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kiediary


2002-03-21

[][]『天保十二年のシェイクスピア』 赤坂ACTシアター

回数を重ねるごとに面白くなっているのは気のせいか?2回目もとっても楽しめた。

今回は主役の2人はほっといて、脇で小ネタをやってる人たちに注目。

といっても主体はあいも変わらず古田新太だけど。

幕兵衛役で死んだ後、国定忠治役で再度登場するのだが、

セリフを言ってなくても細かい演技で相変わらず笑わせる。

いつまでも身体を掻きむしる小ネタがツボにはまり、笑いながら隣の友人に

「いつまで掻いてるんだよ」と突っ込む始末。せっかく上川隆也の見せ場だと

いうのに古田新太にしか目がいかなかったがでも大満足!

今日も「ムチムチ!」って言われてたけど「ポチャポチャ!」って言い返してた。

池田成志も細かく表情変えてるんだよねー ちょっと追いきれなくて残念。


ラストシーンは何回見ても鳥肌が立つ。

上川隆也の唯一の見せ場だ。ここは本当に良い。

今日は会場が明るくなっても拍手が鳴りやまず、主役の2人だけ再度登場。

出てきて欲しい人は出てこず。残念。

帰りに友人と“なぜ古田新太はあんなにかっこよく色っぽいのか?ムチムチなのに”

という議題で大いに盛り上がる。ホントにこの人については一晩では語りきれないわ。

パンフレットの古田新太に対する磯山晶のコメント「抱かれたい芸能人第1位」に激しく同意。

今日はちゃんとした『アテルイ』のチラシが入っていた。

市川染五郎はやはり美しいが、水野美紀も本人とはわからないくらい綺麗だった。

水野美紀はきっと沢口靖子より殺陣は上手いと思うよ(笑)

2002-03-20

[]『疾風のごとく』 新橋演舞場

平成の三之助”を初めて見に行く。

今回は歌舞伎ではなくいわゆる時代劇

辰之助がもうすぐ尾上松緑を襲名するので“三之助”を見れるのもこれが最後。

TBSの『情熱大陸』で市川新之助を見てからちょっといいなーと思っていたので、

期待して見に行ったのだが......いやー新之助はとってもかっこいいのよ、華もあるしね。

ただね、芝居のテンポがどうも頂けません。ちょっと合わないの私に。

いつも見に行ってる芝居の展開が早いのかなー?

演舞場は藤山直美の公演しか見た事ないが(大昔に『ヤマトタケル』を見たが細かい所は忘れた)

こんなにゆっくりじゃなかったぞ。

暗転のまー長いこと、長いこと。あれが普通なのか演舞場?


江戸時代、東北地方のとある藩内の派閥争いに巻き込まれた若者たちの物語。

今も昔もお偉い人のやる事は変わらないねー 現在の政府を見るようだったよ。

綺麗ごとだけじゃ世の中渡っていけないと解っているけど、

「清濁合わせのむのが大人の分別」とかって訳知り顔されると何かムカツク

いつの世も正しい者が報われるわけじゃないんだよねー ちょっと憂鬱になった。

新之助も良かったが意外にお茶目だったのが辰之助、今後要注目。

若村真由美って『御家人残九郎』を見て「なんて色っぽいんだろう」と思っていたが、

今回も“艶”がありました。男も女も役者は色っぽくなくちゃね。

2002-03-16

[]『十字架』 東京グローブ座

阿佐ヶ谷スパイダースは初めての観劇。

長塚圭史の作品ってちょっと他にはない妙な感覚。

何かを感じるんだけど言葉に出来ないもどかしさ。

むりやり言葉にするとなんかせっかくの良いニュアンスが消えてく感じ。

よく考えたら重たい題材なのだよねー それを軽く描いていく

フットワーク”の良さが心地いい。役者のバランスもいいのかなー?

