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kiediary


2004-04-29

[] 『ドライブイン カリフォルニア』本多劇場

ぜひ初演が観たかったですぅ〜。今回のキャストとぜひぜひ比べたい!

まず、小日向文世と田口トモロヲが出てきて

え〜ちょっと違和感あるかも〜と思ったが

そんなのは実に些細なことだと仲村トオルが出てきて気づきました!

スッゴイスゴイ!発声法からして違う世界です。

これは仲村トオル自身が違うと解っていての所業なのか?

彼の資質(ただの天然)なのか?あとから冷静に考えて悩みました。

が、出てきた時はそんな考え及ばず、彼の演技に文字通り

私の開いた口が塞がりません!しばし呆然→爆笑!!です。

(松尾スズキも素で笑ってたしぃー)

え〜!という批判を遙かに飛び越して、もうそこまでやったら良い!許すって感じです。

仲村トオル、ある意味大物。すごいモノを見せて頂きました。

なーんか『エリザ』のトート@内野っぽいにおいなんだよね〜。

異種格闘技?

仲村トオルのおかげで、最初何となーく違和感だった小日向&田口が

私の中ですぅーと松尾作品に溶けこんでいきましたからね〜。

小池栄子なんて初手から空気掴んでて、一番松尾作品に馴染んでましたよ。

サトエリより好きだよホント。

最初はどーなることかと思いましたが、今までにない大人計画公演で新鮮でした。

終わりのころには劇団員と客演陣がいい混じり具合でアリアリだな〜と思いました。

話も松尾作品にしてはわかりやすく、よく考えたら重い話ですが

観劇後は胃もたれなしの爽快感です。

『博士の異常な...』の挿入歌(タイトルが思い出せない)が

ノスタルジーを誘いましたね〜 良かったです。

いやー仲村トオル、今までノーマークでしたが好きかも〜。

もしまた“大人”に出るときがあれば、そのまま変わらずいて欲しいものだわ。

2004-04-14

[] 『四季 冬』 

Vシリーズ、四季シリーズ読了。

これでやっと完結ということなのかしら?う〜ん、面白かった。

途中からミステリーとして読んでなかったからかも。

S&Mのシリーズはまだミステリーを意識していたけれど

正直トリックよりも、犀川や萌絵の思考過程の方が面白かった。

Vシリーズは最初からミステリーとかトリックどうでも良くて ←邪道?

それぞれのキャラクターはどういった人物なのか?

それが四季シリーズにどのように係わっていくのか?

そんな事ばかり考えて読んでいた。

あー!もう、構成のすごさにちょっと感動。

森博嗣の中では最初から、この図式が見えて書いていたのかしら?

(“林警部”はもうちょっと工夫があったのでは...人物造形じゃなくてね...)

最後にはすべてが一つになる、カタルシスにも似た充実感。

でも四季シリーズには出てこない、練無や紫子のその後も気になるな〜

『四季 冬』には違った事件も出てきてたし、今度の新シリーズでは

そこら辺の続きにして欲しいし、それとは別に学生時代のへっ君の事が知りたい!

S&M、V、四季シリーズ、これで1つ物語になっているのだね〜



四季・冬 (講談社ノベルス)

四季・冬 (講談社ノベルス)

2004-04-11

[] 『エリザベート』帝国劇場

初エリザです。しかも正統派(?)山口祐一郎でなくうっちー@内野聖陽版。

正直、日本人のミュージカル苦手です。しかも東宝ミュージカル...

でも話題騒然なので我慢できず観てきました。うっちーとパク・トンハ目当で。

いやー ツッコどころ満載で楽しかったです〜。

ミュージカルだからかもしれませんが、うっちーのオーバー演技が笑えました。

衣裳もカツラも仕草も何もかも大げさで、可笑しすぎてかえって好感度大。

初演を観た友人によると、演出がかわっているとか。

うっちー@トートはもっとやらしげな演技だったそうで、そっちがぜひ観たかった〜。

観劇後、内野聖陽はなにを基準に仕事を選んでいるのか?論争が勃発し

友人と楽しいひとときを過ごすことができました。←マジで語っちゃいました!

パク・トンハはけっしてヘタではないのですが印象が薄く残念でした。

どう考えてもトート役のインパクトにかなう訳ないです。

一路@エリザベートはエゴイストのわがまま女にしか見えなかったです。

枠に収まりきれない異端の悲しさとか寂しさが、もうちょっと現れても良いのではと思います。

ジャン・コクトーの『双頭の鷲』はエリザベートをモデルにした作品で『エリザベート』と内容は違っていますが、

このくらいの厭世観と孤独の影が王妃には必要かと思われます。

映画版『双頭の鷲』は素晴らしい作品。

2004-04-10

[] 『スマイル・ザ・スマッシャー』

相変わらず解りにくい作品だ...

