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2003-11-30 韓国映画 鑑賞記録 2003年

[] 韓国映画 鑑賞記録 2003年


●『同い年の家庭教師』(03年)  コリアン・シネマ・ウィーク in Spring, 2003

鑑賞日:5/19

場所:科学技術館サイエンスホール

監 督 : キム・ギョンヒョン

出 演 : キム・ハヌル クォン・サンウ

火山高茶道部のクォン・サンウです。今回は主役ってことでいっぱい写ってます。


●『2009 ロスト・メモリーズ』(03年)  東京国際ファンタスティック映画祭2003

鑑賞日:10/31

場所:新宿ミラノ

監督:イ・シミョン

出演:チャン・ドンゴン 仲村トオル 


●『吠える犬は噛まない』(00年)

鑑賞日:11/2

場所:渋谷ユーロスペース

監督:ポン・ジュノ

出演:イ・ソンジェ ペ・ドゥナ キム・ホジョン ピョン・ヒボン

3年前に見逃して以来、やっと見られる!待ったかいあり。

最高!イ・ソンジェもペ・ドゥナもいい!警備員のおじさんも好き。

 

●『嫉妬は我が力』(02年)  第16回東京国際映画祭

鑑賞日:11/3

場所:シアターコクーン

監督:パク・チャノク

出演:ペ・ジョンオク パク・ヘイル ムン・ソングン

 

●『光復節特赦』(02年)  第16回東京国際映画祭コリアン・シネマ・ウィーク2003

鑑賞日:11/7

場所:イイノホール

監督:キム・サンジ

出演:ソル・ギョング チャ・スンウォン ソン・ユナ カン・ソンジン 


●『公共の敵』(02年)  第16回東京国際映画祭コリアン・シネマ・ウィーク2003

鑑賞日:11/8

場所:イイノホール

監督:カン・ウソク

出演:ソル・ギョング イ・ソンジェ

  

●『ワイルド・カード』(03年)  第16回東京国際映画祭コリアン・シネマ・ウィーク2003

鑑賞日:11/8

場所:イイノホール

監督:キム・ユジン

出演:ヤン・ドングン チョン・ジニョン ハン・チェヨン キ・ジュボン

  

●『殺人の追憶』(03年)  第16回東京国際映画祭

鑑賞日:11/9

場所:オーチャードホール

監督:ポン・ジュノ

出演:ソン・ガンホ キム・サンギョン パク・ヘイル

ポン・ジュノ2作目。今のところはずれなし!映像も素晴らしい。舞台挨拶あり。

 

●『春夏秋冬...そして春』(03年) 第4回東京フィルメックス

鑑賞日:11/22

場所:有楽町朝日ホール

監督:キム・キドク

出演:オ・ヨンス キム・ジョンホ ソ・ジェギョン キム・キドク

 

 

●『地球を守れ』(03年) 第4回東京フィルメックス

鑑賞日:11/23

場所:有楽町朝日ホール

監督:チャン・ジュヌァン

出演:シン・ハギュン ペク・ヨンシク ファン・ジョンミン

生シン・ハギュン、監督と共にアンメルツと垢すりタオルを持って登場!

 

 

●『鏡の中へ』(03年) 第4回東京フィルメックス

鑑賞日:11/23

場所:有楽町朝日ホール

監督:キム・ソンホ

出演:ユ・ジテ キム・ミョンミン キム・ヘナ

ホラー映画だよね?現実か妄想か?


●『サイレン』(03年) DVD

鑑賞日:11/29

監督:イ・ジュヨプ

出演:シン・ヒョンジュン チョン・ジュノ チャン・ジニョン

どーしても『リベラ・メ』と比較するよね〜 話が中途半端で損してるな。


●『ナンバースリー』(03年) DVD

鑑賞日:11/30

監督:ソン・ヌンハン

出演:ハン・ソッキュ イ・ミヨン チェ・ミンシク ソン・ガンホ

ハン・ソッキュも良いよ〜今では見られない役だし。

 でもやっぱりソン・ガンホなのよー。持ってかれちゃってる。

 

