「龍谷の森」の生き物たち このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-10-03

kheperer2006-10-03

土壌動物採集ー伏見稲荷


環境論の野外実習(土壌動物の採集)で、伏見稲荷に出かけた。この森は、コナラの多い「龍谷の森」とちがい、シイの高木が多いため昼間も薄暗い。地層も違うためか土壌水分も多いようだ。


学生たちと、がさがさ生き物探しをすると、いろいろと見つかる。大物では、オサムシ・ゴミムシ・センチコガネ・アカハライモリ・ニホンアカガエル・ムカデ・ミミズなど。キャーと言う声が上がったと思ったら、ケバエの幼虫玉だった。確かにあのわさわさ動く毛の生えた幼虫の群れは、気味の良いものではない。


野外で100人を超える学生を統率するのはかなり大変だが、野外実習はいろんな発見があるので基本的に楽しい。2人の実習補助員のおかげで時間内に無事終了。

[]ライトトラップ調査


実習の後片付けをすると急いで「龍谷の森」に向かう。今夜は毎月恒例のライトトラップ調査。夜はけっこう冷え込む。長袖でちょうどいいくらいになってきた。


2004年から毎月続けてきたこの調査。この森の昆虫相もだいたい分かってきたので、11月末で終了する予定だ。いつも3人でよしなしごとを話しながら調査しているのだが、月1のその機会がなくなるというのは、祭りの後のような寂しさもある。


調査を始めた頃は、森の中ではアオマツムシの鳴き声をあまり聞かなかったが、今年は多い気がする。このアオマツムシは、もともと日本にはいなかった外来種で、1800年代末に中国からやってきたと言われている。さらに現在も分布を拡大中らしい。

本家のマツムシ(チンチロリと鳴く)の、秋夜のうすら寂しさを助長するような鳴き声とはちがい、アオマツムシの鳴き声は木から降ってくる騒音のようだ。


[ヤママユ:2006.10.4 S0625]

大人の手のひらくらいになる大型のガ。色の変異が大きいようで、黄色から茶色っぽい個体までいろいろある。