続・もらとりあむ党

アラサーOLのいろいろ。デザイン、旅、、エトセトラ。

インタラクティブアート展に行ってきた

梅雨明け1日目の今日。
朝から夏バテ気味で、ちょっと外を歩くのもだるいような日でしたが、
そんな中、銀座までお出かけ。

ポーラ美術館アネックスで開催している、

松尾高弘 インタラクティブアート展 -LIGHT EMOTION-

に行ってきました!!

大きな作品が2つ展示されていました。
お気に入りの一つをjikuを引用しながらご紹介します。


「White Rain」

「暗がりの室内に入ると、無数の光の“粒”が雨のように天井から降り注いでくる。ピアノの単音がランダムに鳴り響き、鑑賞者が“光の雨”のなかに進むと、降り注ぐ光がその周りだけ強くなり、音の強さや間隔が変化する。

仕組みは、LEDを縦に配列した照明28本と、その光を反射させるための透明なアクリルポール50本を、天井から吊り下げている。LED照明は、カラーキネティクス・ジャパンと共同でデバイスを開発。長さ2m50cmの透明アクリルバーに白色のチップLEDが収まっており、全LEDを1灯ずつ制御することができるという。」

こんな感じ。

▲「 White Rain」 Photos by Nacasa & Partners, Photos provided by Color Kinetics Japan


こういったインタラクティブな芸術作品には触れたことがなかったので、貴重な体験になりました。
作品の中に自らが入りこんで、作品と相互作用し合う関係。
なんだかとっても不思議な感覚です。

これまでアートは、鑑賞する対象として見られてきました。
自分自身が積極的に作品に関わることなんて考えられるはずもなく、
というより、それ以前に「作品にはお手を触れないでください」というのが一般的だと思います。

その観念を根本的にくつがえすのが、インタラクティブアートなのかなと。


インタラクティブアートって鑑賞の仕方にも実はバリエーションがあって、
「自分自身が、積極的に作品と関わるアートの楽しみ方」
それだけでなく、
「自分自身と他者といった複数の人間とアートとの関わり方を肌で感じたり、比較する楽しみ方」
などがあげられると思います。

でも、それだけでなく、
「一歩引いて、他者がアートと関わっている姿や様子を第三者的に鑑賞する」
方法もあるのだと思います。
そして、私はこれが一番好きだなと感じました。

たしかに、結局のところインタラクティブではなくただ鑑賞するのが良いのかと捉えることもできるでしょう。

しかし、アートの関わり方は人それぞれで、
ちょっと触れてみる人もいれば、ずかずかと歩き回って触りまくって反応を楽しんでいる人もいれば…と多様多種、まさに十人十色でとっても面白いんです。

つまり、インタラクティブアートを鑑賞することは、
人間観察ができる、というわけです。
これが意外に面白い。

さらにそれぞれの人の動き方によって、アート自体の反応も違う。
なかなか奥深いですな。

というわけで人間観察しに展覧会行っちゃいそうですw