kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

戦争になるかもしれない ―― トランプ・金正恩会談は狐と狸の化かし合い

なんかまあ、
森友騒動が風雲急を告げているのですけども。
そちらの方は、
財務省が週明け月曜日くらいに、内部調査の最終報告をまとめて出すみたいなので……
これは、
騒動の発端となる朝日新聞の『文書書き換え疑惑』報道からだいたい1週間ですので。
相当速いペースで調査が進んでいると思うのですが……
朝日新聞の記事で説明されている文書の内容や発行された時期が漠然としていて、
しかも、
後追いで文書を探しに行った毎日新聞朝日新聞が説明しているような内容の合致する文書を見つけられませんでしたから。
こうなると、常識的な検索方法で見つかる範囲には存在せず、
どこかに紛れている可能性が高く、
保管文書を全部確認、ということになります。
その作業を、
決算の重なるこの時期に他の業務と並行して進めているわけですから。
『ご苦労様』としか言いようがありません。
一部の人達はこれでも不満みたいですけど、
これ以上求めたら過労死で倒れちゃうんじゃないですかね?
長時間労働』には声高に反対を叫んでいるくせに、
自分たちでその長時間労働を押し付けている現実に気がついてないんでしょうか?
まあ、
とにもかくにも、この話は週明けに結論が出るみたいなので、
その報告待ちでいいんじゃないでしょうか?
というわけで、
断然気になっているのはこっちのニュースの方です。
この件について、
色々なコメンテーターの方達が、
好き勝手に喋って居るのですけども。
なんというか、
ドナルド・トランプ』という人間を分かってないなぁ……と、
そんな感じがして仕方がありません。
とはいえ、
私も完全に理解している、とは言い難いのですけども。
私は、
彼がこれまでの政治家としての常識の範疇にまったく囚われていない人物である、
ということは理解しているつもりです。
彼はとにかく、
後先考えていません。


『その結果何が起きるのか、それはそのときに考える事にして、とにかくやってみよう。』


ほぼ、全てにおいてこのスタンスです。
といっても何も考えてない、わけでもありません。
彼は、
これまで自分が築き上げてきた『ドナルド・トランプ』像を何よりも重視しています。
ツィッターでとにかくコメントしまくるのもそうですし、
過去に掲げた公約をとにかく守ろうとするのも、そうでしょう。
なんというか
ショーマンとして『ドナルド・トランプ』というキャラクターを演じきっている、と言えば、
一番ピッタリくるでしょうか?
その意味で、
トランプ氏の言動は最初からずっと一貫しています。
むしろ
大統領としての立場とか、
支持率とか、
余計な情報を考慮に入れてしまうと、
彼の実像から遠ざかっていく、そのような人物……と私には見えています。
というわけ、
この米朝対話にも、とくに勝算があるわけではないはずです。
とにかく、自分でやってみよう、
そのくらいの意気込みで、
トランプ氏自身、この対話で何か変わる……とは考えていないはずです。
なので私も、
この件についてはあまり期待できないなぁ、と思っています。
むしろ怖いのは、
北朝鮮の方がこの『米朝対話』に前のめりになっていて、
何かしらの条件を勝ち取ろうとしている姿勢が強く見えて、
アメリカ……というか、『ドナルド・トランプ』という人間に絶望するのではないか、
と心配になります。




<史上初の米朝首脳会談は大きな前進だが、北朝鮮の真意はもちろん制御不能のトランプの言動も不安要因>

ドナルド・トランプ米大統領北朝鮮の最高指導者、金正恩朝鮮労働党委員長の招待を受け入れ5月までに米朝首脳会談に応じる。韓国大統領の特使として訪朝した鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家保安室長は、8日夜にホワイトハウスで会見し、そう明らかにした。一方サラ・サンダース米大統領報道官は、会談は実施されるが「時期と場所は未定」と語っている。

3月5日に金正恩と会談した鄭義溶は、金正恩からの招待状をトランプに自ら手渡した、と言う。隔世の感がある。かつてトランプは金正恩をバカにして「若造のロケット・マン」と呼び、反発した北朝鮮の国営メディアはトランプを「精神錯乱したアメリカの老いぼれ」と嘲っていた。

事態はそこから大きく展開した。現職の米大統領北朝鮮の最高指導者と会談したり、北朝鮮を訪問したりしたことはこれまで一度もない(ジミー・カータービル・クリントンが訪朝したのは大統領退任後だ)。もし会談が北朝鮮国外で実施されれば、金正恩が最高指導者となって以降、初めて出国することになる。

また、つい最近まで北朝鮮との交渉を「時間の無駄」と決めつけていたトランプも、劇的な変身だ。


北朝鮮を安心させるのは不可能
今月3日の時点でトランプは、米朝会談を検討する前提として北朝鮮が「核放棄」しなければならない、と語っていた。韓国側の説明では、北朝鮮は会談が継続する限り、核実験もミサイル実験も中断する意思だというが、これは核開発の放棄と程遠い。

北朝鮮は過去にも似たような約束をしては核開発を再開している。トランプにとっては、北朝鮮が非核化の意思を示しただけでも十分な説得材料だったようだ。

それでも不安はつきまとう。金正恩は、南北会談で韓国側に非核化の意思を伝えたが、それは「北朝鮮が安全を保障されたと感じれば」という条件がついている。これはかなり高いハードルだ。北京のシンクタンクカーネギー清華グローバル政策センター」の研究員で北朝鮮の政府関係者とも接触しているトン・チャオは、「近い将来、アメリカが安全保障面で(在韓米軍の撤退など)北朝鮮を安心させることなど不可能。つまり非核化に関する北朝鮮の姿勢は以前と変わっていない」と、指摘している。

北朝鮮米朝会談を提案した目的はおそらく、「国際社会、そのなかでも特にアメリカに、核保有の現実を受け入れさせ、北朝鮮の首を締めあげている経済制裁を緩和させること」だと、チャオは主張する。