「庭先PTDX」終了しました
「庭先PTDX」にお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。
無事、終了いたしました。
「展示」という形で送水口の写真をお見せするという、私には初めての体験だったこともあり、
他のメンバーに迷惑をかけてしまったり、個人的な反省もあったり、
逆に、思ってたよりうまくいったぜ!ってなこともあったりして、
なんかいろいろありますが、とにかく色んな方に来ていただけたことが一番嬉しかったです。
26・27日は14時半くらいからずっとギャラリーにいたのですが、
いつも会っている方、久々に会えた方、初めてお会いした方等々、土日にいただけでものすごい出会いの密度でした。
▲送水口写真の展示風景。中央下のイラストは「ほぼ実物大送水口」。
▲『ハードコア・コレクターズ Q&A集』にも参加させていただきました。
木村りべかさんが集めた8名のメンバーの執念が部屋で混沌と渦巻き、
植木鉢はぐるぐるぐるぐる走り回り(ほんとに走って回っていたんですよ、植木鉢が)、
何度も行ったり来たりうろうろ展示を眺めてしまう妙な心地よさと、
はっとするような発見や刺激のある空間だったなと思い返しています。
りべかさん、送水口は庭にいないのに、広い心で仲間に加えてくださってありがとうございました。
送水口博物館に興味を持ってくださる方が、思った以上に多くいたのも嬉しかったです。
せっかく館長からいただいたパンフレット、最終日まで残ったらどうしよう……と不安になりましたが杞憂でした。
オールドやレアも大好きだけど、それだけがいい送水口じゃないぞ、という感じの私の展示でしたが、
やっぱり歴史ある逸品が世に残ることは大事。残ってほしい。
オールド送水口救出活動の認知度アップに、少しだけ貢献できたであろうことも成果のひとつです。
そんな送水口博物館、9月は今日2日(土)、7日(木)、28日(木)14:00−19:00に開館予定です。
9月の開館日が少ないのは、ビルの設備工事が入ってしまうためだそうです。
10月21日(土)は第4回送水口ナイトも予定しているよ。
▲ギャラリーの近くにいた送水口たち。絡まる送水口と、働く送水口。
またこのような機会があるかは分かりませんが、
もしあったら、今度はすごくすごく大きい送水口写真を展示して
送水口に見下ろされてみたいです。
<おまけ>
来るタイミングが合わなかった方や、遠くて来られなかった方にもちょっと雰囲気を味わってもらえるかな、と思い、
会期中にギャラリーのパノラマ写真を撮ってみました。
「庭先PTデラックス」に参加します(8/25-30)
新宿眼科画廊で行われる「庭先PTDX」に、送水口写真で参加いたします。
2017年8月25日(金)〜30日(水)
12:00〜20:00(最終日〜17:00) ※木曜日休廊
あさみん、大久保茉莉、加賀谷奏子、木村絵里子、木村りべか、中島由佳、藤田泰実、村田あやこ
スペース O
※参加者のプロフィールなど詳細は新宿眼科画廊webページにて
今回は「庭先PT」という<庭先系エンタテインメントユニット>で活動されている
木村りべかさんにお誘いいただきました。
木村さんの植木鉢を見つめるまなざしや、Twitterでアップしている写真がとても好きで、
一緒に展示ができるなんて本当に光栄です。楽しみ!
新宿眼科画廊といえば2013年「大トマソン展」でトマソン送水口(報告ナンバーGT130069)の掲示をしてもらったことがあり、
そういう意味でも感慨深いです。
なにやら26日(土)にはイベントも行うようです。
路上観察が好き!という方にはきっと楽しんでいただけると思うので、ぜひお越しくださいませ。
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そして10月21日(土)は第4回送水口ナイトの開催が決定いたしました!
こちらは随時「送水口ナイト実行委員会」のページでお知らせします。
「BANKSY Does New York」の送水口
『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』が今日から渋谷で公開!
覆面ストリートアーティストのバンクシーが2013年10月の間、
一日一作品をニューヨークの路上のどこかに「展示」して、画像をネット上に公開していたことがあったのですが、
場所は非公表だったためにこれを探す人々が続出。
そんなゲリラ的作品と、作品を追いかける人々を追ったドキュメント映画が、渋谷シネクイントやアップリンクで順次公開になりました。
…なぜ、こんな話題を、送水口のブログに書いているか?
