向上させたのと,NX bitをサポートした点が特徴である.
性能的にはAthlon64 FXにも匹敵すると言われている.
プロセッサーナンバーはPentium M 7x0 (通常電圧版).
対応チップセットはi852GM/i915GM/i915PM.
IntelのノートPC向けプラットフォームブランド「Centrino」を構成するCPUである.
次世代Pentium M→Yonah→Core DuoまたはCore Solo
次々世代Pentium M→Merom→Core 2 Duo