●『モーテルカクタス』(97年)DVD

監督:パク・キヨン

出演:チョン・ウソン チン・ヒギョン パク・シニャン イ・ミヨン

撮影はクリストファー・ドイルなので映像が凝ってます。おかげで役者の顔がよく見えない(笑)

  


●『エンジェル・スノー』(01年)DVD

監督:ハン・ジスン

出演:イ・ソンジェ コ・ソヨン

イ・ソンジェ、同じ夫でも『公共の敵』とは大違いだなー。こっちはほんと良き夫ぶり。

でも髪型が×。オールバックずきとしては許せず(笑)


●『ラストプレゼント』(01年) DVD

監督:オ・ギファン

出演:イ・ジョンジェ イ・ヨンエ

ジョンジェです(笑)脇役が良し!


●『ガン&トークス』(01年) DVD

監督:チャン・ジン

出演:シン・ヒョンジュン チョン・ジニョン チョン・ジェヨン シン・ハギュン ウォン・ビン

ハギュンも良いけど、『約束』のパク・シニャンの“右腕”チョン・ジニョンがすっごく良いです!

2003-11-24

[] 『イケニエの人

イケニエの人

大人計画本公演。

3年ぶりくらいに久々な松尾スズキ作の本公演。

客演なしの劇団員のみ公演を観るのは初めてかもー。

それにしても、改めてこの劇団は逸材揃いだと感心する。

阿部サダヲ宮藤官九郎荒川良々...ドラマに出てたら1回は必ずチェックするワタクシ(笑)

この3人には笑かしていただきました。

荒川良々のハゲヅラ宇多田ヒカルの衣裳(ニンテンドーDSの)は

出オチでしょう!かなりずるいです(笑)


事前に“食べること”をテーマにするとは聞いていたが

別にそんなテーマ掲げることもなかろーな内容。

相変わらず、小ネタは面白いと思うが、全体的な内容は薄ぼんやりな感じ。

個々のキャラクターばかりが目立つ。(でもそれがとっても面白いんですけどね)

内容が難解で、まとまっていなくても良いから、ただ一点だけでも

気持ちの揺らぎを感じられたら、ずいぶん違ったかもーと思う。

誰しもが持つ“人間のいやらしさ”を見せつける、そんな胸に痛いような

松尾スズキの作品が好きなワタクシにとっては、食い足りない芝居だった。

2003-11-23

kiediary2003-11-23

[] 『地球を守れ』 東京フィルメックス

大企業の社長がエイリアンだと信じているシン・ハギュン

社長を拉致しその正体を暴こうと拷問にかける。

すべては地球を守るために....

どういうジャンルの映画?って聞かれると、とっても困る映画だ。

どう言えばいいのかちょっと悩む。

面白くないわけではないのだが、観ていてなんかこう感情を

一つに絞れず振り幅が大きくて精神的に疲れるのかも....

予定調和でないストーリー展開とでもいうのか?

なんか笑っていいのか泣いていいのか複雑な感情を抱く。

とにかく観ないと始まらないって感じ。

きっと賛否両論間違えなしだが、個人的に嫌いじゃないな〜。

シン・ハギュンの演技はホント素晴らしい。

この人は“スター”じゃなく“役者”

2003-11-22

[][][] 『PTU』 東京フィルメックス2003

ジョニ−・トー、期待の新作。

今回のキャスティングもホント地味というか通好み。

拳銃を無くした刑事、パトロール警官、やくざ....入り乱れての一夜の出来事。

様々な事件が最後にひとつに集約される手法は『ロンゲストナイト』と一緒。

でもオチが楽しいのが前と違うところ。

この作品を創るのに、7本もの別の映画スポンサーのために撮ったとのこと。

ジョニ−・トーにして、撮りたいものを創るにはこれだけのことをしないといけないらしい。

今は来年の旧正月映画を撮っているはず、スター勢ぞろいの商業映画だ。

それも自分の撮りたいものを創るため。

これはこれ、それはそれと割り切りの良さに嫌みじゃなく感心する。

[][] 『春夏秋冬...そして春』 東京フィルメックス2003

キム・キドク作品は『受取人不明』(来年公開予定)しか観ていないが

この1本だけですっかりご贔屓に。

そのキム・キドク最新作だが今回は意外とわかりやすい作品。

でも単純ゆえに奥が深い。


湖に浮かぶ庵には一人の僧と一人の童僧が住んでいる。

童僧はやがて少年から青年へ成長し、恋をし、人を憎み、罪を犯す。

罪を償い、改悛するとき、人生はもう終盤に差しかかっている....


