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kiediary


2002-05-31

[]『春子ブックセンター』 本多劇場

実は初めての大人計画。今まで一番チケット取るのに苦労した。

天保』よりもさらに厳しかったな。

かつての人気漫才トリオ“春子ブックセンター”

やがてブックは独立してピンで活躍しセンターは彼のマネジャーとなる。

春子は地方のストリップ小屋で下働きをしながら細々と暮らしている。

そんなところへブックとセンターが訪ねてくる.......。


ほとんど内容が無くて、小ネタをいっぱい集めましたって感じ。

でも面白かった!特に“春子”の松尾スズキ

何やってもおかしい。もう動いてるだけでいいよ、許す!

ちょっと登場人物が多い気がするが、劇団員にまんべんなく役柄を振ろうとすると

どうしてもそうなるのだろうなきっと。そこがシンドイとこかな。

今回は宮藤官九郎が作、演出だがこの人きっと最後の松尾、阿部、河原の

漫才をやりたかったんだな−とつくづく思った。

それまでの芝居は漫才をやるための長ーい前振りみたいなものだな。

それくらい息の合った迫力のある漫才だったよ。もう圧巻。

これ見られただけでお金出して良かった。

2002-05-21

[]『模倣犯

模倣犯〈上〉

模倣犯〈上〉

女の腕が公園のごみ箱から発見され、そこから連続誘拐殺人事件の幕開けとなる。

多彩な登場人物たち。被害者、遺族、犯人、取材記者など、複数の視点で

物語が語られていく。それぞれの心情が細かく書き込まれている。

第1部は遺族や取材記者からの描写でそれぞれの気持ちや思惑が語られて

いくのだが、第2部は犯人側からの視点へと変わる。

ここへ来てグッと読むスピードが落ちるのである。

なぜなら、あまりにも丁寧な心理描写ゆえフィクションと判っていても

犯人への憎しみが募るので。本当にこの第2部は憂鬱になった。

読む者をそんな気持ちにさせるのはいかに宮部みゆきの筆力が素晴らしいかと言うことか。

人を思いやる気持ち、こうすれば相手はどう思うのか想像する力、

それらが欠如しているのは愛された事実がない人間だからか?

それが殺人を犯す理由にはならないと思うが、すでに理由さえいらないのがこの物語だ。

そういう人間が存在しているのかと思うと寒気がするが

そうでない人たちもいるはずだと、自分自身ではちょっと信じてるんだよねー

[]『スサノオ』 赤坂ACTシアター

やっぱり古田新太主演で見たかったなー、いやホント。

松岡君がセリフ言うたびに「古田新太だったらこういう言い回しだな」とか

思ってもしょうがないことがつい頭に浮かんでた。

松岡君って悪くないと思うのよ、オープニングは結構ゾクゾクしたしね。

ただね、何というか危険な感じがしないって言うか、毒がないって言うか

色気がないって言うか、あっ全部無いのか。

やっぱまだ若いのかな?年齢は関係ないのか。経験がもう一つって感じかな。


佐藤仁美が良かったです。若者の中で1人だけでも達者な人がいて良かった〜

吉田智則って使い方がもったいない気がする。もっと出てもいいのに。

今回は橋本じゅんも出てないんで寂しかったが、その分粟根さん美味しかったです。

粟根さん出てくると安心。

話はねー 中途半端かな〜結局なにも解決してないんだよね。

まあいっか、新感線だし。

2002-05-19

[]『欲望という名の電車』 シアターコクーン

シリアスものがちょっと苦手なので最初はあまり乗り気では無かったのだが、

友人がチケットとれると言うので取りあえず行ってきた。

大竹しのぶの“1人勝ち”って感じ。他の役者が悪いって訳ではないのだよ。

この戯曲自体が“ブランチ”の為の本なので当然と言えば当然って感じ。

ただ大竹しのぶって微妙なんだよねー まあ上手いと思うのだけど

なんかやりすぎちゃうって言うか、これ以上やられたらちょっとなってとこある。

まだ我慢できる範囲だが、後ちょっとで確実に鼻に付くな。


蜷川演出はこれで3本目くらいだが、1番良かった気がする。

突飛なところもないし、王道をいったんじゃないかしら?

奥行きのないセットのおかげで登場人物の感情が圧縮されて、そのまま客席まで届く感じ。

トランペットの生演奏もエモーショナルを沸き立たせる良い演出だった。

現実が辛すぎてウソの中でしか生きれないブランチが愛おしかった。

そんなブランチに残酷な仕打ちをするスタンリ−。

上流社会に対するコンプレックスか、蔑の言葉で傷つけるブランチへの復讐か。

でもスタンリーはブランチに出会った瞬間から惹かれていたはず。

スタンリ−自身も気付かぬ愛情の裏返しなのかな。

このブランチ役って女優なら1度はやってみたいんだろうなー。

正直美味しい役だねー ウソを付く事で正気を保ててるギリギリの女。

魅力あるよなー

2002-05-18

[]『おやすみの前に』 PARCO劇場

去年の『二人の噺』以来の福島三郎作品。

佐々木蔵之介につられて行ってきました。

もー“蔵之介オン・ステージ”って感じでファンには堪らない内容でした。

可愛くてお茶目な蔵之介がいっぱい見れて満腹。

福島三郎ってホント蔵之介の魅力理解してるな−って思った。

これだけでも行ったかいあり。


現代版の“メフィストフェレス”で悪魔が魔女の設定となり

その魔女(宮本信子)が老教授(佐々木蔵之介)に惚れちゃってさーどうするって話。

同僚魔女の宮地雅子、その宮地に惚れてる“契約者”二瓶鮫一も良かったな− 

宮地さんを見たのは東京サンシャイン以来かな?

相変わらずのコメディエンヌぶりで嬉しくなりました。

福島三郎の話って見た後にしみじみしちゃうんだよねー。

ちょっとホロってきちゃう。

三谷幸喜とはまた違う“優しさ”を感じます。

2002-05-11

[]『幽霊はここにいる』 紀伊国屋サザンシアター

上演中5回は時計を見たな。早く終わらないかと思いつつ......。

実は鴻上尚史の芝居は初めてだったりする。

もう私の中で鴻上尚史の芝居は“伝説”になっていた。

それゆえ過剰な期待をし過ぎなのか?自分の好みと違うからか?....

などと意識しないとすぐ他の事を考えてしまう。

芝居を見ていて集中するのに苦労するなんて初めてかも。

昔の戯曲だから話の展開が遅いのかな?

でもそれだけじゃない気がするんだけどね。

衣裳もねー 奇を衒い過ぎなんじゃないかね。

安部公房の戯曲ってホラ現代でも通じるでしょ?”って

いってるような気がしてしょうがない。

今さら安部公房?って気もするしね。

ああー何だか蜷川幸雄の『心情あふるる軽薄さ』を見た時の気持ちに似てるな。


池乃めだかはホントに小さくて何だかとっても可愛かった〜

見なれてるせいか橋本じゅんが出て来ると安心する。

木野花も西牟田恵も好きな役者だ。なのになぜ?

やっぱり戯曲が古すぎるの?それとも私の感覚がおかしいのか?

終演後、サザンシアターから帰る道すがら、

前を歩いていた若者が劇場を振り返って一言。

「つまんねーんだよ!」

思わず頷いてしまった.......。

帰宅後お口直しに『天才脚本家』のビデオを見る。

やっぱ何度みても面白いぞ!後藤ひろひと

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