Table Games 24 hrs. / hatena ed.

2010-11-13

古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im alten Rom / 大競技場 Circus Maximus

| 21:42

©Reiner Knizia, 2002

This is an excerpt from "Neue Spiele im alten Rom - Japanese Edition (ISBN4-9901416-0-1)" published by us (Late Toccobushi Game Club / SAWADA Taiju) under the license of Dr. Reiner Knizia.

2-5人用/45分

戦車競走はローマではとりわけ人気がありました。円形の大競技場は、喚き喝采しながら競走を観戦する二十万もの観客を収容できました。馭者は色分けされたチームに分けられました。彼等の中には無数の競走を闘った者もいました。最も成功した者は、人々から英雄として崇められました。勝利の報奨は途方もないものでした。しかし危険も大きく、多くの者がその勇気の代価に命を失いました。

「大競技場」では、プレイヤーはそれぞれ戦車三乗によるチームを操ります。プレイヤーは全員五枚の走行カードを受け取り、これを個々の戦車に好きなように割り振ります。最初に自分の戦車三乗全てにゴールラインを割らせたプレイヤーがゲームに勝利し、大衆の称賛を浴びます。

用具

ゲーム盤を使用します。加えて、プレイヤーはそれぞれ一色、値が1〜5のカードを受け取ります。また同じ色のカウンターを三つずつ受け取ります。

準備

ゲーム盤を広げます。古代ローマの大円形競技場が描かれています。競走路の一角に、明色で示された開始位置が15マスあります。プレイヤーはそれぞれ五枚の手札を受け取り、自分の前に一列に晒します。また、自分の色の戦車を表すカウンターも三つ受け取ります。

戦車の整列

第一ラウンドの開始プレイヤーを選びます。各プレイヤーは時計回りに、空いている開始位置を一マス選んでそこにカウンターを置きます。そして第一ラウンドの最終プレイヤーから第二ラウンドを始めます。ここでは二つ目のカウンターを、第一ラウンドとは逆の順番で置いていきます。第三ラウンドも同様に、第一ラウンドと逆の順番で行います。そして競走が始まります。

ゲームの流れ

プレイヤーの目的は、自分の戦車三乗に競走路上を時計回りに走らせて一周させた後、盤中央にある明色で示されたゴール位置のうちの三つのマスに乗せることです。ゴール位置から馭者は輝かしき皇帝に拝礼を行い、そして競走に勝利します。

ゲームは何ラウンドかに渡って行われます。毎ラウンド、三乗の戦車全てが移動し、五枚全ての走行カードが使われます。プレイヤーはそれぞれの戦車にどの走行カードを使うか決めなければいけません。

各ラウンドにおける移動の順番は、戦車の位置に基づいて決まります。前を行く戦車が常に、後続の戦車よりも先に移動します。

移動の順序

各ラウンドの正確な移動順を決めるため、競走路を四つに分けます。長い直線の領域がふたつと、その二直線を繋ぐ暗色の継ぎ目領域が曲がり角にふたつ、以上の四領域です。

最初に、首位の走者を含む領域にいる戦車が移動し、次に、それに続く領域の戦車が移動し、以下同様に全ての戦車が移動するまで続けます。

長い直進路においては、一番前にいる戦車が最初に移動します。いくつかの戦車が同一線上に並んでいるとか、あるいはいくつかが同じ継ぎ目領域上に並んでいるという場合は、より中央に近いほうの戦車が先に移動します。

戦車の移動

自分の操る戦車が移動する順番になったら、プレイヤーはどの走行カードをその戦車に割り振るか決めなければいけません。

これを行うには、まず自分のカードの列から一枚選んで自分の側に引き寄せます。続いて選んだカードの数字ぶんだけ、一マスずつ声をあげて数えながら、戦車を動かします。戦車はどの方向にでも動かせますが、しかし必ず直進しなければならず、また空いているマスしか通過もできません。カードに書かれている移動歩数は使い切らないといけません。

