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2018-04-20 福島瑞穂氏が国会で黒服で「Me Too」と叫ぶ現象の社会学的考察

[]福島瑞穂氏や蓮舫氏が国会で黒服で「#Me Too(私も!!)」と叫ぶ現象の社会学的考察 15:59



 今回はハラスメントに関わる小ネタでございます。

 どうかひとつ、どなたかこの興味深い事象を、社会学的見地で考察し、この社会現象の実態や現象の起こる原因に関するメカニズム(因果関係)を解明していただきたいのであります。

 それはある主張をする者がその主張自体は純然たる「正」なのだけれども、主張を唱える者自身がどうしても「偽」りっぽくて申し訳ないけどそこにある種のパラドックスが現出してしまい説得力に欠けてしまう、という事象であります。

 例えば最近では、レスリング女子の伊調馨選手が日本協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを受けたと認定された事件があるわけです。

 で、元民主党女性国会議員で谷岡至学館大学長が怒りの「パワハラ否定会見」をされました。

 そのあまりのド迫力に場が圧倒されてしまいました、ご記憶の読者も多いでしょう。

 谷岡至学館大学長の「パワハラ否定会見」が、「栄和人など私に比べればパワーなどない、彼はただの小心者だ、パワーのない人間がパワハラなどできるはずがない」とのド迫力発言がよっぽど「パワハラ的」(苦笑)で、さすが元民主党女性国会議員は「筋金入り」のブーメラン体質だと、ネットでも大炎上、個人的にテレビの前で失笑したのはついこの間だったのであります。

 なんだろう、「ハラスメント」を徹底的に否定する人物が猛烈な「ハラスメント」臭をただよわせるのであります。

 これです、この現象なのです。

 うーむ。

 で、もうひとつ。

 本日(20日)午後に飛び込んできたネットの速報記事から。

国会でも#MeToo 野党議員、セクハラ疑惑に抗議

山岸一生2018年4月20日12時51分

https://www.asahi.com/articles/ASL4N3DQJL4NUTFK00C.html?iref=comtop_photo

 うーん、福島瑞穂氏や蓮舫氏などそうそうたる野党女性議員が20日午前、国会内の会合で「#Me Too」と書かれた紙を掲げ、そろって黒い服で抗議の意思を示したのであります。

 これは米国発のセクハラ告発運動のシンボルにならい、財務省事務方トップのセクハラ疑惑と、同省が被害女性に名乗り出ることを求めた対応の問題の深刻さを国内外に訴えたわけであります。

 いやなに、それはそれでそれはある主張をする者がその主張自体は純然たる「正」なのだけれども、でもですね、主張を唱える者自身がどうしても「偽」りっぽくて申し訳ないけどそこにある種のパラドックスが現出してしまい説得力に欠けてしまう、なんというか筋肉質の人が「私たちはか弱い」とのたまうみたいな、という事象ではありますまいか。

 ハラスメント告発運動で福島瑞穂氏や蓮舫氏が国会で黒服で「#Me Too(私も!!)」と叫ぶ。

 なんだろう、この絶望的な違和感は・・・


 パーツパーツは正しい行いなのだろうけれども、発言内容と人物のその組み合わせがかもし出すなんともいえない化学反応的「筋金入り」感、はなんでしょう、あなたたちはハラスメントなんか無縁ですよね、平気で跳ね返しますよねみたいな・・・、それなのに「#Me Too(私も!!)」って(苦笑)・・・ 

 ふう。

 どうかひとつ、どなたかこの興味深い事象を、社会学的見地で考察し、この社会現象の実態や現象の起こる原因に関するメカニズム(因果関係)を解明していただきたいのであります。

 しかしなあ、国会で黒服で集団で「#Me Too(私も!!)」と叫ぶ。

 セクハラ告発している人たちがこれはこれでパワフルで怖いという事象・・・

 このあたりの感覚が私にはいまひとつ理解できないのであります。

 小ネタでありました。 

 はあ。


(木走まさみず)

… 2018/04/20 16:15 キバちゃんが「朝日は安倍政権にいいがかりをつけてる」と言いながら、自分がいつも朝日に無理矢理ないいがかりをつけてるようなもんですかね。
ブーメランとやらが何本突き刺さってても自分では分からないもんなんですね。

xx 2018/04/20 17:35 今回の木走さん、前川前文科省次事務官の告発に対して「出会い系バー通い」を持ち出した官房長官に、なんだか似ている気がします。