人生とは、生きる事とは何かを考えた時、この作品が生まれたとか。

人の一生を四季になぞらえ、喜び、苦しみ、悲しみを季節ごとに映し出す。

舞台となる山奥は季節ごとにその表情を変え、湖に漂う庵を彩る。

この揺るぎない四季がこの映画の主役。


生きていくのは苦しくて難しいことだ。

それ認めることは簡単なようでなかなかできない。

悲しみや苦悩に煩わされない生き方は一番楽だが

何も失わないかわりに、何も得るものもない。


苦しさや悲しさがあるから喜びがあるのだろうが

それを本当の意味で悟る人はいったい何人くらいいるのだろう?

悟らずに人生が終わっていく人が大半なのではないだろうか。


生きるって単純な事なのにホントしんどいよな〜

秋の夜長にしみじみ。

2003-11-16

[]『吉例顔見世大歌舞伎 昼の部』

『梶原平三誉石切』

話の内容よりはただ仁左衛門が観たくて行って来ました。

鑑定をする場面で、懐紙を口にし刀を見上げる姿のそれはそれは美しいこと!

惚れ惚れするようでした〜 その姿を観られただけで満足。


『船弁慶』

中村富十郎一世一代の船弁慶。船弁慶は二回目の観劇。

松羽目ものなのでちょっと苦手だが、今回は面白かった。

演じる人が違うとこうも違うのかと思う。

足の運び一つとっても、なんかこう役に入ってるというか、動きに無駄がないのだ。

前回は静御前ですでに居眠りしていたが、今回は最後まで楽しく拝見しました。

やっぱり富十郎の船弁慶最後だと思うと寝てられないのかも。


松竹梅湯島掛額』

菊五郎は世話物もいいのだけど、こういうとぼけた役も良い感じ。

「お土砂」という砂?を掛けると身体が柔らかくなりフニャフニャになるのだけど

それを出演者はもちろん、ツケ打ち、幕引きの人にまで掛けて大はしゃぎ。

楽しい芝居でした。

その後、菊之助のお七が火の見櫓で踊るのだが、これが人形振り....

個人的に人形振りがあまり好きではないので....ちょっと辛い。

でも菊之助は本当に綺麗だったな〜

2003-11-15

[][] 『欲望という名の電車青山円形劇場

スタンリー役に古田新太と聞いた時に、え〜!と思ったが

すみません、私が間違っていました。とても良かったです。

ビジュアル的には堤真一の圧倒的勝利でしたが ←それもちょっと悲しいが...

内容面では今回の古田版の方が、より深く理解できました。

堤真一だと端正すぎで、なぜブランチがあれほど嫌うのか

イマイチ理解できなかったのですが、古田新太だと説得力ありありです。

でも決して下品って訳じゃないんです(言い訳みたいだが)ギリギリなんですよホント。

ゲスの色気っていうんでしょうか、ステラがスタンにメロメロなのも良くわかるんです。

たとえ腹が出ていようと演技力でカバーしてしまうんですね〜 やっぱり古田新太、舞台が良いです。

ブランチ役の篠井英介はどうなることかと思いましたが、女よりも女らしく繊細でした。

もう少し現実に目を向けられたら、こんな事にはならなかっただろうに...

夢見ることでしか居場所が見つからないブランチが哀れで愚かで愛しくなってしまいました。

その他のキャストも良かったんです。特にミッチ役の田中哲司!良かったです〜

蜷川版よりも面白かったな〜 ただ3時間はやっぱ長いです。

ナイロンも長くて連チャンはきつかった〜。

2003-11-14

[]『ハルディン・ホテル』

小ネタ満載の上演時間3時間。

もう、ホント長いよ− もうちょっと短くできそうな気がするんですけど....