このあとプレイヤーは二枚目のカードと、あるいは三枚目のカードも選び、同様の処理を繰り返すことができます。戦車一乗につき最大で三枚のカードを使用できるのです。移動の方向はカードごとに変えることができます。逆進しても構いません。

この戦車の移動を終えたら、使用したカードを全てひっくり返します。従ってこれらのカードは伏せた状態になります。それぞれのラウンドにおいて、一枚のカードは一乗の戦車に対してしか使えないのです。

そして移動順が次に来る戦車のプレイヤーがそれを動かし、同様に続けていきます。

それぞれの戦車には走行カードを最低でも一枚ずつ割り振らないといけません。従って、三乗目の戦車のために少なくとも一枚は残しておく必要があります。動かしたくないまたは動かせない戦車があった場合は、カードを一枚裏返さなければいけないのです。このときプレイヤーは、カードに示された歩数を全て使い切るか、あるいは一切使わないか、どちらかを選ばなければいけません。歩数を部分的にのみ消費するということはできないのです。ラウンド中に使用しなかったカードは捨て札になります。

次のラウンド

全員が自分の戦車三乗を移動させたらラウンドは終了となり、次のラウンドが始まります。プレイヤーはそれぞれ自分のカードを全て表に戻して、自分の前に一列に並べます。移動はやはり首位の戦車から始めます。

ゲームの終了

全てのプレイヤーの目的は、自分の戦車三乗を競走路上で時計回りに走らせて一周させた後、ゲーム盤中央にある明色で示されたゴール位置、そのうちの三つのマスにそれぞれを乗せることです。

ゴールのマスには、薄いほうの境界線からしか進入できません。戦車がゴール位置のうちのいずれかのマスに到達したら、残っている歩数は廃棄され、そしてその戦車はそれ以上動けなくなります。以降のラウンドでは、この戦車にはカードを割り振りません。

自分の三乗の戦車全てを最初にゴール位置に乗せたプレイヤーが、ゲームに勝利します。他のプレイヤーは、ゴール位置が全て埋まるまで続けても構いません。そしてゲームは終了となります。

別の競走方法

複数のカードを使ったときであっても戦車の移動は途切れなく一直線でなければならない、という要求を容れると、ゲームは更に難しいものになります。二枚のカードの間で移動方向を変えたい場合は、カードを一枚余計に捨て札にしなければいけません。曲線上での移動は遅くなり、歩数の大きいカードは直線でしか役に立たなくなるでしょう。

6の数字カードをゲームに加えることもできます。ゲームはより速く動くようになり、そして慎重な考慮を要する新しい戦術的可能性が存在するようになります。

六枚の走行カードを使って、新しいルールを導入することができます。各戦車には走行カードをちょうど二枚ずつ割り当てなければいけない、というものです。こうなると戦車の速度はより一定し、そして後ろに下がった戦車が追いつくのは更に厳しくなります。

古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im alten Rom / 商人 Mercator

| 21:37

©Reiner Knizia, 2002

This is an excerpt from "Neue Spiele im alten Rom - Japanese Edition (ISBN4-9901416-0-1)" published by us (Late Toccobushi Game Club / SAWADA Taiju) under the license of Dr. Reiner Knizia.

3〜7人用/20分

帝政初期に、ローマの貿易は絶頂期を迎えました。様々な商品をローマに供するため、貨物船が地中海貿易港の間を疾走しました。

「商人」において、プレイヤーはそれぞれ商船の船長に扮します。商品を船に積み込むために、全ての船がとある港で一堂に会したのです。カードはシャッフルして、商品を表すのに使います。毎ラウンド、いくつかの商品が売りに出されます。それぞれのプレイヤーは最高の商品を最も有利な価格で手に入れようと試みます。最大の収益は、最も値打ちのある貨物を本国へ持ち帰った船の得るところとなります。

用具

ゲーム盤は必須ではありません。ですが0から59までの数字が打たれたゲーム盤を使えば、うつろいゆく状況の概観を得やすくなるでしょう。「近衛兵」のゲーム盤上部がこの目的に適しています。

