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2012-02-04 芯まで冷える寒さは落ち着いてきた

[][][]備忘録代わりに 19:06 備忘録代わりにを含むブックマーク 備忘録代わりにのブックマークコメント

Facebookはバカばかり

やっぱりFacebookはアホばかり

件のジョークを「実話」だと思ってしまったことに対しては、人間誰でも間違いはあるし、それについてはとやかく言う気にはなりません。もっとも、この書き方はどう見ても某掲示板あたりに出ていたコピペなんじゃない? とすぐに思ってしまったら、その人は軽度のネット中毒者なような気がしますが。

ただ、この手のSNSにありがちなパターンといえばそれまでだけれど、この投稿の前書きにある「実話」の文言に関して異議や疑問を呈すると、途端にフォロワーたちが半ば盲目的にその反論を退けようとするところに、ネットというかさらにいえば「みんな」の怖さを見た思いがしました。

論理的な正否や真偽、事実関係の妥当性なんてのはどうでもいいの!

私は感動したの! こういう話は大事だと思うの!

それに水を差すなんて、あんたはどうかしてる!

…てな感じでしょうか。問題なのは、これを「実話」だとして「拡散」していることに異議を唱えたら、途端に自分の発した言説に対して責任を負うことなく、事実上、言い方は悪いですが、逃げ出したことではないのでしょうか。

個人的な体験談を言えば、二宮尊徳(そういや一般に言われる「二宮金次郎」という言い方は妥当なんですかね、歴史学的には)が若かりし頃、薪を背負いながら勉強して出世したという苦労話のご高説を宣う人に、そもそも若年層が一定期間、学校にも行けずに労働を強いられる環境自体が間違っていたのではないのか、と疑問を呈すると、この話の趣旨はそういうんじゃないんだ、苦労して勉強したという教訓を言っているんだ、屁理屈を垂れるな! などという抑圧を受けました。要するに「最近の若者は〜」などと叩きたい年齢層にとって「感動」する話に水を差しちゃいけないんだ、という新たな教訓を学ぶことができたという意味では、この寓話は私にとって一定の教育的効果はあったのでしょうが、なんとなくこれに近いものをこの件で感じました。

あぁ、もっと分かりやすく言いましょうか。現在、原発問題に絡めて電力会社総スカンを喰らっていますが、あれ、原発反対運動をしている人たちにとっては、何十年も前から指摘していたことなんですよね。で、そのとき、そういう批判を口に出すと、「このアカ!」「なんでも反対ばかりして!」などと集中砲火を浴びたものです。…で、今はどうです? あのとき罵詈雑言を浴びせた人たちがいつの間にか、やれ放射能心配だとかなんとかほざいている。当時の録音テープを聞かせてあげたいものです。


そういや、なんでこの手のSNSって、批判はするべからずが暗黙の了解なんだろうね。石黒正数さんが『ネムルバカ』で「駄サイクル」と表現していましたが、心地よい空間っていうのは、気を付けなければいけない空間なのかもしれないですよね。

ほら、酒を飲んでよい感じに酔っ払うと、確かにそのときは心地よいですが、その後もその心地よさが継続したことはないでしょう? たいがい後で後悔するし。

2012-02-03 あっという間にもう2月

[][]今年もまた余計に歳を重ね 01:58 今年もまた余計に歳を重ねを含むブックマーク 今年もまた余計に歳を重ねのブックマークコメント

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いったい私はどう生きて、なにがしたいんだろうね。

祝う気分よりも、悲しい気分の方が強い。

たかちほたかちほ 2012/02/05 16:53 遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます。
また一緒に酒でも酌み交わしたいものですね。

kiha38kiha38 2012/02/05 18:17 ありがとうございます!
ぜひぜひ、また呑みましょう。

2012-01-27 もうじき1月も終わる

[][][]Serene Snow From The Sky 00:48 Serene Snow From The Skyを含むブックマーク Serene Snow From The Skyのブックマークコメント

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真冬の月曜日、日が沈んで雪が空の群青色で染まり上がるころ――

