白雉日報社公式ブログ

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ツイッター企業公式アカウントの3.11

さて、昨日は東日本大震災から3周年を迎えた。
仙台市はもちろん、日本全国で黙とうを捧げ
犠牲者の冥福と、復興の加速を願ったわけだが
それは企業公式ツイッターでも同じである。
3月11日は、多くの企業公式アカウントが
哀悼のツイートを寄せている。
特に、普段はおちゃらけているような企業アカウントでも
さまざまな感慨を持ったようである。


まずはおなじみ、ツイッター界の誘い受け企業
北陸コンサルタント株式会社(富山市)は
@hokucon
14:46…わずかな時間ではありますが、犠牲者の皆さんを想い
仕事の手を止め黙祷を捧げました。あの日から3年。
富山県は被災しておりませんが、あの日の恐怖と悲しみは
今もハッキリと憶えています。犠牲者のご冥福を祈るとともに
被災地の復興が滞りなく進むことを切に願います。(A)


と述べている。確かに富山県は被災してはないが
日本海側は物流ルートとして大きな役割を果たした上に
2007年の新潟県中越沖地震の経験もあり、他人事ではなかったであろう。


また、渡辺布帛工業株式会社(大阪市)では
@watanabe_info  3月11日0時00分から23時59分までに
「3.11」と検索すると、おひとりにつき10円が被災地に寄付される
そうです RT 3.11、検索は応援になる。
| Help Tohoku. Search "3.11". - Yahoo!検索 http://yahoo.jp/-hfYGW


と、ヤフーのプロジェクトを紹介。
恐らく同社は社員を総動員してキーワード検索してくれたに違いない。
また、デル株式会社、パイン株式会社もリツイートしていることからも
両社の社員を総動員した総額が気になるところ。


電気機器大手のシャープ株式会社(大阪市)は
簡潔に
@SHARP_JP
きょうは黙祷し、悲しいできごとと、自分の無力さと
人間の想像力に、思いを馳せていました。


とツイート。無力さについてツイートしていたが
震災当時、何人もの人がシャープ製のケータイで
ツイッターにアクセスし、情報収集や発信を行っていたのである。
まさに情報という意味で、シャープは多大な貢献を行ったといえる。


総合雑貨販売を手掛ける株式会社ロフト(千代田区)は
‏@LOFT_Official
阪神淡路大震災の時に梅田にいた私の先輩は、たくさんのお客さまが
遠くからリュックを背負って、瓦礫の中を歩いてきてくれたという話
をよく聞かせてくれました。その時にお客さまからかけていただいた
言葉が、小売にたずさわる彼の原点になっているそうです。


と、阪神淡路大震災の経験を織り交ぜて当時を振り返った。
ロフトといえば、仙台にもあるロフト。
もともとが古い建物だけに再建が心配されたが
今ではすっかり元通り、仙台駅前の顔となっている。


ゴルフクラブの販売などを手掛ける
北側物産株式会社(大阪市)は
@protecgolf
(あの日から丸3年を迎えます。今なお約26.7万人(2月26日現在、
復興庁)の方が避難生活を続けられており、被災者お一人お一人の復
興が課題として残されています。自分に何ができるかを考えると辛い
気持ちになりますが、どこかで東北と繋がっていると信じて生きたい
と思います。)


と、気持ちのこもったツイート。
復興庁の数字まで調べ、その上で自分の気持ちを表したところは
さすが戦略的なスポーツといわれるゴルフ企業ならではといったところ。



「柳屋あんず油」で知られる株式会社柳屋本店(東京都中央区)では
‏@anzu_oil
3年前のこの日自分は何をしていたかなと思い出します。
亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、被災された方、今も復興のために頑張っていらっしゃる方、皆さんのお気持ちを大事にして歩んでいける私達でありますように。


と、被災者に寄り添う心暖かいコメントを寄せた。
1615年(元和元年)創業の老舗ならではの
人情溢れるツイートである。


ゲーム製造、開発大手の株式会社セガ(品川区)では
@SEGA_OFFICIAL
わたしたちセガは、セガサミーグループの一員として、復興に向けて
わたしたちが今できることは何か、今必要とされていることは何かを
改めて考え、一人でも多くの方の笑顔を生み出せるような支援をこれ
からも続けてまいります。


と、喜怒哀楽をユーザーに届けるゲーム会社らしいツイート。
被災地では、「心の復興」が叫ばれているだけに
これからがゲーム会社の出番だろう。


また、変わったところでは、北海道函館市にある五稜郭タワー
マスコット、GO太くんも普段のおふざけキャラから一転
@gota_kun
各キャラさん・公式さんから、今日の日のこと、今のこと、未来への
ことへたくさんのメッセージが発信されてるいるので、ボクは黙祷
のみで亡くなられた方を鎮魂したいと思うご。
ただひとつだけ言わせてご、命の限り一生懸命生きていこうごっ!


と、真面目なツイートを発信した。
語尾に「ご」を使うところは、中の人の意地を感じるところだ。


そんな中、震災の時には人命救助や啓開活動に大活躍だった
自衛隊宮城地方協力本部では
‏@miyagipco
今日は大災害が起きた日でしたが、たまたまこの日が
誕生日・結婚記念日等のめでたい日なら祝えばいいと思います。
生きてる人の特権ですよ。この日私が幽霊になってて、意思が
伝えられるなら
ちょ!おま!w俺らに気を使って誕生日祝わないとか気まずいッスよ!
気にせず祝ってよwwwとか思いますね。


と、粋なツイート。その上で「感謝の気持ちは隊員に伝えてあげてください」
と、あくまで現場にこだわる姿勢を見せた。
地元からしてみると、自衛隊の活躍は本当に心に染みるものがあり
感謝を表したいが、やはり地元の感覚としては変に気を使われるより
日常を取り戻してほしいというのが本音なのだ。