「「現代の若きエンジニアの物語」としても読める岡本かの子「老妓抄」」@mochio
月始め恒例の日記の盆栽。
公開日記も、研究日記も、月単位にしているので、 月始めには新しいページを一つ準備する。そのついでに、 ちょうどよい機会でもあるので、できる限り、これまで書き連ねた日記の その月(今なら11月)の記述を、最近から97年まで順に眺めている。
この過程で、今回は岡本敏子に引っかかって (cf.10/17/2003)、 そこから望夫さんの話を思い出して(頭の中では敏子さんの話と誤解していた)、 そのエントリーを探したけど、どうもその時は記録しなかったみたいなので (論文の締切りで気持ちがバタバタしていたせいだろう)、 改めてここに記録しておこう。
記憶に残っていたのは、財をなした老妓が、 出入りの電気器具屋の青年に目をかけ生活の保証を与えて好きなことに没頭させたときに、 その青年にどういう変化が起こったかのくだり。
というところ、「その青年」の変化ではなくて。 そういうことは実際にあったのかなぁと(私が)思ったこと。
その青年は、端的に言って研究者向きではなかったということだろう。 (まぁ研究者向きだったならば、そもそもお話が文学にならないよね。)