kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

日中韓米にしばし思う事3

思いつきの続きです。

前回は、安倍首相時代にアメリカの圧力によって政治が迷走し始めた、と書いたところまで。
実際どうなっていたのか、というと。

2006年9月に安倍首相が就任
2006年12月、本間正明税制会長が公務員宿舎への入居と愛人問題を報じられて辞任
2006年12月、佐田玄一郎行改担当大臣が架空事務所費計上問題を報じられてそれぞれ辞任。
         
この問題は、伊吹文明文部科学大臣松岡利勝・農水大臣の事務所経費問題、民主党小沢一郎代表や松本剛明政調会長にも飛び火して2007年になっても続くのですけど。
ここで気になるのは、後の菅直人首相の献金問題が、この時点で出てきていないことです。
仮に、大手マスコミが献金に注目し、著名な政治家事務所の金の流れを追っていたのだとしたら、
後に明るみに出てくる、菅直人民主党代表代行(2006年当時)についても、2011年に騒ぎになる以下の問題、

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 菅直人首相の資金管理団体草志会」が、北朝鮮による日本人拉致事件容疑者の親族が所属する政治団体市民の党」(東京、酒井剛代表)から派生した政治団体に、計6250万円の政治献金をしていたことが1日、分かった。年間の献金限度額上限の5千万円を支出した年もあり、大口の献金者だったことがうかがえる。政府の拉致問題対策本部長でもある首相側の献金先としては「不適切」との批判を受けかねない。
 政治団体市民の党」(東京、酒井剛代表)と、そこからから派生した政治団体政権交代をめざす市民の会」(神奈川、奈良握代表)に、菅の資金管理団体草志会」が2007年に5000万円、2008年に1000万円、2009年に250万円の、計6250万円の政治献金を行っていたことが政治資金収支報告書から明らかになっている。
 選挙ブローカーとしての2団体の活動は、民主党関係者の証言からも裏付けられ、民主党鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区選出)は、05年の衆院選に初出馬する際、民主党関係者から酒井(当時は別名の「斎藤まさし」で活動)を紹介され、選挙運動には、酒井の関係者が多数運動員として参加し、鷲尾は初当選を果たした。
 酒井はその後、鷲尾の秘書となり、2つの資金管理団体を勝手に設立して(既に解散)、市民の党とめざす会へ合計約780万円を献金している。鷲尾の事務所によれば、資金管理団体の設立や献金に関して鷲尾本人は当時はまったく知らなかったとのこと。

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これが、2006年12月の事務所経費問題からの流れで発覚していてもおかしくない、と思うのですけど。この問題が明るみに出てくるのは2011年で3年以上が経過します。
さて、安倍首相時の政治の迷走に戻ります。

2007年3月 安倍の慰安婦発言が「二枚舌」と欧米のマスコミから非難される
2007年5月 松岡利勝農水大臣が議員宿舎内で、首を吊って自殺。動機として、前出の献金問題があげられる。
2007年7月 3日に、久間章生防衛大臣の原爆投下をめぐる「しょうがない」発言がマスコミ報道され問題化。後に大臣が辞任。
2007年7月 29日、自殺した松岡利勝農水大臣の後任である赤城徳彦農林水産大臣にも、いくつかの事務所費問題が発覚。8月1日に更迭。

2007月7月 31日にアメリカ下院で慰安婦非難決議が議決。

わずか1年の間にすごい数です。しかも、これらは国会での論争などではなく、マスコミ発のスキャンダルによるもの。
すべて国会の外で起きた問題が、中に持ち込まれたものです。
この流れについて、私が感じたことは。今になって振り返ってみると、
安倍首相時に騒がしくなった慰安婦問題、これがアメリカの日本に対する圧力カードではなかったのかぁ……ということです。
他国に内政干渉をするのに、人権問題を利用するのは、アメリカ政府の常套手段ですから。
それに対して、あらゆる手段を駆使して郵政民営化を阻止する、そのためにアメリカに譲歩した自民党を潰し、自民党以外=民主党をバックアップして、郵政民営化凍結法案を通す。
というのが日本政府(=官僚)の反撃だったのではないのかなぁ……と思うのです。
だから、事務所経費の不正が片っ端から明るみに出たり、公務員宿舎の不正利用が明るみになったり、オフレコ発言が表に出たり、
したのではないかなぁ……
と、何年もたった後で振り返ってみると、思ったりするのです。
つまり、当時の安倍首相が就任表明で発した「戦後レジームからの脱却」、これは安倍首相の言葉であるとともに、
アメリカに譲歩した前小泉首相下の政権から、郵政の資本を固守し巻き返しをはかる、という日本政府(=官僚)のメッセージだったと思ったりするのです。
ここから始まる日本政治の迷走は、日本政府(=官僚)と中国、アメリカの暗闘で、日本の政治家はその上に乗っかっているメッセンジャーにすぎない、のではないか。
とか感じてしまうのですよ。

