ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

きこりの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2004/07/05 (月) 竹村健一式矮小化シニカリズム

今では恥かしい出来。

[] 曽我さん一家、9日にもジャカルタで再会

http://www.asahi.com/politics/update/0705/002.html

とにかく一家が再会出来る事になって良かった。だが、参院選直前という日程を見れば、選挙にトコトン利用しようとする自民党のエグさが目に付いてしょうがない。それにこの問題は、家族が一緒になれて良かった良かったで済むもんじゃ到底無い。最終目的は当然日本への永住帰国であり、曽我さんも望んでいる。だが、小泉政権にそれに向けた緊張感というものをまるで感じられない。朝鮮戦争時に米軍を脱走したと言われているジェンキンス氏はともかく(この人の訴追問題に対しては楽観している)、北朝鮮で生まれ、主体思想を叩き込まれて生きてきた娘さん二人をどう説得するのか。北朝鮮の恐怖からいかに曽我さんを守るのか、その計画は練っているのか。最悪の場合は、強硬手段で曽我さんの再拉致が行われる可能性も否定出来ない。そういう事態になり、北朝鮮が「曽我さんは自分の意志で北朝鮮に帰る事を決めた」と一方的に告げれば日本政府はろくに抗議もせず、そこで拉致問題を打ち切るのではないか。そんな疑いすら持ってしまう。

追記:今見ているTVのニュースでも、同じ懸念を蓮池透さんが表明している。

 

[] 竹村健一の「拉致問題は小事」論。

最近、フジTV「報道2001」でコメンテーターを務める竹村健一が言い出し、ネットでもその発言に同意するものが多い。発言者本人は必死で「拉致問題がどうでもいい、だなんて言っているわけじゃないよ」と強調するが、どう言い繕っても「北朝鮮がミサイルを落とすかもしれないんだから、国交正常化して経済援助してあげたら?」という論旨に違いない。以前にも「北朝鮮の核は”理”の問題だが、拉致問題は”情”の問題だ」とも言っていた。要は「国家の存亡がかかっている時に、拉致被害者家族の”矮小な”事件ばかりを追求するな」と言っているに等しい。馬鹿を言うな。この拉致問題にこそ国家の存亡、日本政治の堕落が全て凝縮されているではないか。百歩譲って拉致問題が小事だとしても、その解決がいつまでも出来ないようでは北の核問題、北東アジアの平和だなんてお笑い草だ。

 

ますもと照明候補が演説を始める際には必ず「何故、ただの犯罪被害者家族である自分達が自ら救出運動の為に日本全国を走り回り、政治活動を行わなければならないのか」という心からの叫びを発している。それは本来、政治家の仕事ではないのか、自分達だけではなく国民をも裏切ろうとしている現在の日本政治は何かが狂っているのではないか、という怒りがヒシヒシと伝わってくる。その想いは、たまたま通りがかった多くの人々の足を止め、候補との熱い握手を巻き起こしている。

 

昨日絡んできた共産・社民大好きオールド・マルクスボーイは論外としても、拉致問題で苦しむ人間を冷笑し、己こそが国家の大局観を持っているんだという思い込みは勘違いも甚だしい。まず同胞を救う為に動け。少なくとも、会った事も無い”悲惨な”イラク人の為に反米活動を叫ぶよりもよっぽど為になるだろう。

 

そう言えば、竹村の「拉致問題は”情”の問題」という発言に対して、西村眞悟と小林よしのりの反論が面白かった事を記憶している。西村は「国家という、社会共同体を形成するにおいて”情”を決して無視してはならないんだ。これを忘れた共同体は崩壊する」と言い、小林は「拉致問題で家族が主張している事にこそ、国家を成り立たせている”理”があるんだ」と述べた。表現は違うけれども、言いたい事は共通しているのではないか。小林よしのりが拉致問題について具体的に語ったのはこれが唯一だったと思う(「戦争論」以降では唯一まともな事を言った)。今では、左翼陣営に引き込まれて、あのインリンとかいうエロテロリスト?のサイトでは罵倒の対象から外され、代わりにその座を西村に譲ったようだけど(笑)。昔、こんなイベント*1に関わった事もあるが、やっぱりあの時に二人がガチンコでバチバチ戦う質問をもっとぶつけた方が良かったんじゃないかなぁ、と思ったものだけど、今でもその考えは正しかったと確信している。

 

とこんな感じの日記を書いていますが、昨日から始まった新シリーズの「マリみて」を見逃してヒジョーに悔しく思っております。でも「プリキュア」はちゃんと観てました。ギャハ(金城武風に)

*1http://www.nj-tokyo.net/ivent_tex/17.swf 最初で最後のフラッシュムービー。今ではもうソフトの使い方も覚えていない。