VHF-Lowとは、日本の地上アナログテレビジョン放送でかつて使われていた電波帯域(テレビ放送帯)のうち、VHF帯のうちの1〜3チャンネルの周波数帯のこと。90MHz〜108MHzが該当する。略称は「V-Low」。
国際的にはこの帯域のすべてを含む87.5MHz以上のVHF帯をFMラジオ用として使用しているが、日本では76MHz〜90MHzをFMラジオに用い、90MHz〜108MHzまではテレビの1〜3チャンネルに割り当てた。4〜12チャンネルについては別のVHF帯の周波数に割り当てたためVHF帯でのテレビ用周波数は二分されることになり、それぞれ、VHF-Low帯、VHF-High帯と呼ぶようになった。
地上アナログテレビジョン放送の終了に伴い、現在は未使用帯域となっているが、95MHzより下はFMラジオ放送、上は地方ブロック向けマルチメディア放送として利用されることになっている。