静かな音を立てながら、家路を急ぐ人たちを乗せて、列車は駆けていった

2012-01-17 1月も半分を経過

[][][]なんだかんだと気忙しくも 00:54 なんだかんだと気忙しくもを含むブックマーク なんだかんだと気忙しくものブックマークコメント

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自分にはない才能の持ち主に嫉妬して

そんなのは無意味だと思いつつも、そう簡単に心の整理はつかない

なんでもシステマチックに整理できればいいのにね

2012-01-02 三が日も半分が経過

[][][]A Happy New Year!! 21:33 A Happy New Year!!を含むブックマーク A Happy New Year!!のブックマークコメント

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2012年となって6時間ほど経過――

それでも列車は、いつも通りに走っていった


■  □  ■

今年の元旦初日の出が見られなかったばかりか、早速地震に襲われるという類い稀な一日でしたが、なにはともあれ明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

いろいろな課題を引きずったままですが、さて、今年はどうしましょうかね…。

2011-12-31 いつの間にかもう大晦日

[][][]今年も残り30分を切った 23:42 今年も残り30分を切ったを含むブックマーク 今年も残り30分を切ったのブックマークコメント

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2011年、相変わらずさまざまな方に助けられ、支えていただいた一年でした。

私がこのサイトを運営していなければ決して知り合えなかったであろう方々ともお会いすることができ、そして杯を交わすことができて、つくづく思いますが、人の縁って不思議なものですね。改めて実感した一年でもありました。

もう少ししたら年が明けて、2012年

このサイトをご覧いただいている方々に、感謝の気持ちを込めて。

A Happy New Year!

[][][]秘封倶楽部日誌 12月17日 その三 19:06 秘封倶楽部日誌 12月17日 その三を含むブックマーク 秘封倶楽部日誌 12月17日 その三のブックマークコメント

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「…ん!? メリー、どうしたの?」

「ん、大丈夫、何でもない」

「…そう、そうならいいけれど。」

返事がメリーの耳に届いたときには、すでに蓮子は再びカメラ片手にあたりの茂みを掻き分けていた。ここに等間隔の線路が何本も並んでいるということは、どこかに転轍機があるに違いないのよ、と話しているのがメリーに聞こえた。しかし、メリーはどこか上の空みたいな感じで冬の雑木林に響く蓮子の掛け声と草木がたわむ音を聞いていた。

(うん、気のせいよね、これは)

夢と現の境界

それが、もしあるのなら――その境界を暴き出すこと。

それこそが、秘封倶楽部の最大の活動テーマ

そして――その境界を認識できる、「私」の能力

その「私」こと、マエリベリー・ハーン

蓮子はこの名前が発音できずにメリーと呼ぶけれど。

その「メリー」は、一体何者なんだろう。

前人未到の世界

人の認識を超越した世界。

すなわち、人ならざる世界。

人が人ではない、それが住まうはずの世界。

それが分かる「私」は、一体

「お〜い、メリー!!」

思考が強制的にシャットダウンされる。インターフェース上から手続きに則ってPCを終了させるような上品なものではなく、喩えるならばいきなりコンセントプラグを引っこ抜いたような感じだ。目の前が真っ暗になる。そして周囲の明るさに気が付く。

「メリー、どうしたのよ」

私の相棒が10mほど先で手を振って合図している。しかし、この10mが曲者で、丸太が渡してあるだけのちょろちょろ水が流れている小川の橋を渡り…といきたいところだが、この丸太が腐りかけているので、いかに平均的な同年代の女子よりもやや軽いメリーといえどもリスク回避的な行動を選択し、乾涸びた川底にいったん降りてから先程降りてきた斜面の途中まで戻って、声の主のもとへ枯れ草を掻き分ける。服には数々の得体の知れない実がへばりつく。

「どうしたのよ…メリー? さっきから心ここに在らずな面持ちで」

「うん…」

「…ひょっとして、見え…た…の?」

「ううん、見えた訳じゃないわ。ただ、その、うまく言えないけれど気配みたいのを感じたのよ」

「意外ね、ここにも境界があったなんて」

とりあえず資料写真として全景のカットも必要ね、と蓮子はカメラを先程まで私がいた場所に向ける。

パシャリ。

もちろん、何も起こらない。そのことに、メリーは軽く安堵する。それは、境界への恐怖心でもあるし、仮に蓮子の目の前にいきなり境界の裂け目が現れたりしたら、彼女のことだから「今、この絶好の機会に行かなくて、いつ行くのよ」と突撃を仕掛けることは火を見るより明らかで、いきなりは危険よ、最低でももう少し観察してからと至極真っ当なことを言うメリーを押しのけてでも境界に身をねじ込ませようとする蓮子を全力で引き留める、友人としての当然の義務をこの場で履行しなくてもよいという意味ででもあった。

