花の写真

とげまる

とげまる

昨日、寺山修司の「少女詩集」の中の作品は、かわいくてロマンチックなんだけど「毒」がしのばせてあるんだわ・・・ということを書きました。今更私などがしみじみ語るまでもないことなんですが。で、同じことを私はスピッツにも感じるんですよ。スピッツというか、マサムネくんの作る曲の一部ってことですが。それが(「毒」ね)、スピッツの重要な魅力のひとつでもであろう、と。ただし、毒なしの曲もあるので、全部がそうだとは言いませんが。毒が入っていないなら入っていないで、澄み切った湧き水か、明るい草原の輝きか、ってぐらい(たとえがイマイチ?笑)の、翳りのない世界が開けています。というわけで、この「花の写真」も毒なしです。とてもけなげで、清い世界です。
ところで、昨日私は花の種まきをしました。「被災地に花を送ろう(贈ろう)」ということを頑張っている人が身近にいて、そのお手伝いを微力ながら、ってことで。小さな苗を届けるんだそうです。なんとか丈夫な立派な苗にして届けたいと思ってます。なんとかこれを、と私は昨日ひとりでだいぶ念入りに種まきをしたんですよ・・・、ほんとに。知らない誰かが、この苗を受け取り、お世話してくれるんだろうか、そうしたらその誰かは「葉っぱが増えた」とか「つぼみがついた」とか、喜んだり楽しみにしてくれるんだよね、たぶん・・・。だから、キミ、頑張れ、絶対に芽を出せよ〜・・・と種に念を込めました。
マサムネくんの歌の中では花の写真を送るみたいだけど、私は花苗を。大事な君に届きますように。