加えて五色それぞれ1〜10のカードが必要です。カードは商品を表します(カードに描かれた人間が商品だと勘違いしないようにしてください)。また、各プレイヤーにはそれぞれ異なった色のポーンが一つずつ必要になります。最後に、チップも使用します。

準備

ゲーム盤を広げます。全てのプレイヤーは自分のポーンをゲーム盤の隅の0のマスに置きます。各プレイヤーは初期資本金としてチップを50点分ずつ受け取りますが、ゲーム中自分の資金の量は隠しておきます。誰から始めるか決めます。

50枚のカード全てをシャッフルします。ですがこのうち使うのは一部のカードだけで、その枚数はゲーム人数によって決まります。次の表に、ゲーム開始時に山札としてゲーム盤の脇に伏せて積むカードの枚数が示されています。残りのカードは全てゲームから取り除きます。

プレイヤー:3/4/5/6/7

カード枚数:24/32/40/45/50

ゲームの流れ

各プレイヤーは時計回りに手番を行っていきます。手番のプレイヤーは最初に山札から一枚めくります。もし望むなら二枚目を、更には三枚目でも、めくることができます。めくったカードは現時点で市場に出ている商品であり、ここでこれらのカードは一組になって競りにかけられます。めくられた全てのカードは一緒に競られます。ひとまとまりのうち一部だけを買うということは不可能です。競りが終わったら、次のプレイヤーが次の組をめくって、この手順を繰り返します。

カードの競り

それぞれのプレイヤーは、売りに出された商品に対してどれだけの値を付けるか決め、決めただけのチップを拳に握ります。拳の中に何も入れなくても構いません。

全員の準備ができたら、全てのプレイヤーは拳を同時に開き、各自の競り値を宣言します。最も高い競り値を付けたプレイヤーが、競りの対象であるめくられたカードを受け取り、競り値相当のチップを銀行に支払います。カードを表にして自分の前に広げることにより、商品を自分の船に積み込んだことを示します。最後に、カードの値を合計して、値のぶんだけ自分のポーンを前進させます。

二人以上のプレイヤーが同じ価格で最高値を付けていた場合、手番プレイヤーの左から時計回りに優先権があります。カードをめくったプレイヤーは末席として扱われ、このような状況では常に負けます。

全てのプレイヤーが拳に何も握らないことを選んだ場合、これは明らかに誰もその商品に興味を持っていないということです。カードは裏返され、ゲームから取り除かれます。

船の積載量

ゲームの中で、プレイヤーはたくさんのカードを集め、船にはそれらの商品が積載されるでしょう。ポーンは商品を集めるたびに、積荷の合計価値を常に示しながら、ゲーム盤上を先へと進みます。これはゲーム進行の良い目安になります。

船には商品六品ぶんの積載量があります。誰も六枚をこえてカードを所有することはできません。いったん取得した商品を返却することはできません。競りに出ている一揃いの商品を獲得すると上限を超えてしまうというプレイヤーは、その競りには参加できません。

カードをめくるときは、少なくとも誰か一人が競りに参加できるような枚数しかめくれません。

六枚のカードで船が満杯になったプレイヤーは、そこから先のゲームには参加できません。新たな商品をめくることも、競りに加わることもできなくなります。

競りの終了

一人を除く全プレイヤーの船が満杯になったら、残った一人は必ず、自分の船を満杯にするだけのカードを山札から引いていき、これを無料で獲得します。新たに引いてきた商品のいずれについても、これを拒否することはできません。これで競りは終了となります。

まだ何人かの船が満杯になっていないという場合でも、山札が尽きたら競りはやはり終わりになります。この状況に対処するために、プレイヤーは山札の残り枚数を数えることができます。

貨物の売却

競り終了時において、ゲーム盤上のポーンの位置は、各船の貨物の最終的な価値を示しています。最も価値ある船荷を持ったプレイヤーは、ローマで自分の商品を売却してチップを一番多く受け取ります。二番目のプレイヤーはそれより少ないチップを受け取り、以下同様に続いていきます。下の表に、支払われる額の詳細があります。貨物の価値はプレイヤーの人数によって変わることに注意してください。