ケラリーノ・サンドロヴィッチって時間を行ったり来たりするのが好きだな−と思う。

ここんとこ、このネタが多い気が....


10年前のホテルの客や従業員が10年後どうなってるかの話だが

細かいひとりひとりのネタの積み重ねで、10年という時の流れを綴っていく。

変わらない人、変わった人、変わった事に気付かないフリしてる人。

ほんのちょっとした誤解が取り返しのつかない事になってしまうことも...

10年て長いよね〜

ラストに読み上げられるフタツモリの届かなかったラブレターが胸を締め付ける。

いい余韻でした。


三宅弘城サイコ−!前から好きだったけど『トップランナー』で

スーツ姿でドラム叩いてるストイックそうな姿見て惚れなおしました。

今回、大倉孝二との絡みが一番面白かった。

2003-11-08

[][] 『公共の敵』 コリア・シネマ・ウィーク2003

ソル・ギョングの作品は10本見ているが、このキャラクター

その中でも1,2を争うほど好きかも。


ボクシングでアジア大会銀メダル獲得。特別採用枠でいきなり警部補。

しかし無気力、無関心。誰の為に何かをするなんてことには興味ナシ。

ヤクザからのピンハネ、ワイロもフツーにいただく。しかもすぐキレて暴力にはしる。

普段はダメダメの刑事だが実はキレ者....なーんてパターンがあるが

正真正銘全然ダメ「370−18=3?」ぐらいのバカさ加減。かなり笑える。

でもナゼか憎めない可愛げのあるヤツで、仲間からも決して嫌われてない。


そんなダメ刑事ソル・ギョングは、エリートサラリーマンのイ・ソンジェが

実は連続殺人犯だと直感的に知る。←ほとんど野生に近いカン。

証拠はないし相手は社会的に信用ある人物。悪徳刑事には分が悪い。

だがそんな事はおかまい無しにどんどん追い詰める追い詰める。

そのやり方に利口さはなく、なり振りかまわず執念だけ。

おかげで警部補→巡査部長→巡査とどんどん降格。


意味もなく殺される人を見るうちにソル・ギョングが変化していくのが判る。

“どんな理由があっても人を殺してはいけない”と怒りに震え

“人を殺すのに理由はない”とうそぶくイ・ソンジェを許せない。

それは無気力だった彼が「何か」に目覚める時。

人としてちょっと成長したってことなのかも。


イ・ソンジェは作品ごとに違う顔を見せてくれるが

(『吠える犬は噛まない』の甲斐性なし夫とは別人のよう!)