長塚圭史 あと2、3年したらもっとすごい芝居が見れそうな予感。


しかーし、今回の楽しみは三上市朗!期待を裏切らずとても素敵でした。

千葉雅子演じる礼子への一途な純愛を捧げる(笑)姿にほれぼれした。

ちょっと危険だけど、お茶目な部分もある大人の男を演じさせたら

三上市朗か古田新太でしょう。(どちらも捨て難い)

『天才脚本家』の時から「いいなー」と思っていたが、今回で決定打。

もうカッコイイです!ずっと三上市朗だけ見てました。

古田新太といい、自分は“ムチムチのオヤジ好き”なのかと今さら気が付く。

でもこの二人ってホント色っぽいんだよねー 声もいいし芝居も好き。

出てくるだけでその場の空気が違うっていうか、華があります。

しかし東京グローブ座.....初めての劇場で広さも判らず席を取ったらすごく失敗。

前の方の席で一番端って見にくい!もっとセンターでじっくり三上市朗を見たかった。

会場で長塚京三氏を発見。息子の芝居の感想を聞いてみたいものだ。

2002-03-13

[]『情事』 シネ・リーブル池袋

イ・ジョンジェの最新作。日本での公開作は確か4本目。

それぞれの作品でのイ・ジョンジェはどれも違う人に見える。

どんな役にでも無理なく馴染んでいく真っ白な役者。


夫と子供がいて裕福な家庭を築いているソヒョン(イ・ミスク)。

アメリカで仕事に忙しい妹に代わり、妹の婚約者ウイン(イ・ジョンジェ)と

結婚準備を進めるため新居を探す二人。出会った瞬間からお互いに惹かれあう.......。

とまどいながらも自分の気持ちに正直に生きる事を選んだソヒョン。

まっすぐにソヒョンへの愛を貫くウインの真摯な姿。

不倫”の映画と言ってしまえばそれまでだが、二人の演技と映像の美しさで、

通俗的なものからの隔たりに成功している。


人を恋う気持ちは止めようとしても止まるものではない。

多くの人を傷つけると判っていながらも相手を欲する気持ちに歯止めは効かない。

自分の気持ちのどうしょうも無さにただただ翻弄される.....

そして人は自分を偽って生きていくことが出来ないと悟る。

すべての人がこのように生きれる訳でない。

自分の気持ちを貫くためにはそれなりの代償を払わなければならない。

それを払った者だけが本物の愛を手に入れられるのかも ......。

2002-03-08

[][] 『天保十二年のシェイクスピア』 赤坂ACTシアター

キャスト見た瞬間に“こりゃーチケット争奪戦だな”と思ったが

すーごくチケット取り辛かった....。

あらゆるコネ、先行がダメでもう取れないと思ったけどなんとか確保。

ホントに良かったよー(涙)


今回はシェイクスピア作品の美味しいところをいっぱい集めて

設定を江戸時代にしたピカレスクもの。

いいセリフ、いい場面が多くて当り前なのをどう構成したのかと思っていたが、

さすが井上ひさしって感じで、上手いなーとほとほと感心。

この物語って“新感線風”の演出にピッタリだなーとも思った。

これを普通の芝居の演出でやったら果たしてこれほど面白かったか?と思うほど。

でも本来の4時間半バージョンも見てみたい。


ピカレスクものってワルいヤツがとことん悪いってとこが魅力なので、

上川隆也が“リチャード3世”で大丈夫か?と思っていたがわりに良かった。

(私の理想の“リチャード3世”はイアン・マッケランなのだ。

 映画『リチャード・ザ・サード』は素晴らしかった!この人と比べるのは酷だ)

ただ他の人が個性的すぎるのか埋没しがちなのだねーこれが。

影が薄かったな−と感じるのは、個人的に興味がないせいかも....。

だって池田成志橋本じゅんも良かったんだものー。 

特に阿部サダヲには持ってかれたかなー 歌も踊りもがんばっててカワイかったです。

でもやっぱり一番は古田新太でしょう!←超個人的趣味

着流し姿は相変わらず色っぽいわ、白ムチだけど(笑)

たださもっと出番があってもいいのにー ちょっと少なすぎて不満が....。

今年は舞台がこれだけなんてあんまりです。テレビ出演が増えるんだって、もったいない。

この人の魅力は映像ではなかなか伝わり難いので、一本でも多く舞台に出て欲しいです。


シェイクスピア作品ていつも人間心理の不可解さ、奥深さを考えさせられる。

裏と表、善と悪、光と影.... 両方とも真実。二つ合わさってそれではじめて完全となる。

「キレイはきたない、きたないはキレイ。愛しいは憎い、憎いは愛しい。」

たださシェイクスピア作品てなんか説明セリフが多いんだよねー。

そういうのって嫌いなんだけどなぜかシェイクスピアだと許せる。

いいセリフが多いからかな−?なんか詩を読んでる感じなんだよね。

ラストの上川のセリフ「馬を引け!」は『リチャード3世』の中で一番好きなセリフかな。

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