同点の場合は、チップを足し合わせて、同点になっているプレイヤー全員で等分します。

プレイヤー人数/3/4/5/6/7

1位/30/30/40/50/60

2位/15/20/30/40/50

3位/- /10/20/30/40

4位/- /- /10/20/30

5位/- /- /- /10/20

6位/- /- /- /- /10

ゲームの終了

全ての貨物を売却したら、ゲームは終了します。最も裕福な商人の勝利となります。

シリーズ

何ゲームか連続して行い、ゲームごとにチップを全部合計していくということもできます。終了時に最も裕福だったプレイヤーの勝利となります。

色ボーナス

同意の上で、六枚のカードの中に五色全てが含まれていた場合、積んだ船荷の価値は十点だけ追加されるとしても構いません。消費者は幅広い商品を扱う商人を好むものです。

公開競り

特にプレイヤー人数の多い場合は、声で値付けを行う競りにするのもよいでしょう。「他にいらっしゃいませんか、他にいらっしゃいませんか」というように。最高値を宣言したプレイヤーが品物を受け取るのです。こうすると全く異なったゲームになります。趣が異なりますので、好みのルールを選んでください。

古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im alten Rom / 近衛兵 Die Praetorianer

| 21:35

©Reiner Knizia, 2002

This is an excerpt from "Neue Spiele im alten Rom - Japanese Edition (ISBN4-9901416-0-1)" published by us (Late Toccobushi Game Club / SAWADA Taiju) under the license of Dr. Reiner Knizia.

2-4人用/10分

ある時、皇帝個人の護衛のため、近衛兵が組織されました。政治の中心に近い近衛兵は、政治事件において重要な要因となりました。とりわけ危機の時代においては、近衛兵は皇帝の打倒および擁立に関して、決定的な役割を果たしました。3世紀の動乱において、ローマは28人の軍人皇帝を見ることになりましたが、そのうち自然死を迎えたのはわずか一人でした。

このゲームでは、軍人皇帝時代における権力闘争を扱います。カードは対立する二陣営の影響力ある近衛兵および指揮官を表します。プレイヤーは何枚かカードを引きます。目的は、可能な限り多くの組み合わせを集めて、時機を逸することなく軍団を支配することです。力に飢えたプレイヤーが拡大に走りすぎ、二陣営の間に入り込んでしまうと、影響力は瞬時に消えてしまうでしょう。新たな皇帝になるのは誰でしょうか?

用具

ゲーム盤に加えて、五色それぞれ1から10の数字カードを使用します。また、赤、紫、青、緑の旗印カードも一枚ずつ必要です。さらに、各プレイヤーそれぞれに一つずつ色つきのポーンが必要になります。

準備

ゲーム盤を各プレイヤーの間に広げます。0から99まで数字が打たれたマスが示されています。手番の順を決めてください。最初のプレイヤーは自分のポーンを0のマスに、二人目は3に、三人目は6に、四人目は9のマスに置きます。これが近衛兵の支持を巡る争いにおける、各プレイヤーの開始位置になります。次の皇帝になるためには、九十九番目のマスに到達しなければいけません。

全ての数字カードをシャッフルし、ゲーム盤の側に裏を向けて撒き散らします。赤と紫のカードが一陣営に属し、青と緑のカードがもう片方の陣営を組んでいます。黄色のカードは中立です。

対立する両陣営に属する色の組み合わせがすぐ思い出せるように、赤と紫の旗印カードを盤の一端に置き、青と緑の旗印カードを反対の端に置きます。旗印カードは他には意味を持ちません。

ゲームの流れ

手番を順繰りに進めていきます。手番のプレイヤーはカードを一枚一枚めくっていき、自分の前に表にして置きます。

一つの陣営および中立のカードのみをめくっている限りは、手番プレイヤーは好きなときに自分の手番を終えて、めくったカードの価値を確保することができます。あるいは続行してさらにカードをめくっても構いません。

