ビルの影にうねる

先日とあるイベントに参加した際、初めてお会いした方々から「送水口ブログの人!」と言っていただけたことが嬉しかった私が、週3回のペースでお送りしております。

こんにちは。



地面から生えたスタンド型、レリーフみたいな壁埋設型と続けて紹介してきましたが、最後はどちらにも分類できないパイプ露出型の送水口をご覧ください。


  • へび1

コブラのように荒々しく首をもたげた送水口。
上へ伸びるパイプには、入れ墨のようにシールが貼られていて迫力があります。
「ここにダンボールゴミは絶対に出さないで下さい」
そう書いてあるにも関わらず、ダンボールを置き去った不届き者には、かならずや制裁の毒牙が向けられることでしょう。
おお怖い。



  • へび2

ここは送水口のお家でしょうか。
この扉は特注でしょうか。
ビルを守るための番人であり続ける使命を背負った、その視線はまっすぐです。
でもきっと、たまにはにょろっと這い出したくなるんでしょうね。



  • ドラゴン

足が付いているから、へびではありませんね。
ごつごつとしたパイプの連結部は、まるでドラゴンの鱗。
送水口なのに火を吹きそうな印象を受けます。
緑色にうるおった不揃いな芝が、平和なひとときを演出しています。



  • こうもり

スタンド型送水口をひっくり返して、パイプにつなげて、出来上がり!
重力にまかせて垂れ下がるチェーンが、不適な笑みを思わせます。




いかがでしたでしょうか。
パイプ露出型の送水口は、他の2つに比べると数が少ないので、見かけたら出来る限り撮るようにしています。
また、時には、スタンド型や壁埋設型とも分類しがたい間の子のような形態を持ったタイプもあります。
今回ご紹介した「へび1」も、考え方によっては壁埋設型としても構わないのかもしれません。
あまり深く考えるとドツボにはまりそうですので、ごまかしごまかし曖昧にしてやっていきたい所存です。



  • 不良(ワル)

落書きがされている送水口を、私は「不良(ワル)」と呼んでいます。
口に出して言ったことはまだありませんが、心の中でそっと呼びかけています。
そのうち、不良(ワル)の特集もしたいです。