自分の理解力が足りないのか?とつくづく思う。

でもいつも妙にひっかかるペンギンプルペイルパイルズ。

ありえないシチュエーション、不思議な感覚。

しかもその特異な状況、不思議さを説明しない、不親切さ。

でもその解りづらさ、不親切さに惹かれてしまう....

捻れさかげんが妙にいいのかも。

ストーリーなんて説明できないし、する必要もないかも。

観る者に解釈をゆだねる、頭を使う観劇。

頭を使って、あれこれ考えるのがけっこう楽しかったりして。

人それぞれの解釈があって、正解はなし。

“奇妙な味”なんだよねー クセになります。

2004-04-04

[] 『H[エイチ]』 シネセゾン渋谷

サイコスリラーに無精ヒゲはつき物なのだろうか?

セブン』のブラピ『カル』ハン・ソッキュもヒゲが...

無精ヒゲの男って、なんで色っぽく見えるのだろう?単に好みの問題なのかしら。

そんなわけでチ・ジニの無精ヒゲ姿を見に渋谷まで。

『ソナギ』の時も無精ヒゲで、この2本しか見てないので

ヒゲ無しの姿を見たことがない。

いつもヒゲ有りでいて欲しいと思うくらい、無精ヒゲ姿は色っぽい。


1年目前と同じ手口の女性連続猟奇殺人事件が起こる。

その時の犯人は自首し収監され死刑を待つ身。

では誰が模倣しているのか?

その事件を追う“熱血”チ・ジニと女上司“冷静”ヨム・ジョンア。

それぞれに傷ついた“心の闇”を抱えている。


チ・ジニを鑑賞しに行ったのだが、どうしてもヨム・ジョンアに目がいっちゃう。

病的なほどの顔色の悪さ(もちろんメイクだと思うけど)と扁平な身体の線。

怖いもの見たさなのか、ツーショットでもヨム・ジョンアの方へ目が...

抑制された演技が怖いほど。

チ・ジニは無精ヒゲで相変わらずいい男。

しかし内容はどこかで観たって感じで、新鮮味は感じない。

何かもう一つ足りないんだよね〜 途中でオチが見える。

[] 『はたらくおとこ』本多劇場

阿佐ヶ谷スパイダース公演。

池田成志中山祐一朗、池田鉄祥、伊達暁....大好物の豪華フルコースメンツ。

しかししかし、今回はあまり気にしてなかった中村まこと、松村武が素敵。

特に中村まことには大人の色気を感じました。

寂しさや哀しさは男の艶を増幅させますね〜 良かったっす。

松村武はカムカムミニキーナ公演でしか観たことなかったんですが

ここでは違う一面を見せていただいた感じ。ごちそうさま。

カムカムと言えば媒体的にメジャーなのは八嶋智人ですが

演技や面白さではむしろ松村武の方が上なのでは?と感じました。

やはりそれが座長たる由縁でしょうか。

ダメ人生を送る男たちの話ですが、可笑しくて哀しいです。

登場人物がみんな、ちょっとづつズレてるんです。

ただ、そのズレがよく考えたら怖かったりするんですよね〜

そこら辺の微妙な演技を役者陣がいい仕事してます。

毎回、長塚圭史の話には「もの哀しさ」を感じます。そこが好きかなところかも。

2004-04-01

[]ベジャール・ガラ『ボレロ』 五反田ゆーぽーと

会場全体が固唾を飲んで待っている。

静まりかえった中にもピリピリする程の緊張感。そして暗転。

緞帳が上がり、暗闇の中に一筋のスポットライト。

手だけが妖しく浮かび上がる。

クラリネット音色が響き『ボレロ』が始まる。


静かに深く誘い、激しく遠く突き放す緩急を付けた振付や

ダンサーの様々な表現が徐々に高みに登って、やがてつき果てる。

それは、繰り返されるボレロの旋律に楽器が増え

徐々に音が増幅されていく過程に同調する。

神の儀式にも似た崇高さを感じる反面、底知れぬ欲望をも感じる二重性。

ダンサーの人間性や本質までもが、さらけ出されてしまう『ボレロ』

二十世紀バレエ最高傑作と謳われる由縁。


首藤@ボレロは身体の隅々から指先まで情感がゆき届いている。

想いを振りのひとつひとつに織り込んでいる感じ。

最後の『ボレロ』は本人も思い残すことはなく昇華したのでは。

カーテンコールでは赤い紙テープと金の紙吹雪が落ちてきて客席からの花束ラッシュ。

控えめに嬉しそうに受け取っているのが微笑ましい。

ふと見ると彼の足の甲には踊りの最中に傷ついたのか赤い血の後が.....

それが“神に選ばれし者”の証のように見える、酩酊した夜だった。

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