というところで妄想は続く。
追記:
ところで、日本がすったもんだしている間に、アメリカと韓国はFTA交渉を進めて締結しているのですよねぇ。
2006年2月2日に交渉を開始し。2007年4月1日に締結。同年6月30日に調印です。このことが当時の日本になにか影響しているのかなぁ。その辺は、よくわかりません。
アメリカの立場からすると、日本に育てさせた市場の内、韓国は取り込んだ。というところなのでしょうか。
追記:
この視点で見ていくと、最近マスコミがやたらと自民党総裁選を取り上げているのは、日本政府(=官僚)とアメリカ政府の間で、
何かしらの合意、というか、郵政民営化について手打ちに至る、出来事があったのではないか。と思えるのですよ。
で、それと合わせるように、最近、騒がしいのが「韓国」と「中国」なので。この辺が絡んで、いるのかなぁ……

日中韓米にしばし思う事4

さらに妄想の続き


2007年9月 12日に安倍晋三が突然、内閣総理大臣自由民主党総裁の辞任を表明する。後に健康上の問題だとわかるが当時は陰謀説が巷に流行する。
2007年9月 26日、福田康夫内閣総理大臣に就任。


さて、この第91代内閣総理大臣の時代は、前の安倍政権に比べると穏やかな治世でした。
その理由としては、アメリカは2008年に大統領選挙を控え、中国は2008年にオリンピックを自国の北京で開催する、
どちらも国家的規模のイベントを抱えていたため、日本にかかずりあっている暇がなかった……というところなのでしょうか。

この福田首相の治世において、もっとも注目するべき事件は、
自民党民主党大連立構想福田首相自民党総裁小沢一郎民主党代表の直接会談、このあと急転直下の破談となるわけですが。
なぜまとまらなかったのか。今もってよくわかっていません。一説では小沢一郎代表が民主党をまとめきれなかったせいだ。と言われていますが。
私は、もともとこの大連立構想はまとめる気がなかったと思います。
福田康夫自民党総裁小沢一郎民主党代表の会談は、大連立構想をまとめないことを確認し合うための直接会談ではなかった、と思うのです。
というのも。この時期の日本は、安倍首相の言う「戦後レジーム」からの脱却を果たすか、それともやはり留まるか、に揺れていた時期なので。
日本が国家として進む選択肢として、どちらにでも進むことができるように、しておこう、というのが政府の目算だったのでしょう。
なので、福田首相の率いる自民党は、旧来の戦後レジームに留まる勢力として、
小沢代表の率いる民主党は日本独自のイデオロギーを確立して、戦後レジームより独立する勢力として、
日本のために二つの選択肢を用意し着実に準備を進めること、それを互いに確認することが、
福田首相と小沢代表の直接会談の目的だったのではないか、そう考えると、
その後の日本の動き、とくに衆参のねじれ国会がなぜ発生するのかが、わかりやすいのですよ。
国会をねじれさせておけば、
戦後レジーム容認勢力と、自主独立勢力の、どちらかが圧倒して暴走することは容易にできないのですよねぇ。
小泉首相のときに郵政民営化があっさり通ってしまった、このことに対する政府(=官僚)の反省が、そこにあるのだと思います。
まあ、今のところ、それを裏付ける傍証はないのですけどね……

この後、麻生首相に変わるわけですけど。ここで日本の行方を変える大事件が起きます。
中川昭一財務大臣(当時)の酩酊会見です。
いまだに謀略説が消えない事件ですが……
これが日本の政治史にどんな意味を持っているのか。
それが、今の日本がなぜこれほど迷走しているのか、を紐解くためには重要な手がかりになる、と思うのですけど。
これについては、もう少し調べて考えてから書きたいと思います。

またも、ご冥福をお祈りします

赴任控えた日本の駐中大使が死去、日本の対中外交にまた悪材 | Joongang Ilbo | 中央日報 赴任控えた日本の駐中大使が死去、日本の対中外交にまた悪材 | Joongang Ilbo | 中央日報


つい数日前に倒れてから、どうなったのかなぁ……と気にしていたら、そのまま帰らぬ人となってしまいました。
ご冥福をお祈りします。

ところで、上にブックマークを貼り付けた中央日報の記事ですが。
巷では、陰謀説がまたぞろ出ているのですが……中国とアメリカに人脈を持っていた、となると。
日本が、中国やアメリカと仲良くなったら困る国、韓国が暗殺の犯人、となる、のかなぁ。