今回のサイコキラー役はどこかで見た人物像なので

ソル・ギョングの刑事役と比べるとどうしても印象が薄い。

2時間以上の上映時間だがソル・ギョングを見てるだけで飽きない。

本当にダメ刑事なのにすごい魅力的に見えるの。

ダメさの中にも哀しさがあって、それが色気を醸し出してる。

[][] 『ワイルドカード』 コリアン・シネマ・ウィーク2003

こちらは同じ刑事ものでも、うって変わったアットホームさ。

殺伐とした事件は起こるのだが、どちらかというと事件より刑事たちに視点を置いている。

なのでいきなり上司の誕生会から始まるのが微笑ましい。


主役の二人の刑事、チャン・ジュニョン、ヤン・ドングンが良い。

特にヤン・ドングンは『受取人不明』(監督:キム・キドク)のあの混血児の役の人なのだ。

一目惚れした女性に不器用な接し方しかできない姿が可愛い。

硬軟演じ分ける、フットワークの軽さも小気味いい。


主役以外の刑事たちも、それぞれの思惑や悩みがある。

昔のトラウマにより犯人逮捕の際、後込みしてしまう先輩刑事。

その姿に反発する後輩、かばう同僚など様々な関係が描かれる。

凶悪事件を憎み、被害者や遺族に暖かいまなざしを向け

犯人逮捕を誓う姿は静かに熱くて、決して煩わしくない。


本物の刑事へ詳細にリサーチを重ねた結果の台本。

事件のリアルさや刑事たちの日常も良いのだが

それよりも個々の刑事たちのキャラクター付けが

作品にいい影響を与えてるのかも。

2003-11-07

[][] 『光復節特赦』 コリア・シネマ・ウィーク2003

脱獄常習犯のチャン・スンウォンはスプーン1本で6年間穴を掘り続け脱獄に成功する。

詐欺師ソル・ギョングは恋人が光復節に結婚すると聞いて脱獄に便乗。

二人は無事に刑務所を逃げだし、一息ついたところで自分たちが光復節特赦で

釈放が決まったことを新聞で知る......

脱獄後、逆ギレして刑務所の保安課長へ直接電話するシーンがおかしい。

「なぜ教えてくれなかった!」「すまん。無かったことにするから帰って来い!」

フツーこんな事ありえないと思うよ。でも面白いけど。

凄いデフォルメしてるけど物事の本質よりも失点をいかに取り繕うかが重要な

体面重視の「お役所」を現していて面白い。

ソル・ギョングの情けなさとチャン・スンウォンのおバカな演技が良い。

チャン・スンウォンは日本では「リ・ベラメ」しか公開されていないが

ビデオリリースされてる「風林高」←これはあんまりな邦題だと思うの。

や今回のようなコメディタッチの作品が好きだな〜

ソル・ギョングは情けない役なんだけど恋人への一途な気持ちと

最後の演説がカッコイイです。←いかにも見せ場って感じでちょっと照れるけど

もうどんな演技でも安心して見ていられる人。

なぜか「紅いリップスティック」の唄を歌ってる人にときめいてしまう

ソル・ギョングの恋人役のソン・ユナと体制側の脇役陣が皆それぞれいい味だしてます。

「偉い人でもひと皮剥けば皆同じ」な権力者へのおちょくり加減が楽しい作品。

2003-11-04

[][] 『世界でいちばん私をかわいがってくれたあの人が去った』東京国際映画祭

32歳に見えないほど可愛い女性監督マー・シャオイン。

急遽来日でティーチインあり。


人間は死ぬという単純な出来事をなかなか理解できない。

それが大切な人であればなおさらだ。

生きている間は気付かぬ思いを失って初めて悟ることがある。

愛する人がこの世からいなくなるのはなんと辛いことか。


親だから面倒見るのは当たり前と口では簡単に言えるが

実際に身体が弱っている親を日々介護するのは並み大抵のことではない。

女流作家の娘役スーチン・ガオワーは仕事と家庭を両立させ、なおかつ母親の介護をする。

中国では妻が親の面倒をみるのが当たり前らしく、旦那は手伝うそぶりさえない。

あげくに翌日に手術を控えた母に付いていてやりたいのに

旦那は自分の両親が田舎から出てくるので迎えに行けと強引に命令する。

自分の母親の容態を心配しつつ迎えに行き観光案内までするスーチン・ガオワー。

娘が来ないのを心細く思う母親の描写に胸が痛くなった。

映画だけど旦那に対してものすごく腹が立つ。


もう余命いくばくもないと判っているのに病人のわがままに、つい言い争ってしまう。

そんな態度に反省しつつ、またぶつかり合いの繰返し。

でも確かなことは一日でも長く一緒にいたいと思う母娘の愛情。

目まぐるしく変化する感情の起伏を表現するため

短いシークエンスをいくつも積み重ねて構成し、スピーディに演出。

この方法が介護という繰返しの日常を飽きさせず見せる事に成功している。

年老いた親の介護という、誰しもが直面するであろう普遍的なテーマ。

ちょっぴり親の事、将来の事を考えてしまった。

2003-11-03

[][] 『バレット・モンク』 東京国際ファンタスティック映画祭

もう内容はどうでもいいの。ユンファの顔さえ見られれば。

舞台挨拶もサービス満点。香港明星はみんなサービスが

良いがその中でもユンファはピカイチ。人柄の良さがにじみ出ます。

ハリウッドに渡ってから撮った作品の中で一番好き。

ユンファのお茶目な部分がたくさん見れて楽しい作品。

ハリウッドでのアジア人はなかなか役がまわってこないと思うが頑張ってほしい。

なんなら香港へ戻ってくれても私は一向にかまわないのだけど.....

