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kheperer2008-10-26



ログインアドレス&パスワードを失念してから、放置していたブログ。
ふとメモ書きを発見。
久しぶりのログイン。
沈没しかかった潜水艦で浮上し、脊髄から深呼吸した心地。


今年の春に学生たちとソヨゴに植え付けたエノキダケが出ていた。
軸が茶色のwinter mushroom。
Y先生がおが屑で菌糸を育てたものだが、ソヨゴでも菌がまわるらしい、新発見。

龍谷大学里山ORCシンポジウム


「瀬田山会議 ―大津の里山の過去と未来」


日 時: 2007年12月15日(土) 13:00〜17:00 場 所: 龍谷大学瀬田学舎 4号館 209号室 http://www.ryukoku.ac.jp/web/map/seta.htmlアクセス マップ 入場料: 無料 事前申込み: 不要


プログラム


宮浦 富保 (里山ORCセンター長・龍谷大学理工学部教授)
「趣旨説明」


蔭山 歩 (里山ORCリサーチ・アシスタント)
「瀬田・田上鳥瞰絵図について」


田中 三郎 (郷土史研究家・大津市大萱在住)
「古文書の中の村山」


松田 庄司 (南大萱資料室・大津市大萱在住)
「瀬田山をめぐる暮らしの思い出」


古市 秀樹 (田上郷土史料館員・大津市牧在住)
里山とくらし―上田上のヤマダから」


柴原 藤善 (滋賀県農業技術振興センター環境研究部長・大津市芝原在住)
「田上盆地の水田農業と里山とのつながり」


横田 岳人 (里山ORC研究スタッフ・龍谷大学理工学部講師)
「瀬田丘陵『龍谷の森』の生物多様性


コーディネーター
丸山 徳次 (里山ORC副センター長・龍谷大学文学部教授)


<当日展示企画>:「さまざまな地図でみる 大津の里山展」


趣旨
 龍谷大学瀬田キャンパス(大津市瀬田大江町)がある瀬田丘陵は、かつて地元の人びとによって「瀬田山」(勢多山) と呼ばれていました。本シンポジウムで は、瀬田山をはさんで北側の瀬田および南側の上田上(かみたなかみ)の地域のこれまでの暮らしを思い起こし、将来に思いをはせることを意図しています。 田上山地は、藤原京平城京の造営や、東大寺の用材を供給する重要な山林として、古代における環境破壊の現場でもありましたが、明治以来の山の再生への努 力とともに、豊かな暮らしのなかにさまざまな歴史の痕跡をとどめてもいますし、条里田があり、東海道の要所でもある瀬田地域も古代以来の古い歴史を湛えて います。 瀬田山の北斜面(琵琶湖側)は、江戸時代にたくさんのため池を造っては頂上に向けて新田開発がなされ、やがて戦後は、名神高速道路や国鉄瀬田駅、ゴルフ場 や新幹線の建設などによって大きく変貌してきました。1989年に開設しました龍谷大学瀬田キャンパスも、瀬田山の一画に入ってきたいわば新参者であり、 新住民です。 2004年度以来、里山ORC(里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター)は、キャンパスに隣接する「龍谷の森」をフィールドとして、里山学・地 域共生学の調査研究を続けてきました。調査が進むにつれ、瀬田や田上の歴史の厚みがもつ魅力にひきつけられるようになりました。南大萱資料室や田上郷土史 料館をながきにわたって運営され、みずから地元の歴史を振り返り、地元の豊かな文化を後世に伝える努力をされておられる方々もいます。 本シンポジウムでは、大学がフォーラム(広場)となって、地元の方々に集まっていただき、また滋賀県内・県外の方々にも呼びかけて、瀬田山をめぐる里地里 山の暮らしの豊かな姿を改めて知り、今後の地域共生と自然環境保全の可能性について共に考えたいと思います。


 なお、今般、里山ORCリサーチアシスタント蔭山歩が作製しました「瀬田・田上鳥瞰絵図」を初めて公開します。この鳥瞰絵図をめぐって地元の方々の対話 がはずめばと念願しています。


里山ORC副センター長 丸山 徳次


主催
龍谷大学 里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター(里山ORC)
〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67
TEL: 075-645-2184  FAX: 075-645-2240
URL:http://satoyama-orc.ryukoku.ac.jp/http://satoyama-orc.ryukoku.ac.jp/