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2011-12-28 今年も残りあと4日

[][][]秘封倶楽部日誌 12月17日 その二 01:41 秘封倶楽部日誌 12月17日 その二を含むブックマーク 秘封倶楽部日誌 12月17日 その二のブックマークコメント

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「やっぱり私の勘は当たっていたわね」

蓮子が少し勝ち誇ったように言うのをメリーは少し上の空で聞く。このくらい希釈しないと蓮子の言説はメリーには少し毒だ。もっともこの「少し」のさじ加減が難しいようだか。

「でも、ここまでしっかり残っているなんてすごいわね…」

初めて目にする眼下の「廃線跡」というものに蓮子は言わずもがな、メリーも素直に感動して呟く。

「そうでしょ、でも、正直ここまで残っているとは私も予想していなかったわ」

「うん、その丸太の」

「架線柱ね」

「…そう、架線柱なんか、電線こ」

「架線ね」

「…架線こそ錆びてぶら下がっているけれど、張り直せばそのまま使えそうじゃない?」

「あ、メリー、見て見て、レール!!」

蓮子はますますヒートアップする。ここは、さっき写真撮影した橋梁跡を潜って民家の裏手を通り、生活道路とも山道とも、はたまた獣道ともつかぬような、落ち葉が積もって人間一人がやっと歩けそうな斜面上の道らしきものを少し登ったあたりだ。さっき蓮子が言った勘とは、この廃線跡がまだ当時の面影を留めているという意味でなのか、それともこの道をたどっていけば廃線跡に辿り着けるという意味でなのか、メリーには判断がつきかねたが、それは愚問というものだろう。

「今は民家があるけれど、おそらくあそこら辺から本線と分離して、こちらに線路が延びていたのね」

「かつて…ね。どうするの、下に降りてみるの?」

とメリーが言ったときには、すでに蓮子は斜面から下りられそうな求めて場所を樹木を伝っていた。いつもながらこの行動力には感心するが、

「蓮子、もう少し進んだこの辺りに踏み固められた跡があるわよ」

良く言えば探究心旺盛、悪く言えば無鉄砲とか無謀とか無茶とか色々と評せそうな行動でもある。ちなみになんで後者の方が多いのだろうか、メリーもその理由は分からない。

「なによ、あるなら先に言ってよ」

「蓮子、お先にどうぞ

「あら、私が一番乗りしていい訳?」

先程の急斜面への滑落まがいのアタックに比べれば、遥かに容易にかつての路盤に降りることができた。とはいっても堆積した落ち葉を踏み分けて歩くことには変わりなく、蓮子がなぜブーツを履いてきてとあらかじめ言ったのかがよく分かる。普段はいている革靴だと、どうやっても落ち葉や枯れ枝が靴の中に入り込んできてしまうだろう。

それから数分後の私たちの目の前には、よくある冬場の沢底の光景が広がっていた。ただ違うのは、それがあまりに人工的な沢だということだ。足元は砂底ではなく、ほとんどは苔むしているとはいえそれでも一部はいまだに輝きを失っていないレールが何本も地面から顔を覗かせている。それは紛れもなく、数十年前はここが線路上であったことを静かに雄弁に語っている。

私たちは、今、廃線跡にいる。

私たちは、今、過去の上に立っている。

私たちは、今、歴史のレールの上を逆行していようとしている。

メリーはふと空を見上げる。冬の季節らしい、どこまでも澄みわたる蒼空。あまりにも自然で、あまりにも人工的なその色遣いに、心地よい気分になった。それは蓮子も同じなのだろう、架線柱を見上げて、そしてその遥か奥にある蒼空を凝視している。

「あ、れ…?」

ふいに、変な感覚、いや、いつもの「あの」感覚に一瞬だけ襲われた。ううん、いや、気のせい。メリーはそう自分に言い聞かせる。うん、きっと…。