匿名匿名 2018/04/20 18:43 初めて投稿いたします。
私には解明できませんが、一昨日のFJ"ファシズムに道を開くのは誰か"で話題に上った「世論(せろん)」と「輿論(よろん)」の違いが、いい視点を与えてくれるかも知れません。

はあはあ 2018/04/20 23:19 よぉ! 木、大統領! 今回の記事で木走先生が最大限に発揮された文章利力に感服いたしました。それにしても木走先生は若いんですか、それとも高齢者なんですか? セクハラ問題に関しては、やっぱり世代間のギャップが効いてくるような気がします。木走先生が感覚はやはり古い世代のもののような気がするんですけどね。

xx 2018/04/21 13:27 「日本で職場セクハラ横行、と報告 米国務省」(4月21日共同)。麻生さんや木走さんの態度が、日本の現状を端的に表しているんですね。

ふうふう 2018/04/21 20:50 "Me Too!"と声をあげたくてもあげられない女性たちに代わって、野党の女性国会議員らが財務省に抗議に訪れたというだけのことです。それに強い違和感を覚えるのは、たんに木走さんがもともと彼女らのことが嫌いだからでしょう。谷岡学長が元民主党女性国会議員であることに言及されるのはこれで何度目か知りませんが、パワハラ体質の元女性国会議員という点では自民党の豊田真由子氏のほうが遥かに上です。政党ではなく個人の資質の問題なのに「さすが元民主党女性国会議員」と執拗に強調するのは、木走さんが民主党のことが嫌いだというだけのことでしょう。

ゴンゴン 2018/04/21 20:55 男の小生にもF氏やR氏には、#You?OhNo、という自由と権利が多少あるのではと。

超古い世代より

いやはやいやはや 2018/04/23 13:50 「あなたたちはハラスメントなんか無縁ですよね」と言う木走さんは「セクハラとは縁遠い方々」と発言して撤回、謝罪に追い込まれた自民党の長尾敬衆議院議員とまったく同じ体質・感覚だったんですね。念のために説明しておくと、どちらもあなたたちには性的魅力がないという意味に受けとられかねず、それ自体がセクハラに当たります。そうではなく、セクハラを跳ね返す力があるという意味で言ったのだ、という弁解は通用しません。主観的意図ではなく、そう受けとられかねない言葉の客観的意味が問題なのです。その点がなかなか理解できないところが、たぶん古い世代の感覚の古さなんでしょうね。

orzorz 2018/04/24 07:02 テレビ朝日女性記者の告発や、国会議員の「#Me Too」に胡散臭さを感じるとすれば、彼女たちは自分達の名を上げるのが目的で、「セクハラを解決する」ことが二の次であるのが透けて見えるからでしょう。

テレビ朝日の記者のセクハラを解決するのに報道することが必要だったのか?
テレビ朝日内部でセクハラが発生した場合、セクハラの事実は報道せずに粛々と処分されている筈です。
件の女性記者は「報道しようして上司に止められた」とのことですが、そもそも何故「報道ありき」なのか?
被害者の特定を防ぐ意味でも、内々でテレビ朝日が財務省に改善申し入れするのが第一で、改善されない/件の女性記者に不当な扱いが発生した際に音声データを公開するってのが順番で、いきなり報道するというのは件の女性記者は単なる被害者ではなく、被害を転じて自分の名を上げようという思いが透けて見えます。

国会議員の「#Me Too」は論外です。件の女性記者は手順には疑問はありますが、週刊誌に情報を売って告発するしか方法が無かったかもです。
米国の「#Me Too」運動も、著名人ではあってもメディアを通じて世に訴えるしかない一般人です。
しかし「法律を作る立場の国会議員」が「#Me Too」なんて何の冗談か?自分が!自分が!と目立とうとしているようにしか見えない。
国会議員なら「#Me Too」なんてせずに、超党派で議員立法の「法案」作って記者会見して法案の成立を訴えるってのが真っ当でしょう。

xx 2018/04/24 23:35 木走さん、安倍さんの応援、頑張らないと!

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