CAMEDIA C-5000Z 発表。

 ダッセぇ……
 OLYMPUS には C-2000 系と呼ばれる由緒正しい系列があります。F 値 2.0 の 200 万画素機初代 C-2000Z から始まるタイプで、ホワイトバランスなどを改良した C-2020Z へと進化した後、通し F 値 2.8 の 300 万画素機 C-3030Z と、F 値 1.8 というコンパクト機史上最も明るいレンズを搭載した 200 万画素機 C-2040Z・ 300 万画素機 C-3040Z に分化します。その後この2つのレンズは C-3100ZC-4040Z に受け継がれ、現行機種 C-4100ZC-5050Z まで続きました。
 このシリーズは C-5050Z をのぞいてボディが継承されています。途中からハイエンドはブラック、ミッドレンジはシルバーにカラーは分かれていますが、ほぼ同じボディです。グリップしやすく、何よりレンズ口径が大きいので明るく、かつ多彩なコンバーションレンズが継承して使えるというメリットがありました。
 さて今回の C-5000Z ですが。
 欧州などでは C-4100Z の型番は C-4000Z となっています。C-3100Z は C-3000Z。つまり今回の C-5000Z は日本では C-5100Z であり、C-4100Z の後継機種と言えるものです。
 んで。何が言いたいのかというと。今回のこの C-5000Z を見ていると、どうも C-4100Z の後継機種と言うよりは俺の X-2 の廉価版としか言いようがないんですよコレ!!
 何よりレンズが F2.8-4.8 の小口径タイプでテレ端が暗くなったばかりかこれまでのコンバーションレンズが使えません。ていうかコンバーションレンズ自体つけられないっぽい。レンズが同じと言うことは通常マクロも当然最短 20cm (テレ端 30cm)のショボい仕様。AF も TTL コントラスト検出方式のみになりました。そして C-2000 系のメリットであった単3電池x4 or CR-V3x2 のロングバッテリタイプではなく、専用リチウムイオン電池に変更。ていうか X-2 との違いを見つける方が早いです。ホワイトバランスにプリセットが追加され、ホットシューを備え、フォーカスにスーパーマクロモードとマニュアルゴーカスモードが装備され、ホワイトバランスの微調整機能が付加されました。あと背面液晶が 1.8 型になったみたいです。全体的に X-2 のファームウェアが C-40Z 系から C-x100 系に変わったような感覚ですね。
 つーかですね。C-5050Z のボディ継承しろとは言わないから、C-4100Z のボディとレンズを継承して欲しかったです。はっきり言ってヘボいんです X-2 ベースで作ると。ていうかこのレンズと仕様は持ち歩き出来ることとトレードオフの話だったんです。あのボディとレンズは OLYMPUS 最後の良心だったんです。マ・ジ・で元に戻してくださいおながいします OLYMPUS の中のエラい人。