それは、映画に送水口が出そうだから。
実は当時、ブログ記事にしていました。
「Better Out Than In」と送水口の
少年が振り下ろすハンマーでぶっ叩かれそうになっている送水口は、
2013年10月20日の作品。
High strikerっていうハンマーで叩くとバーのメモリがどーんって上がってその位置を人と競うゲーム(説明ベタ)を模してたんですね〜。
※Better Out Than In - Wikipedia, the free encyclopedia より引用
公式サイトの予告編動画を見ると、0:50頃に一瞬だけ映ります。
場所はニューヨーク、マンハッタンのアッパー・ウエスト・サイド 79thストリート
→Googleストリートビュー
ちなみに2011年の撮影画像では落ち着いた色合いだった送水口。
いまではすっかり真っ赤になってしまいました。
※上記2点、Googleストリートビューよりスクリーンショット
他の日の作品はこれよりもっと過激だったりするので、送水口が映画でどれくらい取り上げられるかは分かりません。
まーでも映画自体が絶対たのしいっしょ。見に行くっしょ。
そしていつかはニューヨークで実物を鑑賞したいものです。
送水口の新入り展示
昨日23日は今年最初の送水口博物館オープン日でした。
開館時間より少し早めに伺うと、屋上でなにやら作業を始める村上館長。
なんでも株式会社山田製作所様から
博物館の開館祝いで一式譲り受けたのだそうです。すごい!
眠りから覚めたドラキュラを思わせる格好で次々と姿を見せる新品くん達。
ふだんもこんな感じで梱包されるらしいです。
1体ずつ紹介して行きます。
傷をつけないように巻いた足下のチラシがやさしい、スプリンクラー設備送水口。
チラシは作業服と学習塾のがあった。
背が低い送水口。開けたとたん「ちっちゃいー!かわいいー!」と黄色い声が飛び交いました。
高さがないので動かないように新聞を詰めてある…。
段ボールのクッションをくわえさせるというやさしさがここにも…。
ちなみに上段の接続口は左右に回転できるようになっています。よく見ると切れ込みがあるよ。
採水口もいた!
映り込みがやたら足長になって、このイラストを思い出した。脚のみだけど。
通常設置されることはない「双口の採水口」。
おそらく消防署の訓練用だろうということでした。
じゃん。送水口大集合!
このバラエティに富んだ組み合わせ、光る個性、良い意味での統一感のなさがワクワク感を高めます。
Ayaさん命名「六地蔵的送水口」。
これからは屋外展示として設置されるため、雷雨も強風も豪雪も猛暑もPM2.5にも耐えなくてはなりません。
がんばれ!
さらにお清めのお供え。(このあとスタッフがおいしくいただきました)
もちろんお触りOKです。
フタを開けてもぴっかぴか! これは一番左のネジ式さんです。
採水口のフタの中も初めてじっくり観察できたのですが、舞い上がりすぎて写真を撮り忘れていました。
室内にも新入り送水口がいました。
ソーハク初の壁埋設単口送水口も!
まだ整理されておらず、箱に入りっぱなしというバックヤード感にぐっときますね。
自由に持ったりしても大丈夫だけど手が黒くなります。
今年はこんな年賀状でした
2016年もよろしくお願いします。
前々回の記事が2015年の年賀状の話で、ときが経つのは早いなと思いました。
別名、ブログ書かなすぎ。
昨年は2回目の送水口ナイトを開催したり、送水口博物館がオープンしたりと、
すごいことが目白押しだった一年でした。
今年はどんなことが目白押しになるのか! ならないのか!
できればなりたい目白押し!