両方の陣営のカードをめくってしまったら、両陣営の板挟みになり、手ぶらで去る羽目になります。

手番ごとの得点計算

プレイヤーは手番を終えた時に、一つの陣営および(あるいは)中立のカードだけを持っているのであれば、めくったカードの数字を全て足し合わせ、その数字だけ自分のポーンを進めます。この場合プレイヤーは近衛兵と指揮官を何人か、首尾良く説得して自分の側に引き入れたことになります。

両方の陣営のカードをめくってしまった瞬間に、プレイヤーは近衛兵の対立の渦中に立たされてしまい、影響力を失います。手番は即座に終了してしまい、ポーンを進めることはできません。

いずれの場合も、めくったカードは脇に退け、裏にして、捨て札の山にします。そして、次のプレイヤーが自らの運を試す番になります。

特別得点

既にめくられたものと値が一致するカードを、同じ手番中にめくった場合、直ちにそのカードの値だけ自分の駒を進めることができます。カードの陣営は考慮しません。この得点は、手番がどのような形で終了するかに関らず受け取れます。値の一致した二枚のうち後にめくったほうのカードは、即座に捨て札にします。その後、手番を通常通りに続行します。

ゲームの終了

誰か一人が99点目のマスに到達あるいは通過したら、その時点でゲームは終了します。このプレイヤーが勝利し、新しいローマ皇帝になります。

ゲームが終わるより前に全てのカードをめくってしまった場合、捨て札をシャッフルしてもう一度まき散らし、ゲームを続行します。

12マス後退

12を五枚入れることによって、ゲームに別種のひねりを加えることができます。12は全て中立のカードです。12をめくったプレイヤーは、これを自分で持っておくことはできず、その代わり、これを直ちに他のプレイヤーに渡さなければいけません。渡されたプレイヤーは自分のポーンを12マス戻します。その後で、12のカードは捨て札になります。

古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im alten Rom / 帝国 Imperium

| 21:28

©Reiner Knizia, 2002

This is an excerpt from "Neue Spiele im alten Rom - Japanese Edition (ISBN4-9901416-0-1)" published by us (Late Toccobushi Game Club / SAWADA Taiju) under the license of Dr. Reiner Knizia.

2-5人用/10分

西暦100年、トラヤヌス帝のもとローマ帝国の拡大は最高潮に達しました。帝国はブリタニアからエジプトスペインからメソポタミアにまで及びました。ローマはその隆盛を極めていたのです。

「帝国」は、ローマ帝国の成り立ちをもう一度我々に見せてくれます。ラウンドごとに、プレイヤーは帝国の各地域にマーカーを配分していきます。毎ラウンド一地域の支配権が決定されます。長期間の発展をなおざりにすることなく、正しい時期に最大の影響力を発揮することが肝要です。

用具

ゲーム盤に加えて、各プレイヤーにそれぞれ一色ずつ、1から9の数字カードと二枚の旗印カード、ポーン一つとチップ14枚が必要です。チップは色が塗られた裏側をマーカーとして使用し、金銭的な役割は持ちません。

準備

ゲーム盤を広げます。ゲーム盤には九つの地域に分けられたローマ帝国が示されていて、各地域には1から9までの番号が割り振られています。また、0から30までの数字が振られた得点表もあります。

プレイヤーはそれぞれ自分のポーンを得点トラック上の0の場所に置き、各自のマーカー14枚を手元に置きます。全員、自分の色の1から9までの数字カード及び旗印カード二枚によって構成される手札を受け取ります。これでゲームを始められます。

ゲームの流れ

ゲームは八ラウンドに渡って行われます。各ラウンドはそれぞれ三つに区切られます。

最初に、各プレイヤーがそれぞれ三つの地域を選びます。続いて、選んだ地域それぞれにマーカーを置きます。最後に、一地域の支配権が解決され、それに従って得点が分配されます。