後援
滋賀県大津市京都府京都市朝日新聞京都総局・京都新聞社BBCびわ湖放送

龍谷大学 里山ORC 国際シンポジウム「里山とは何か:自然と文化の多様性」


 国際シンポジウム「里山とは何か:自然と文化の多様性」を12月16日(土)に 開催します。
 身近な環境保全の問題が結局は「里山=自然の持続的利用」にかかわる課題と深くつながっていることに気付かされることが多々あります。今回のシンポジウムは国際的観点も含め、少し広い視野から「里山」という言葉に込めている意味を把握する機会となるのではと思っています。


国際シンポジウム「里山とは何か:自然と文化の多様性」
What is Satoyama? Diversity in Nature and Culture


日時: 2006年12月16日(土) 13:00〜17:30
場所: 龍谷大学 深草学舎 21号館603号教室


講演会場への行き方
    京阪電車深草」・JR奈良線「稲荷」から南西約0.5km、
    地下鉄「くいな橋」から東約0.8km。龍谷大学深草学舎
    正門入ってすぐ左の建物が21号館。その6階。
    龍谷大学深草学舎
     →http://www.ryukoku.ac.jp/web/map/fukakusa.html
事前申し込み・参加費不要
同時通訳あり


プログラム:


宮浦富保(里山ORCセンター長、龍谷大学理工学部教授)
  「日本の里山の現状」


ヴォルフガング・ホルツナー(ウィーン農芸大学教授)
  「里山生物多様性の保護:グローバルな問題- オーストリアからの事例」


江南和幸(里山ORC研究スタッフ、龍谷大学理工学部教授)
  「江戸の市民が見た自然」


パク・チェルホ(江原大学校農業生命科学大学教授)
  「韓国における里山の山菜・雑穀利用とそれに関わる文化」


須藤 護(里山ORC研究スタッフ、龍谷大学国際文化学部教授)
  「里山: 人と神と動物たち」


〔コーディネーター〕 丸山徳次(里山ORC副センター長、龍谷大学文学部教授)


主催: 龍谷大学 里山ORC(里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター)
http://satoyama-orc.ryukoku.ac.jp/


後援: 京都府京都市滋賀県大津市朝日新聞毎日新聞京都新聞
NHK京都放送局KBS京都BBCびわ湖放送・一学一山運動実行委員会


<開催趣旨>
 龍谷大学 里山ORC(里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター)が、里山に関する総合研究を開始して、今年で3年目になります。
 "里山(Satoyama)"という言葉は、もちろん日本で生まれた言葉ですが、海外でも知られるようになってきました。里山の重要性について、世界的な関心が高まってきています。日本では、人々の生活の近くにある森林を里山と呼んできました。薪や柴、肥料のための落ち葉、キノコや山菜など、里山から得られる種々のものは、人々の生活になくてはならないものでした。
 現代のような石油エネルギーの大量消費が行われる前、世界の多くの国々では、人々は身近な森林からエネルギーや生活に必要なものの多くを得ていました。
 里山が、人と自然が長期にわたって共存してきた場所(森林)であるとすれば、世界の多くの国々は"里山"と呼んでよい森林を持っていたはずです。地域により、自然環境は異なり、成立する森林の種類も異なります。自然環境の違いはそこに生活する人々の文化にも影響しているでしょうし、文化の違いは自然を利用する方法の違いとなって現れていることでしょう。里山のありかたは、自然と文化の多様性とその歴史を反映しているのではないでしょうか。
このシンポジウムでは、里山の自然と文化の多様性およびその歴史を考え、人々の自然観などの国際比較を通して、人と自然の共生についての理解を深めたいと思います。
宮浦富保(里山ORCセンター長)

水場の生物多様性


水場にはヤブヤンマのヤゴがたくさんいた。2タイプのサイズの異なる個体がいる。やはりトンボは移動分散能力が高いので、早速やってきたようだ。



[ヤブヤンマ:2006.11.25:第1水場]

毎月恒例のライトトラップ調査

kheperer2006-11-25



今年の秋は例年に比べて暖かい気がする。冷え込みが甘いせいか紅葉の色づきがイマイチである。しかし、それほど寒くないので夜間調査にはありがたい。


もしこのまま(温暖化の影響で?)暖冬が続けば、秋の色づきがわろしということになり、それはそれで風情のないことである。かの有名な生物学者Hamiltonの仮説:紅葉の色づきがアブラムシに対するシグナルという適応的な意味を持つならば、より高温でも紅葉する個体が生き残るはずだ。温暖化に伴う生物の形質進化という点では見物である。ほんまかいな。


飛来するガ類もフユシャクではなく、ナカオビアキナミシャクやミドリアキナミシャクなどのアキナミシャクの仲間である。ガ類相でも、冬でなくまだ秋なのだ。昨年の今頃はどうだったのだろうか、データを見比べてみよう。


[アキナミシャク:2006.11.25:S0625]