ゼフィルス初記録

kheperer2005-06-28



毎月恒例のS/Cルート*1のピットフォールを回収した。ついでにSルート上でゼフィルス*2を探した。というのもこの森にはゼフィルスの記録がないのだ。いないのではなく、単に発生シーズンに誰も調べていないからだ。いざ探してみると、拍子抜けするくらいあっさりと見つかった。


ブッシュをたたきながらチョウを探す。とびたつ虫のほとんどがガ類、なかでもハグルマエダシャクの仲間が多い。とつぜんオレンジの陰が飛び立つ。しかもガ類とは違い鋭敏な動きだ。きたきたっ、と網を構える。ゼフィルス採集は虫との勝負、昔よくやったオニヤンマとりにも通じる。勝負の結果、アカシジミ・ウラナミアカシジミ・ミズイロオナガシジミを確認。これらの種の幼虫はコナラを食べるので関西の里山でよく見かける。


全部普通種とはいえ、ゼフィルスがいるとは「龍谷の森」もなかなかいい森に見えてくる。ゼフィルス以外では、ムラサキシジミ・トラフシジミがいた。
夕刻からは雷雨になった。ようやく梅雨がやってきたようだ。


アカシジミ
[2005.6.28: S725]