プレイヤーの得点は得点表に示されます。終了時点で最も多くの得点を獲得していたプレイヤーがゲームに勝利します。

1. カード選択

各ラウンドの開始時に、全プレイヤーは一斉に三つずつ地域を選びます。一人のプレイヤーが一ラウンドに同じ地域を二度以上選ぶこともできます。

地域の選択は、それぞれのプレイヤーが、選んだ地域に対応する数字の書かれたカードを取り、各自の前に伏せて出すことで行います。

同一ラウンドに一つのエリアを三回選びたいというプレイヤーは、対応する地域のカードと一緒に旗印カード二枚を出す必要があります。あるひとつの地域を一回と別のもうひとつの地域を二回選びたいというプレイヤーは、旗印カードを一枚、どちらの地域に用いるのか明解に示せるような形で、使用する必要があります。

全員が過不足無く三枚ずつカードを出したら、カードを一斉に公開します。

2. マーカーの配置

全員が出した三枚のカードを開いたら、対応する地域に各自のマーカーを置きます。プレイヤーはそれぞれ順番に、自分のマーカーを三つ取って選んだ地域に置きます。全員が状況を把握できるように、マーカーを置くときにそれぞれの数字を宣言してください。マーカーが足りなくなったプレイヤーは、選んだ地域に全てにはマーカーを置けなくなります。後になってマーカーを余計に手に入れたとしても、置き損ねた地域に埋め合わせを行うことはできません。

3.一地域の解決

全プレイヤーがマーカーを盤上に置いたら、ラウンド数に対応する地域の支配権が解決されます。つまり、第一ラウンドの終了時には第1地域が解決され、第二ラウンド終了時には第2地域が、となっていきます。但し、第8地域と第9地域は両方とも最終(第八)ラウンドに解決します。

解決する地域に置かれたマーカーの数を数えます。最も多くマーカーを置いていたプレイヤーが、地域の番号と同じだけの得点を獲得します。このプレイヤーのポーンを相当数進めて得点を表示してください。二番目に多い数のマーカーを当の地域に置いていたプレイヤーは、この地域に書かれた二番目の数字と同じだけの得点を獲得し、三番目のプレイヤーは三番目の数字と同じ得点、以下同様に処理します。

地域に書かれた数字に対応した得点を全て授与し終わってしまったら、残りのプレイヤーは得点無しということになります。ここで重要な決まりがあります。地域の解決時に、最弱のプレイヤーには得点が全く与えられません。地域内に全てのプレイヤーが存在していた場合は、マーカーの数が最も少ないプレイヤーが最弱です。一方、地域内に存在していないプレイヤーがいた場合は、そのプレイヤーが最弱となります。

同点の場合、同じ数のマーカーを置いていたプレイヤーが二人の場合は、双方が一段下の数字を得点します。とりわけ、弱いプレイヤーの間で同点が発生した場合は、両方とも一点も貰えないという事になってしまいます。

三人以上が同点になった場合、そのグループ内で属しうる最も低い順位の得点を受け取ります。

地域が解決されたら、全てのプレイヤーはその解決された地域から自分のマーカーを取り戻します。これでラウンドは終了となります。各自が出したカードは全て手札に戻します。そして次のラウンドが始まります。

ゲーム終了と勝利条件

八ラウンドを行い、全ての地域の解決が行われたら、終了となります。得点表のポーンを最も先まで進めたプレイヤーがゲームに勝利し、ローマ皇帝となります。

30点ゲーム

ふつう、ゲームの勝者の得点は30点をだいぶ下回ります。変形ルールとして、誰かが最初に30点を獲得し勝利するまで、ゲームを続けるようにすることも可能です。

この場合、ゲームは八ラウンド以上続くことになります。従って、第八ラウンドでは第8地域のみ考慮し、そのあと第九ラウンドで第9地域の得点が与えられます。それが終わったら、また一から繰り返します。但し、第十ラウンドでは第1地域と第2地域を両方解決します。第十一ラウンドでは第3地域を、第十二ラウンドでは第4地域を、以下同様に解決していきます。

こうなると、第七、第八、第九ラウンドでは、支配権獲得のために小さい地域を再び考慮に入れることになります。しぜん、中くらいの地域がすぐその後に魅力的になってきます。しかるに、ここで新たなリスクと緊張感がプレイヤーに突きつけられます。ゲームが終わるのはいつなのでしょうか、そして得点処理がなされないまま残ってしまうのはどの地域なのでしょうか?