FujiFilm FinePix S5000 発表

 ここしばらく噂の絶えなかった FinePix の光学 10 倍ズーム機です。35mm 換算で 37 〜 370mm 相当の光学ズームレンズ、1/2.7 型 300 万画素スーパー CCD ハニカム、メモリは当然 xDピクチャーカード。
 噂が出た当初は S602 の後継機種との話でしたが、このスペックを見るとどうも S304 の後継機種と見た方がいいですね。S304 に S602 の要素を組み込んだような。ただ S602 スーパーマクロが継承されなかったのはちょっと厳しいかも。まぁあのスーパーマクロはズーム位置ワイド端なんですが。
 また S304 では中途半端だったマニュアル露出も今回はフル装備。ただしシャッタースピードは最長 2 秒。露光が足りない分は従来通り ISO 感度上げて対処、ということでしょうか。FinePix らしいですね。
 個人的にはちょっと見かけ倒しっぽい印象が。写真で見る限りではボディの質感はむちゃくちゃ良さそうですが、このサイズで沈動型レンズでないのに手ぶれ補正付いてないとか*1、マクロがやや弱そうとか、高倍率ズームの為に採用した 1/2.7 型 300 万画素スーパー CCD ハニカムは他の採用機種でイマイチ良い画質が得られていないとか。ただ前述のようにボディはかなりカッコよく、物欲をそそられますね。

*1:沈動式でした。商品写真はアダプタ付いてるのわからなかったです。ぐあー。

FujiFilm DPC-UD1。

 「画像保存に特化した小型ストレージ」という事で開発された「xDピクチャーカード」ですが、そのコンセプトのゆえか携帯電話や PDA への採用は全くのゼロ、対応周辺機器すらようやく最近出始めたばっかりという状況で、xD の将来性と言うヤツがかなり揺るぎ始めている昨今です。……すなおに SD 使えばよかったのに。
 さて、xDピクチャーカードを最近流行りの USB メモリに変える事の出来るアダプタが発表されました。お値段 3000 円程度。とりあえず純正で安い xD リーダが出た事は喜ばしいでしょう。
 ただし USB メモリとして見るとちょっとどうかと。128MB の USB メモリが 5000 円を切るような状況下で、同容量の xD が 8480 円、さらにアダプタを付けると、USB メモリなら 256MB が余裕で買える値段になっちゃいます。

米FujiFilm、FinePix S7000 発表。

 基本的には名機 S602 の CCD を 1/1.7 型 600 万画素スーパー CCD ハニカム HR に換装し、xDピクチャーカードに対応した機種です。ボディも殆ど変わりがないようです。
 これで FujiFilm のハイエンドは S2Pro を除いて全てモデルチェンジしました。今年の FujiFilm はとにかくラインアップの拡充がすごいですなー。