kg_noguの愚痴日記

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これは「そうなのか」としか言いようがない――【理研・笹井氏自殺】36歳で京大教授、再生医学の世界的研究者が…小保方氏の論文指導に深く関与

突然の悲報で、
世の中は昨日から上へ下への大騒ぎなのですけど。


【理研・笹井氏自殺】36歳で京大教授、再生医学の世界的研究者が…小保方氏の論文指導に深く関与 - MSN産経west 【理研・笹井氏自殺】36歳で京大教授、再生医学の世界的研究者が…小保方氏の論文指導に深く関与 - MSN産経west

2014.8.5 11:29 [STAP細胞]

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長(52)は、再生医学の分野で世界的な注目を集める研究者で、STAP細胞論文では小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の論文執筆の指導や研究デザインなどに深く関与した。
 小保方氏は一時、笹井氏の研究室でもSTAP細胞の研究をしていた。論文に不正が認定された後は、4月中旬に記者会見し「STAP現象は合理性の高い仮説」と釈明していた。
 笹井氏は兵庫県出身。昭和61年に京都大医学部を卒業し、平成10年に36歳の若さで京大再生医科学研究所の教授になった。15年に理研に拠点を移し、25年から副センター長を務めた。
 京大の山中伸弥教授とともに2012(平成24)年にノーベル賞を受賞した英国のジョン・ガードン博士の孫弟子。ばらばらの細胞が集まってひとりでに構造を作る「自己組織化」という手法を用いて、胚性幹細胞(ES細胞)から立体的な脳や目の組織をつくり、大きな話題を呼んだ。
 平成25年度にはES細胞や人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った目の病気の治療を目指す国のプロジェクトの拠点長に選ばれ、研究成果の医療応用にも乗り出していた。

【理研・笹井氏自殺】STAP問題後「心療内科受診」同僚証言 官房長官「非常に残念」(1/2ページ) - MSN産経west 【理研・笹井氏自殺】STAP問題後「心療内科受診」同僚証言 官房長官「非常に残念」(1/2ページ) - MSN産経west

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この結果については、彼がそれを選んだ以上しかたがない。
彼は失敗した。失敗の大きさに耐えきれず死を選んだ。
それが彼の人生だ。
彼の能力を嘆く声が出ているけど、ね。
キツイ言い方をすれば、彼が死を選んだ以上、ここが彼の限界だったと言える。
彼のこれまでの業績を考えたら、その能力は惜しいが。
生きていたとして、これから果たして活躍できたか、それは大いに疑問だ。
トップに上り詰めれば上り詰めるほど、自分が直接関わっていない事案での『責任』という名のリスクが増大する。
高い位置に就く者ほど、このリスクを管理する能力が重要になるのに。
彼はそれをコントロールできなかった。
その彼に、ここから先の活躍は期待するのが間違いで、そういう間違った期待も彼を自殺に追いやった原因の一つなのではないか、と思う。
彼の大きな間違いは、
『STAP細胞』の研究発表をマスコミの前で大々的に行ったこと。コレにつきる。
自分では徹底管理できない状況を自ら作り出してしまった。
もし、リスクを最小限にするなら。
周りがどのように言おうとも、
『STAP細胞』の論文内容が固まるまで、マスコミの取材は徹底的に断るべきだった。
それで、彼の立場は悪くなるだろう。役職を外されたかもしれない。
しかし、その後起きた急転直下の捏造劇を思えば、よほどマシだったろう。
なのに、
彼はマスコミの前に出て、自分ではよく判らない研究結果について、滔々と誇らしげに語ってしまった。
風呂敷を派手に広げてしまった以上、広げた者が責任を持って畳まなければならないのに。
彼はこのとき、自分で広げた風呂敷の畳み方まで先を見据えて行動していたのだろうか。
その後の彼の行動を見ると、私には、とてもそうは思えない。
彼は自分の手が届かないところまで、風呂敷を広げすぎてしまったのだ。
それが彼の失敗。
世の中で、この手の失敗はよくある事。それが今回はたまたま最先端の科学現場で起きただけ。


多分、彼は一生研究バカで一事に没頭できていれば幸せだったのだろうけど。
それは彼自身の望みではなかった。
彼は高い地位についてさらに研究を進めることを望んだ。
しかし彼にはその地位を維持するための能力が、決定的に欠けていた。
だとすれば、この結果は仕方がない。としか言いようがない。
非情かもしれないけど。現実ってそう言うものだ。
私は、そう思う。