[][] 『嫉妬は我が力』 東京国際映画祭

女性監督パク・チャノク長編デビュー作。

大学院生の青年は恋人を妻子持ちの文芸雑誌編集長に奪われる。

友人の上司がその編集長と知ると、嫉妬混じりの好奇心

アルバイトとして出版社で働き出す。


青年には心惹かれる女性カメラマンが現れるが

編集長も彼女に関心を持ち始める。

奔放でなにものにも囚われない彼女は、編集長と関係を持ちながらも

青年の中に、自分が失ってしまった純粋さを見つけ気持ちが揺らぐ。

その変化に気付かぬまま青年は彼女から身を引く。

「最初からゲームにはならなかった」編集長に対する嫉妬と羨望。


編集長にとって人生で大切なのは文学と女だ。

自分の文体を持たない作家を認めない。「文学」に対する真摯な態度。

もうひとつの大切なもの「女」に対しても同じなのだろう。

自分の気持ちに嘘をついてまで女とはつき合えない。

青年の昔の恋人を捨てたのも自分に正直に生きるためだ。

一見冷たく見えるがそれが彼なりの優しさなのでは。

その場限りの同情で下宿屋の娘を抱いてしまう青年とは優しさの質が違う。

しかしそんな青年に編集長は若かリし頃の自分を重ねる。

ラストシーンが象徴するもの。

それは編集長自身が気付かぬ若さに対する嫉妬と羨望を

いずれはっきりと自覚する日がやってくる。


人の気持ちの複雑さ、どうしようもなさが伝わってくる作品。

主役の青年パク・ヘイル、編集長のムン・ソングンがお見事。

2003-11-01

[][] 『ヘブン&アース

中井貴一、ジァン・ウェン、チャオ・ウェイ、フー・ピン監督の舞台挨拶あり。

チャオ・ウェイが一度もコート脱がず、どんなドレスか見られなかったのが残念。

中国・唐時代の古装片もの。

内容はちょっと韓国映画『武士』←実は内容をあまり覚えていないけど。

かぶるところあり、でもこっちの方が面白かったかな〜(だから覚えてないんだけど)

それは意外とジァン・ウェンと中井貴一がかっこ良かったから。ホント意外だけど。

敵同士なのだがお互いを認め合い、信頼している姿がいい感じ。

チャオ・ウェイを挟んで微妙な感情の揺れがあるが

二人とも“武士”なのでストイック。こういうところもまた素敵。

あのオチさえなければ最近観た古装片の中では一番面白かったかも。

撮影はジャオ・フェイ。ウディ・アレンの新作オファーを断ってこの作品へ。


『さらば、龍門客棧』『ヘブン&アース』はともに米アカデミー賞へ出品。

ちなみに香港は『インファナル・アフェア』だとか。

[][] 『さらば、龍門客棧』

ツァイ・ミンリャン映画は手強い。

ビデオ鑑賞だと意識が遠のくか、我慢できずに早送りだ。

『愛情萬歳』は何度チャレンジしても途中で寝た。

それ以降、ビデオでのツァイ・ミンリャンは禁止にしている。

それでは劇場へと思うが覚悟がいるのでグズグズしているうちにいつも終了。

結局、1回もロードショーで観た事なし。

というわけで映画祭でしか見ないツァイ・ミンリャン作品2本目。


閉館の決まった映画館最後の日、上映されている映画は

キン・フ−の『龍門客棧』そこに集う客と従業員の一日。

いつものごとく喋らない、動かない、聞こえない映画だ。

決して動かないカメラの構図が乾いた視線を感じる。

孤独と寂寥がないまぜになった不思議な感覚。

上映後のティーチインで相変わらず良く喋る監督。

映画の中で役者に喋らせないかわりに自分が喋る喋る。

この映画の主役は『龍門客棧』キン・フ−へのオマージュ

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