今年はこんな年賀状を作りました。
送水口博物館オープンが強烈だったので、その展示に影響されて露出Y型をいろいろ並べてみました。
形はいろいろなメーカー様を参考にさせていただきつつ、デフォルメしてます。
上の段がきれい系、下の段が街中になじんでる系です。
下段は描くのが楽しすぎていろいろネタを詰め込んでしまったのですが、悪意はありません。
ブログでも散々書いてきているように、こういう送水口が好きなんです。
自分が好きな状態を観察にとどめずイラストに起こすというのは、なにか新しい扉を開いてしまったような感覚がありますね。
では、今年も送水口活動がんばります。
送水口博物館、ついにオープン
送水口博物館が2015年11月21日(土)にオープンいたしました。
オープンいたしました、って何事もなく書きましたが、これはもうすごいことです。
送水口の博物館なんて、おそらく世界初でしょう。
私は消防博物館でも送水口を見たことがありません。
場所は2014年5月に見学をさせていただいた、村上製作所様のビル5階!
▶村上製作所さま見学レポート
このときの見学会が、送水口博物館誕生のきっかけのひとつになったということです。
サラリーマンの聖地<新橋>*1が、送水口ファンにとっても聖地となりました。
博物館内には、ビルから救出された古い送水口が「特製の」展示台に並べられています。
「特製」…そう、博物館は村上館長のお手製です。
元々あった管理人室的な屋上部屋を改造し、壁から展示台、男子トイレ、流し台(!)に至るまで
すべて館長こだわり☆夢の送水口ハウスとなっています。
手作りといってもクオリティを舐めてはいけません。
送水口だけではなく、展示環境自体も鑑賞したくなる!
恐れ多くも、開館準備では送水口仲間の方々と一緒にお手伝いをさせていただきました。
関係ないけど、ペンキ塗り初日はトンボの大集団が新橋上空を舞っていました。夕方になったらみんな消えた。
21日初日。
送水口博物館はあまり目立つ看板を出していません。
ここまで来たら、一度ゆっくり深呼吸をして、送水口の息吹(?)を感じながら階段を右に上がってください。
中央の見知らぬ男性は、中華料理屋さん(おいしいです)の息吹を感じて地下へと吸い込まれていきました。
博物館の床はきれいなフローリングなので、座って送水口と向き合ってみたり、つついてみたり、なんなら寝っ転がることも可能です。
熱弁をふるう村上館長を見上げる。
来館者は館長がデザインした通し番号付きコースターをもらうことができます。
2015年内でのべ200人を突破したとのこと。
オープン次の日の22日には、送水口先輩 Ayaさん案内の新橋ウォークが開催されました。
贅沢にも解説付きです。
博物館の開設が、村上さんという送水口・ものづくりのプロと、
Ayaさんのような送水口の大ファンによる、
両者なくしてはあり得なかった情熱の結晶だということを、改めてしみじみと思いました。
翌週28日は、送水口ナイト実行委員会メンバーによる開館記念トーク。
私は送水口ナイト1回目&2回目を足して2で割ってぐずぐずに煮たような発表をさせていただきました。
お祝いのビールラベルもデザインしました。
最初は一方的なお祝いのつもりだったのですが、
一度ラフを作ってから、念のためロゴの使用許可をいただくために夜な夜な村上さんにお見せしたところ、
次の日の朝早く、手描きのイメージと共に助言という名のデザイン赤字がばしっと返ってきて、
それはそれはもうしびれました。
レスポンスの早さ、的確さ、具体的な指示内容、細部へのこだわり、、、感動です。
その後は村上さんと何度かのやり取りを経て、ついに完成したのがこちら。
お供えを捧げました。
開館最終日は、展示されておつかれさまの送水口磨き大掃除バージョンを決行。
ブリヂストン美術館の採水口もピカピカにしました。
残念ながら年内の開館はもう終わってしまいましたが、
来年は1月23日(土)から、毎週木曜日と隔週土曜日のペースで
しばらくはオープンしていくとのことです。
詳しい日程は送水口博物館のサイトでカレンダーをチェック!
今年もよろしくお願いいたします
今年の年賀状はマッチラベル風にしてみました。
マッチ1本火事のもと、火事になったら送水口が許さないぞ!
(昨年はアルファベット化してます)
ちなみに今年の初夢が、壁埋設の送水口の写真を正面から撮るというものでした。
普段あまり夢を見ないのですが、実家に帰るとなぜか寝が浅くなり
結果めでたい初夢がもたらされます。
レム睡眠ばんざい!
すてきなイルミネーションに照らされる送水口。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。