尼崎市で石井前理事長が講演しました

9月28日(土)、尼崎市の改正中国残留邦人支援法施行5周年、「中国残留日本人への理解を深める集い」で、石井小夜子前理事長が講演しました。
まず、元「中国残留婦人」の奥山イク子さんが自らの体験を話されました。国によって翻弄されたご自身の体験、そして二度と「中国残留邦人」を生み出さないように、決して戦争を起こさないように、そして最後に憲法9条を「改正」してはいけないと力強く言われたことが心に残りました。
続いて、グループ「天の風」の歌と楽器演奏を楽しみました。馬頭琴に合わせてお2人の歌モンゴル族の歌唱法のホーミーでの歌を聴きました。
その後、石井前理事長が「中国残留婦人問題と女性の人権」というテーマで話しました。
集いの終了後、支援策が実施されて支援相談員や通訳として活躍している二世の方たちとの交流の場を作ってくださいました。「残留孤児」の性別により、二世の国籍が左右されるという、いまだに男女差別が残っている実態が不当だという意見等が出されました。また、中国籍二世の在留期間更新時に在留期間を短くされるケースが出てきていることを報告し、今後注視していくことを確認しました。

その後会場をかえて、兵庫のいくつかの市や大阪で役割を担っている二世や地域の支援者の方々も来てくださり、楽しい交流会を催してくださいました。おひとりおひとりが帰国者問題への向き合い方やご自身の意見をしっかりと話され、関西の元気をいっぱいもらって帰ってきました。
これを機に、また関西の方々と交流ができればと思います。
尼崎のみなさまに感謝、感謝。